GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

リラックス

2007-05-30 02:51:05 | 天気
後一週間ほど踏ん張ればどうせ暇になるだろうし、それから今後の身の振り方でもじっくり考えて・・・などと思っていたところ、朝から軍服を着た客がやって来て納期の催促です。「明日の便で日本から発送すると今メールが届いたところです。通関手続きに手間取らなければ来週には必ず納品できます」と安心させようと思って答えたのですが、「通関手続きに一ヶ月掛かったら俺は首を括らにゃならんのだよ」と押しの利いた声で脅かされました。

考えてみれば、金曜日からはNも居ないわけだし、土曜日からは自分も北部へ出張するわけで、機器の引取り手続きをする人間が居ません。しかも来週は中部へも行くことになりました。今までもスタッフのご機嫌を損ねて一度に辞められ、途方に暮れたことも何度かあったわけですが、その頃は今と違ってまだ仕事が暇だったので何とか切り抜けることが出来ました。今回は少々事情が異なります。誰かに手伝いを頼むとしても仕事を教える時間もありません。

それでも、やはり留守番くらいは置かないと拙いわけで、ここまで押し詰まってしまえば誰かに頼むしかありません。ロアンさんに電話をしてみました。「人の問題は私も頭が痛いのよ・・・」とのことですが、直ぐに店のスタッフに声を掛けてくれ、その内の一人から電話が来ました。「週三日、午前中なら働けます」。早速、夕方の雨の中を1区までバイクで駆け付けました。気付きませんでしたが、相手は僕のことを知ってるようでした。日本語も多少は喋れるし、金曜日から来てもらうことにしました。

それでやや気分が軽くなったからか、どっと疲れを感じてしまいました。家に帰って早めに寝ることにしよう、とその場を後にしたものの、やはりロアンさんに会ってお礼の一言でも、と気付き、店まで足を伸ばしました。すると「そうだ、ついでに店で1時間ばかり足マッサージでも受けることにしよう。渋滞する時間に帰る必要もないし」。ところが、生憎財布の中は数万ドンしか残っていません。お礼を言いに行ったのに「後払い」を頼むというのでは、面の皮の厚い僕でも流石にそこまではできません。

足マッサージを諦め、それよりもこんな雨の日はサウナだなーとも思いましたが、勿論その予算はないわけで、可能なのは15Kドンのシャンプー&顔マッサージだけ。雨の日の冷水シャンプーでは心地良さも半減ですが、リラックスできるひとときです。特に眼の回りをマッサージされる時が気持ち良く、日本の老人ホームや介護施設を巡回する「シャンプー&顔マッサージ」業を開業すれば商売繁盛間違いなし、と思えて来ます。7時を過ぎるとこの店は閉まってしまいますが、きょうはどうにか間に合い、最後の客でした。

隣に長屋があり、下町そのものの地区です。近所のオバサン達の派手な口論が聞こえてました。耳を凝らしてもまったく聞き取れません。分かるのは「ドゥーマ」と罵る声だけです。もっともこういう場合、お互いに相手の言うことなど聞く耳を持たないでわめき続けてるだけですから聞き取る必要もないようです。シャンプーが終わると、やはり濡れた髪で身体も冷えました。いつもはノースリーブで胸の谷間を見せているDIEMさんも、きょうはポロシャツを着ていました。