この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

八方コブキャンプ

2012-04-09 23:55:22 | スキーの話題一般

先週末は八方尾根スキー場にてコブキャンプを開催しました。もともとは気の置けないスキー仲間と八海山にて開催したかったのですが、僕自身が受験生だったこともあり結局一回も八海山に行けず、代わりに八方にて開催したのでした。

一日目はあいにくのガスまじりの天気。しかし4月とは思えない気温の低さでバーンコンディションは良好。夜には仲間達と楽しい宴会。二日目は気持ちのよい無風ピーカン快晴のもとでエンジョイスキー。これらすべてが、スキーをやっていてよかったと思える時間の結晶。楽しい仲間達と八方の自然に対して、心の底から有難うと言いたいと思います。



(八方尾根スキー場から見る素晴らしい白馬三山)



今回のキャンプでは仲間と楽しく滑ることに加えて、僕自身はテーマを二つ持って行きました。ひとつは、ロング板のサイドエッジ角度を87度に鋭くしてみること。もうひとつは、コブ斜面の一気滑りに挑戦することでした。

これまで取り組んできた指導員検定では、求められる「型」を表現するために「ずらす技術」がとても重要でした。今年の正指合格で、指導員系の検定は全てクリアしたので、今後は「走らせる技術」に方向性を戻して行きたいと考えています。僕が今履いているオガサカ板はずらし性能に関してはよいのですが、走りの方向性に関しては少し足りない感じがしていました。そこでエッジ角度を鋭くすることによって縦方向への推進要素を増してみようと思ったわけです。

これまでは板の横方向をずらしによって自分からターン方向を微調整してしまっていたと思います。それがエッジのシャープ化によって板の進みたい方向がよく実感できるようになりました。エッジを調整することによって、板自身が持つターン性能が明確に感じられるようになりました。

その結果、板の性能を活かすポジションに自分を合わせるという順序に変わりました。そうすると板の走り性能が引き出せる感覚がありました。オガサカ板はクルマに例えるといわばマニュアル車であり、自分自身の脚の伸展によって板のたわみ性能を調節できる板です。それを、エッジ角をシビアにすることによってオートマチック車の方向性=板の持つ性能に沿ってターン弧を描いて行く要素が強まった、ということになると思います。

さて、今回のキャンプで二番目の目標。それは「コブ斜面一気滑り」。兎平と黒菱のコブ斜面を、真上から真下までノンストップかつノーミスで一気に滑り降りることです。リッチー・ベルガーがそれをやっているのを見て、いつか自分もやってみたいとずっと夢見てきました。これまで何度も跳ね返されてきたこのコブ急斜面を征服することが僕のスキー人生の最大目標の一つになっています。今オフシーズンにフィジカル面を鍛え上げてきたのも、これを達成したかったというのも原動力のひとつでした。

一日目の午後、早速兎平のコブ斜面に挑戦してみました。雪質が柔らかかったということもありましたが、一回目の挑戦で実にあっけなく目標達成!

自信を持って二日目はいよいよ黒菱に挑戦。深いのは当然覚悟していましたが、この日の黒菱は硬かったです。深い溝が刻まれているところでは鍛え上げてきたターンテクニックが活かせないまま破綻の連続。前日滑りすぎによる筋肉疲労もあり、コブ斜面でリカバーできずに前転してしまうような転倒もあり完全に敗北orz  「まだまだヘタクソだな。顔を洗ってまた出直してこい」という声が斜面から聞こえて来た気がしました。

そんな感じで、楽しくもほろ苦い八方キャンプが終わりました。


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2 コメント

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Unknown (HT)
2012-04-10 21:52:26
おうおう、今週末楽しみっすね!

時間があったら黒菱一気滑り、再チャレンジしたいな~
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いいなぁ~*3 (FJ)
2012-04-10 14:25:12
羨ましいっす~w
今週末も責めますよぉ~d(^_^o)
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