この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

春のサル志賀

2012-04-23 21:19:48 | スキーの話題一般

先週末はサル志賀に参加してきました。今回のサル志賀はなんと! あのプリンスホテル志賀に初宿泊です! 一生のうちに一度は泊まってみたかったリッチホテル!!w



春価格ということでお得な上に、焼額山第2クワッドを利用したアーリーモーニング滑りも目の前という好条件!

…でしたが日曜の朝は強風で第2クワッド動きませんでした!(T▽T)

まぁ、到着した土曜の朝に滑りましたけどね。バーンは硬かったですけど楽しめました。

さて、今回のサル志賀では、今シーズン取り組んできた滑りの発見ポイントを再確認する機会としました。特に、整地(ナチュラルバーン)の大回りおよび小回りでは低いポジションから次の外足に荷重して行くタイミングとかポジショニングおよび前後差の重要性、不整地小回りではコブを乗り越える際の低いポジションのまま我慢することの重要性など、今シーズンの集大成というべき事項をビデオ撮りしながら確認しました。

一緒に滑ったサル仲間にも僕の今シーズンのテーマとか発見について余すところなく話をしました。僕も現在進化中なので、うまく説明できたりできなかったり。その重要性を分かってもらえたりもらえなかったりしましたが、人に話すことで自分の考えが整理される面もありました。そして、自分が話したことで、その人の滑りががらっと進化するのを目の当たりにしたのは、自分のメソッドの確からしさを確信した瞬間でもあります。

そんなこんなで、サルでありながら人間らしい志賀キャンプでした。

来週末はいよいよ今シーズン最後のビッグイベント、クラウン検定@かぐらです。厳しいことは覚悟していますが、臆することなく全力でぶつかっていきます!


記念走行距離

2012-04-19 22:54:43 | その他の話題

愛車がぞろ目走行距離に達しましたので記念写真パチリ。



そしてすぐに記念すべき10万キロに達しましたのでパチリw



さすがに10万キロも走行してくるとあちこちダメになってきました。今年に入って直しただけでも、パワーウィンドウ故障(4万)、エキゾースト系フィルター交換(4万)、ドライブシャフトブーツ交換(2万)。

さらに、ラジエター水漏れ(20万もしますので補修剤で自分で直しましたw)。異音がしていたエアコンのコンプレッサー交換に16万、冷却系のサーモスタット不良に4万円という見積もりがディーラーから出ました…(^^;;)

いっそ維持費の安い国産ハイブリッド車に買い換えようかと検討しましたが、冷静に計算するとやはり修理し続けて現行車に乗り続けていた方がお得みたいです。

いや~、クルマってホントお金が掛かりますよね~。スキーに行かなくなったら、クルマ手放しちゃうかもしれませんね。


高瀬慎一ナショデモキャンプ@八方尾根

2012-04-16 22:46:31 | スキーの話題一般


先週末は八方尾根で行われたクラブキャンプに参加してきました。今回のキャンプはクラブ行事の常連となっている高瀬慎一さんを再びお招きしたデモキャンプでした。クラブとして応援してきた高瀬さんが、今シーズンはSAJナショナルデモンストレーターに初認定されました! おめでとうございます!!



(高瀬ナショデモを特製ケーキでお祝い! おめでとうございました!!)


八方の一日目はあいにくの雨。予報どおりではありましたがさすがにテンションも上がらず凹みました。二日目は打って変わって見事なピーカン。春らしいめまぐるしい天気の変化でした。兎平ではモーグル大会も開かれており、上村愛子たんの滑りを初めて生で見ることができました (^^)/



愛子たん(パープルのウエア)と私w


さて、この二日間の高瀬レッスンを通じて、外足主導のポジション確認、フェイスコントロールの意味、ストックワーク、そしてコブの滑り方についてみっちり教わりました。

高瀬さんはナショデモになられて、僭越ながら申し上げさせていただけるなら、昨シーズンよりもさらに滑りが進化されたと思いました。肉体的(=フィジカル的)にもレベルアップされたという実感。語り口にも自信の深みが感じられ、一段高いところに到達されたのだなぁと思いました。

そういう姿を拝見して、僕なんかははるか下のレベルですが、すごいやる気をもらいました。スキーヤーとしてのレベルはまだまだですが、高瀬さんのようなすごいスキーヤーに一歩でも近づきたいな~という意を強くしました。がんばるぞ~!!


八方コブキャンプ

2012-04-09 23:55:22 | スキーの話題一般

先週末は八方尾根スキー場にてコブキャンプを開催しました。もともとは気の置けないスキー仲間と八海山にて開催したかったのですが、僕自身が受験生だったこともあり結局一回も八海山に行けず、代わりに八方にて開催したのでした。

一日目はあいにくのガスまじりの天気。しかし4月とは思えない気温の低さでバーンコンディションは良好。夜には仲間達と楽しい宴会。二日目は気持ちのよい無風ピーカン快晴のもとでエンジョイスキー。これらすべてが、スキーをやっていてよかったと思える時間の結晶。楽しい仲間達と八方の自然に対して、心の底から有難うと言いたいと思います。



(八方尾根スキー場から見る素晴らしい白馬三山)



今回のキャンプでは仲間と楽しく滑ることに加えて、僕自身はテーマを二つ持って行きました。ひとつは、ロング板のサイドエッジ角度を87度に鋭くしてみること。もうひとつは、コブ斜面の一気滑りに挑戦することでした。

これまで取り組んできた指導員検定では、求められる「型」を表現するために「ずらす技術」がとても重要でした。今年の正指合格で、指導員系の検定は全てクリアしたので、今後は「走らせる技術」に方向性を戻して行きたいと考えています。僕が今履いているオガサカ板はずらし性能に関してはよいのですが、走りの方向性に関しては少し足りない感じがしていました。そこでエッジ角度を鋭くすることによって縦方向への推進要素を増してみようと思ったわけです。

これまでは板の横方向をずらしによって自分からターン方向を微調整してしまっていたと思います。それがエッジのシャープ化によって板の進みたい方向がよく実感できるようになりました。エッジを調整することによって、板自身が持つターン性能が明確に感じられるようになりました。

その結果、板の性能を活かすポジションに自分を合わせるという順序に変わりました。そうすると板の走り性能が引き出せる感覚がありました。オガサカ板はクルマに例えるといわばマニュアル車であり、自分自身の脚の伸展によって板のたわみ性能を調節できる板です。それを、エッジ角をシビアにすることによってオートマチック車の方向性=板の持つ性能に沿ってターン弧を描いて行く要素が強まった、ということになると思います。

さて、今回のキャンプで二番目の目標。それは「コブ斜面一気滑り」。兎平と黒菱のコブ斜面を、真上から真下までノンストップかつノーミスで一気に滑り降りることです。リッチー・ベルガーがそれをやっているのを見て、いつか自分もやってみたいとずっと夢見てきました。これまで何度も跳ね返されてきたこのコブ急斜面を征服することが僕のスキー人生の最大目標の一つになっています。今オフシーズンにフィジカル面を鍛え上げてきたのも、これを達成したかったというのも原動力のひとつでした。

一日目の午後、早速兎平のコブ斜面に挑戦してみました。雪質が柔らかかったということもありましたが、一回目の挑戦で実にあっけなく目標達成!

自信を持って二日目はいよいよ黒菱に挑戦。深いのは当然覚悟していましたが、この日の黒菱は硬かったです。深い溝が刻まれているところでは鍛え上げてきたターンテクニックが活かせないまま破綻の連続。前日滑りすぎによる筋肉疲労もあり、コブ斜面でリカバーできずに前転してしまうような転倒もあり完全に敗北orz  「まだまだヘタクソだな。顔を洗ってまた出直してこい」という声が斜面から聞こえて来た気がしました。

そんな感じで、楽しくもほろ苦い八方キャンプが終わりました。


アサマ2000技術選参戦記

2012-04-06 20:52:36 | スキー技術選

 


これまたえらく遅い報告となってしまいましたが、3/20にASAMA2000にて行われた第12回アサマ2000スキー技術選手権大会に参加してきましたので報告します。今回はk2hikoさんと久しぶりに合流。初めて一緒の大会に参戦することになりました。クラブ仲間やツイッター仲間も何人か参加していました。

それでは滑りのまとめを行います。

(1) 大回り(238点/クラス20位/全体43位)
低いポジションでの切り替えではなく、大平キャンプで習った腰高ニュートラルによる切り替えで滑ってみました。しかし点はいまいち伸びず。やはり僕の場合は身体軸方向のストロークを使わないと、ハイスピードの状況では切り替えが苦しい感じがしました。

(2) 小回り(238点/クラス11位/全体30位)
こちらも大平キャンプで習った小回りで滑ってみました。アサマの固いバーンではこの滑り方では後半かなりスピードが出てしまい、落ちるだけであまりしっかり左右に動けなかった気がしました。しかし点数は意外と良かったです。大会後の練習でビデオ撮りしてみると、かなりダイナミックな滑りに見えていましたのでそのあたりが評価されたのかもしれません。

(3) フリー滑走(241点/クラス16位/全体39位)
アサマの斜面は途中に一段平らな棚があるために、ターン構成が難しい感じがしました。リズム変化はギルランデの方が良かったかな~。やはり腰高のポジションは切り替えるのに精一杯で、アグレッシブさを出しにくいと思いました。点数もそこそこ。

総合成績: 717点(マスタークラス16位/46名中、全体47位/128名中)

評判通り上手い人が多くレベルの高い大会でした。総合成績はいまいちでしたが、小回りがまあまあの評価だったことは収穫でした。反面、大回りの方は自分の感覚的にも点数的にも微妙な感じです。やはり自分には低い切り替えの方が合っているのでしょうか。さらに研究を重ねてゆきたいと思います。

ちなみにk2hikoさんはクラス5位、全体順位で飛び賞をゲッツ。クラブ仲間のきんちゃんはマスタークラス優勝、全体でも4位でダブル賞品ゲッツした。おめでとうございました~。


大平成年キャンプ@菅平

2012-04-04 21:02:25 | スキーの話題一般


遅いご報告になってしまいましたが、3/17~18は菅平にてクラブキャンプを開催しました。今回はなんとあの元デモの大平成年さんをお招きしてのキャンプです。今回のキャンプでは大平さんがHartの来期モデルの試乗板を持ってきてくれました。試乗板に乗って大平さんのレッスンを受けるというとても贅沢なキャンプとなりました。

大平さんのメソッドは極めてシンプル。高いポジションから素直に板を踏んで板のたわみ性能を活かす滑り方です。板のたわみを有効活用するという点では、僕が今シーズン取り組んできたメソッドと共通していますが、僕の場合は低いポジションでの切り替え、および脚の伸展による板のたわみ引き出しの滑り方であり、大平メソッドとは相異なっていて始めはかなり戸惑いました。

大平メソッドは次のような技術の組み立てによりシンプルに到達することができます。

(1) スイズル --- 直進しながら両スキートップを押さえるように開きだしていき、適度に開いたところから自然に板がたわみ解放して閉じてくる感覚を体感する。

(2) 片スイズルによるターン --- 外スキーだけをスイズルすることによりたわみ性能を引き出す。内スキーはワイドスタンスにより外スキーに自然に同調させる。

(3) 大回り --- 両スキーはナチュラルスタンスで、スイズルと同じ感覚になるように、腰高のニュートラルポジションからスキーのトップを押さえて板をたわみを感じながら大回りしてみる。

「ターンでいかに失敗を少なくするか」ということを大平さんは強調されていました。大平メソッドはシンプルであるが故に、失敗の少ないメソッドであることが大きな特徴であるといえます。

もう一つ有益だったのが、ジャンピング小回りの練習。斜面上に2本のレーンをイメージし、その両側をジャンプするように小回りする。ジャンプするときに両脚とも良いポジションにいないと上手くジャンプできない。また力ずくで飛ぼうとすると上手く飛べない。短いエッジングの中で板のたわみ解放を上手に「面の返し」に利用するのがポイントです。

このようなイメージで滑ったのが以下のビデオです。かなりヤバイ感じではないでしょうか。


このキャンプは目から鱗が何枚も落ちたようなインパクトがありました。今シーズンは自分なりの技術の組み立てに自信を深めてきましたが、大平さんの組み立てもシンプルで合理的。非常に魅力的に感じました。シーズンも終盤ですが、大平メソッドの良いところを取り入れて、技術の組み立てを見直してゆきたいと思います。

大平さんは東京都マスターズ技術選のジャッジということもあり、ジャッジの視点についても興味深い話を伺うことができました。また、最近のスキー技術に関する率直なご意見も聞くことができ、とても有意義でした。またキャンプにお呼びするべく、来シーズンの大平さんの予定を押さえてしまいました。今からとても楽しみです。