苗場スキー場にておこなわれた甲信越ブロックシニアスキー技術選大会に参加してきました。今週行われている甲信越ブロックスキー技術選手権大会兼全日本スキー技術選手権大会予選会の会場を利用して、その前日に行われるシニア層(40歳以上)のための大会です。マニア仲間の50オヤジさんと一緒に参加してきました。
(大会当日は天候が悪く難しいコンディションでした)
この大会の特徴はジャッジ陣が豪華であることです。丸山貴雄さん・松沢寿さん・水落亮太さん・岡田慎さん・栗山太樹さん・佐藤秀明さん、ジャッジ全員がSAJナショナルデモンストレータです。
豪華ジャッジ陣。左から丸山貴雄・松沢寿・佐藤秀明・栗山太樹・岡田慎・水落亮太ナショナルデモ
そしてポイントの2番目は平日開催であること。いくらスキーマニアといえども平日に参加できる人は限られます。案の定、全参加人数は19名、Aクラス(40代)は9名。これは入賞のチャンス到来だと思っていました。ええ、実際の滑りを見る前は。えぇ…(^^;)
1種目目:フリー滑走
前日の練習ではバーンが硬かったので結構板も走り、良い感じの仕上がりでしたが、大会当日はしんしんと雪が降りスピードが乗らない条件になっていました。ダイナミックな演技をしようとしたことが裏目に出て、板を踏みすぎてしまったようです。270点前後をたたき出す選手が多いなか、僕の得点は266ポイントと今ひとつ…
2種目目:大回り
フリーの点数が伸びなかったので、今度は踏みすぎないように、雪面に逆らわないようにしながら、今シーズンの滑りを表現してみたつもりでしたが、得点はさらにイマイチの264ポイントに…orz
なによりも他の選手が本当にみんなマヂで上手い。みんな間違いなく真性スキーマニアです(-_-;)。翌日の予選会に出る現役選手もいるようです。この段階で上位選手から得点が相当離されてしまい、既に入賞は諦めモードに…(-_-;;)
3種目目:小回り
今シーズン改造に取り組んできた小回りでしたが、練習を重ねるうちにようやく上体のモーションと板の運動がマッチしてきた感じがしました。その滑りをこの大会で披露しました。ポイントは驚きの272ポイント! 並み居る強敵を抑えて、なんと全参加者中で種目別1位のポイントを叩き出しました。種目別ではありますが技術選大会参戦で初めて1位を取りました。チョー嬉しい!!
4種目目:中回り
技術選では珍しい中回り種目です。一昔前のテク検定以来です。板のたわみ性能を活用しながらしっかり大きく運動し続けることを心掛けて演技しましたが、やはり雪面が重く感じられ板が走りません。得点は265ポイントと平凡な結果。。。
総合成績 ポイント クラス4位/9名中(全体4位/19名中)
終わってみれば上々の出来で4位入賞。ひとえに小回りの大ブレイクのお陰です。得意の大回り種目があまり評価されなかったのが残念ですが、滑りの方向性が間違っているというよりは、重い雪面状況に滑りをアジャストできなかったことが原因かなと思いました。ガーラでのマスターズ選といい、重い雪面状況への対応が今後の課題となりました。
(スキー技術選で2枚目の賞状です)
さて今回大ブレイクの小回り。練習のときのビデオがありますのでご覧下さい。
大平流ジャンピング小回りと、今シーズンから取り組んでいる上体モーション(別名・胴体主導)とを融合させた最新作です。滑りの方向性に関して今大会でナショデモからお墨付きをもらったことでさらに自信を深めました。そしてこれまでずっと苦手だった小回りをようやく完全に克服できたかな。ビデオを見ると現状ではまだまだ荒削りだと思いますので、さらに練習して小回りをもっともっと格好良くしてゆきたいと思います。