この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

オープンマスターズ技術選参戦記

2016-04-04 20:25:37 | スキー技術選

菅平高原スキー場にて開催されたオープンマスターズ技術選に参戦してきましたので報告します。

前日の練習日も当日も快晴の良い天気となりました。

大回り: 255点(クラス15位)

自分の好きなスタイルである「かかと荷重による低いポジションでの曲げ切り替え」で滑りました。本大会で求められる「エレガントな滑り」には合致しない滑りで案の定の低得点。でもビデオでみるとイメージに近いまあまあのシルエットに。

小回り: 256点(クラス14位)

小回りは谷回りから板をしっかり踏めているポジショニング、上体と下肢の連動を今シーズンのテーマにしています。急斜面・悪雪斜面・氷斜面でも板がしっかり動いてスピード感がありながらもコントロール性のあるカッコいい小回りを研究してきました。

でもビデオで見ても自分のイメージにはほど遠くまだまだな感じ。そしてエレガントじゃないので納得の低得点。

フリー: 259点(クラス8位)

もう順位は期待できないので思い切って行きました。ただ、雪質が柔らかくコース長も短いのでスピードのあるダイナミックな滑りはできませんので、リズム変化で躍動感がでるように滑ってみました。ギルランデが上手になってきました(笑)。3種目のなかでは比較的高得点。

総合成績: 770点(クラス14位)

閉会式では主任ジャッジの大平成年さんから「筋肉ではなく骨で滑る滑りを評価した」とのいつもどおりのコメントがなされました。でもまだまだ「筋力でカッコよく滑りたいお年頃」(笑)なんですよねぇ。

これで今シーズンの大会は終了。滑り込み不足と相まって、今シーズンの技術選はいまいちな成績となりました。また来シーズン頑張ります。


東京都マスターズサーキット第1戦参戦記

2016-02-14 15:44:28 | スキー技術選

先日行われました東京都マスターズサーキット技術選に参戦してきましたので報告します。昨シーズンに引き続き第1戦は片品高原スキー場にての開催。

一種目目:大回り

今シーズンの大回りは外スキーに働きかけるタイミングを早くすること、より効率よく働きかけるためのポジショニングを改良すること、全体を通してシルエットを隙なくカッコよく見せること、などがテーマでした。前日でその辺りを意識して練習して望みました。ビデオをスローで見るとポジショニングはまずまずな感じでしたが、少しスピードが足りずダイナミズムに欠けていたか。255ポイントで種目別クラス4位。

二種目目:小回り

小回りのテーマとしては、やはりターンの前半から板への荷重を早めに開始して板のたわみを活かすこと、脚のストロークを大きく取ること、上体と下肢のマッチングを向上させて急斜面でもコントロール性を高めた小回り技術を獲得することなどをテーマとしています。前日練習でこれまでイメージしてきた体の使い方をいろいろ試したうえで本番に臨みました。ビデオを振り返ると脚のストロークについては以前よりも外へ伸ばせるようになりましたが、上体(特に腕)と下肢がまだマッチングが取れていないように感じました。得点は253ポイントで4位。

三種目目:フリー滑走

得意のフリーですので何も考えず滑りました(笑)。鬼漕ぎ&クローチングで充分加速したのですが、板を踏みすぎて一ターン目で早くも失速(汗)。スピードを繋げられずに後半はまったりした残念な感じに。255ポイントの6位と後退。

総合成績: 763ポイント(クラス5位)

今シーズンの雪不足による滑り込み不足が如実に表れた成績となりました。自分としては不本意な成績ですが、イメージしたテーマを元に今後の練習で研究を積み重ねてゆきたいと思います。


(目指せ、滑りの瞬間デモw)


2015年度マスターズサーキット総合成績

2015-08-06 21:14:46 | スキー技術選

この8月からいよいよ2016年度スノーシーズンとなりました。とんでもない猛暑の日が続いておりますが、来る冬シーズンに向けて早くも滑りのイメージを膨らませております。

さて、昨シーズン2015年度のマスターズサーキット総合成績3位の表彰状と賞品が「宅配便で」届きました。これを眺めていると、しみじみと昨シーズンに打ち立てた「技術選3戦連続で1点差の4位で表彰台を逃す」という輝かしい記録が思い出されます(涙)。そして頂いた賞品にしみじみとした涙が重ねて流れてきます。。。


ずらりと並んだ協賛ロゴの入った目立つ賞品バッグは町中で衆目を集めそうです(T_T)

そんなこんなですが、来シーズンも頑張りま〜す(^^;)


スタート順と得点との相関について考察

2015-04-01 21:01:30 | スキー技術選
いつもサル話ばかりしているので、今回は少しだけ真面目な話をしようと思います。技術選などでスタートリストを見たときに、次のような会話が選手間で交わされることがあります。
 
「あーぁ、スタート順が前の方だよ。不利だなぁ…」
 
「〇〇さん(←ライバル)よりも後に滑るぜ、ラッキー」
 
採点競技たるスキー技術選です。スタート順が早いほど不利、遅いほど有利という感覚が漠然と選手の経験としてあるものと思われます。おそらくジャッジ目線で考えると、スタート順の早い選手に高い点を付けてしまうとその後に上手い選手が多いと得点分布が高くなりすぎてしまい不都合があるため最初は控えめに点数を付ける傾向にある、というのが選手達の感覚にあるのだと思います。
 
この感覚は果たして本物なのでしょうか? この疑問に応えるべく、今回は統計学の手法を使って真面目に分析してみたいと思います。
 
例として先日行われた都オープンマスターズ技術選の第7組(50名)をデータとして取り上げたいと思います。まず、スタート順と総合得点の分布図は下記のとおりとなっておりました。
 

男子第7組スタート順(横軸)と総合得点(縦軸)との相関グラフ
 
ぱっと見では相関がないように思えますが、心眼(笑)でみるとスタート順が遅いグループの方が得点分布が高いようにも見えます。またスタート順の後半の方が点数のばらつきが少なくなっている感じがします。
 
「感じがする」では科学的根拠がないので、相関係数というものを計算してみます。相関係数は1に近いほど正の相関が高い(つまりスタート順が遅いほど得点が高い)ということであり、0に近いほど相関がない(スタート順と得点には相関がない)ということになります。
 
計算してみると相関係数は0.15でした。相関がありそうでなさそうなびみょーな値です。
 
しかしこれだけでもまだ統計的には断定できないので、専門的になりますが「t検定」という手法を使って相関があるかどうかの有意性を判定してみました。
 
95%以上の確率で有意である(=相関がある)と断定するためにはt検定値が2.0以上である必要がありますが、今回のデータで計算するとt検定値は1.1となりました。すなわち、
 
「スタート順と得点とに相関があるとは(確率95%で)言えない」
 
という結論になりました。ジャッジの皆様、疑い(?)が晴れてよかったですね(ボクッ←ジャッジの皆様に殴られる音
 
今回はマスターズ選のデータを用いて調べてみましたが、もし他の大会で同様の疑問を持った場合は、ぜひt検定をおこなってみては如何でしょうか(←やらねーよ普通w)

東京都オープンマスターズサーキット参戦記

2015-03-29 23:02:06 | スキー技術選

本日は東京都オープンマスターズサーキット参戦してきましたので報告します。昨シーズンは第3位で表彰台に上がった験の良い大会です。今回も大変楽しみにしてやってきました。

直前に大会バーンが急斜面の裏太郎ゲレンデから緩中斜面のファミリーゲレンデの林側に変更。そうなると板の選択やコース取りもポイントになりそうです。

配られたスタートリストを見ると7組(45〜54歳)のエントリーが50名(@_@ ) 他のクラスはせいぜい20名くらいなので異常な多さです。男子参加者が153名でしたのでそのうち三分の一が7組ということになります(汗 しかも僕のスタートは7組50名中の3番目。早いスタートは得点的に不利なので不安がよぎります。

さて大会当日は朝は気持ちのよい快晴。暑いです。しかし午後から雨になるという予報らしく、種目順をフリー滑走、小回り、大回りに変更との連絡。雨になるような気配すらないので全種目できるだろうと楽観視しておりました。

一種目目:フリー滑走
インスペなしだったのでバーン状況が分かりません。硫安を撒いているのですが前半の選手が滑った跡を見るとかなり柔らかそうな印象です。しかしジャッジの点の付け方を見るとスピードが出ている選手に高得点が出ている模様。ロング板を選択してスピード勝負に出ました。

得点は258ポイント。クラス5位。 途中板が詰まったり、後傾になったりしたのが印象悪かったか。あと構成もリズム変化は1カ所のみとシンプル過ぎたか。得意のフリーでしたが微妙な順位。

二種目目:小回り
スタート前の練習でいい感じの仕上がりに。これは俺いけるんじゃね?という自信を感じながらスタートしました。一漕ぎだけしてターン開始しましたが、あれ?スピードが乗らん。しまった。。マズい。。あれ、あれ、あっ〜orzという感じであえなくゴール

得点は255点、クラス11位と沈没。。。 またやらかしてしまいました。コースの真ん中を選択してもスピード乗るだろうと思ったのですが初っぱなからかなりのブレーキをもらい大減速。後に滑った選手はそれを見てコース左右の端を選択して高得点を叩き出しておりました。文字通り「みんな。俺の屍を越えてゆけ。」状態となりました(涙

敗因はスピード不足。真ん中だったらもっとガッツリ漕いでスタートするか、条件の良い端っこのコースで滑るべきでした。経験値の低さが災いした滑りとなりました。

三種目目:大回り
午後になり予報どおり急速に雲が広がってきましたが、何とか保って三種目目の大回りが実施されました。日差しがなくなって気温が下がってきたため、バーンも少し締まってきた印象です。小回り板を選択して動きを出す戦略にしました。テール荷重にして板の走りを引き出す滑りをしました。

得点は259点とクラス5位。滑りに自信はあったのですが、後続の選手の方が高得点。何かが足りなかったようです。

総合成績: 7組中6位(全体12位)
クラス1位はクラブリーダーのもっちゃん、2位はきんちゃんというサンフィッシュのワンツー。この二人を含めかつて僕が「7組6人衆」と呼んで崇めていたうちの一人、はらぽんが4位。故障からの復帰おめでとうございます!

これで今シーズンの技術選参戦が終わりました。参加した技術選4戦で一度も表彰台に上がることができなかったのは無念ですが、マスターズサーキット3戦通算で決まる総合成績でもっちゃんときんちゃんに続く第3位に入ることができました! これが唯一結果として残る記録3位以内の結果となりました。

それにしても今季は技術選3戦連続で1点差4位という珍記録を打ち立てましたので、来シーズンはこれよりも良くなるはずだと信じて、またいちから出直して頑張ります(笑)


サンメドウズマスターズチャレンジカップ参戦記

2015-03-23 23:01:09 | スキー技術選
今週末はサンメドウズ清里スキー場にて行われたマスターズチャレンジカップに参加してきました。草大会に出るのは2シーズンぶり。このところ東京都の大会ばかりに出ていたので久しぶりに他流試合ならぬ他県連試合に出たくなり参加しました。
 
35歳以上が参加できるマスターズ技術選です。男子73名、女子6名の参加者。僕が出る50歳以上の男子Dクラスは26名の出場者でしたがいつもの東京都マスターズ組の強敵がずらりエントリー。それにプラスして他県連の強者達。オヤジ達による熱い戦い(笑)が予想されます。
 
(開会式の様子)
 
2月にここで行われた都マスターズ選では中緩斜面のD-2コースのうえあいにくの悪天候で不完全燃焼。今回は斜度のあるCコース。いつもは混んでいるこのコースを独り占めできるだけでも満足です。しかしコースの途中にウエーブが作られています。以前の大会ではこのウエーブを飛んで転倒し怪我をされた方もおり超ビビります。
 
ゲストジャッジは宮下征樹さんと切久保深雪さん。全日本でも活躍されている(されていた)偉大な方に何点つけてもらえるのか楽しみで気合いが入ります。天気も曇りのち晴れで気温も低め。この時期としては好条件の大会となりました。
 
1種目目は大回り。飯酒盃さん直伝の曲げ荷重で滑ってみました。253ポイントとまずまずの評価。クラス3位、全体5位と好位置。征樹さんは84点、深雪さんは85点出してくれました。さすがに僕は怖くて行けませんでしたが、果敢にもウエーブにチャレンジした方には加点が付いている模様です。
 
2種目目は小回り。板を走らせて落差も振り幅も大きい小回りを目指しましたが、前半こそよかったのですが中盤で板を踏みすぎて後半の緩斜面であえなく失速。深雪さんは86点出してくれましたが征樹さんからは82点と完全にダメ出し orz 252ポイントとクラス5位、全体11位と小回り種目でまたしても沈没。。。
 
最後の3種目目はフリー。ここまでの2種目の合計得点が低い順からのリバーススタート。ここまで僕は4位と、3位のきんちゃんとは1点差でしたのでここは勝負どころと覚悟を決めてウエーブに突っ込んでいきました。得点は258ポイントとクラス2位、全体でも3位と高得点をゲッツ。
 
しかしながら直後に滑ったきんちゃんも負けじとウエーブを攻めて同点の258ポイント。1点差のまま逆転はならず4位に終わりました。
 
今シーズン参加した都マスターズ1戦、2戦に引き続き、三大会連続で1点差の4位で表彰台を逃すというなんとも悔しい結果になりました。
 
小回りは良くはなっているのですが、今回のように斜面状況に対応できないと失敗に繋がります。残りシーズンで滑り込んでもっと精度と確実性を上げてゆきたいと思います。
 
ちなみに男子D組トップの方はすべての種目で全体1位のぶっちぎり優勝。お名前でググルと某スキースクールの主任イントラの方ですね。最終滑走者で滑ったフリーでは最後の緩斜面をステップターンで決めてフィニッシュするなど自信に満ちた滑り。上手いだけでなく魅せ方も絶妙でした。
 
スタート待ちしているときにどこかのブログで見たことのあるシールを板に貼っている方を発見。「もしかしてニセ外人さんですか?」と声を掛けるとまさにご本人でした! ブログの動画では拝見しておりましたが、直にその滑りを見て「マジうまいわ〜」 堂々のクラス2位をゲットされておりました。
 
本当にこの世代の方々はみんな上手すぎます。少しでも彼らの滑りに近づけるよう、僕も頑張ります。
 
次の週末はいよいよ今期最後の大会、オープンマスターズサーキットです。本当に今から楽しみです。

スキーマスターズサーキット第2戦@サンメドウズ清里

2015-02-24 22:39:39 | スキー技術選
今週末はサンメドウズ清里スキー場で行われた東京都スキーマスターズサーキットの第2戦に参戦して来ましたので報告します。

これまでに行われたマスターズ選では、大雪でバーン状況&視界の悪い上越地方、緩斜面&逆風でスピードの出ない軽井沢と、技術演技がしにくい大会が多かった記憶があります。今シーズンは第1戦のかたしな高原は天候・バーン状況ともに良好でした。

第2戦が行われたサンメドウズ清里も晴天率の高いスキー場。前日の土曜日はピーカンの快晴。



大会が行われるバーンが比較的斜度も距離のあるCゲレンデから、短い中緩斜面のD-2ゲレンデに変更とのこと。大回りをロング板で滑るかショート板で滑るか、当日の状況次第で決めることにしました。

さて当日になりました。予報では天気は昼間ではもつということでしたが、上がってみるとこんな状況でした。



短いD-2コースとはいえ、気持ち良く滑れるはずのサンメドウズ。ガスガスで視界不良です。こんな天気は滅多にないとのこと。ゴールエリアからは最後の1〜2ターンしか見えません。「最後の山回り1ターン選手権」ないしは「ゴールエリア停止選手権」の様相となっております。何のためにここに大会を移したのか、誰がこんな天気にしたのか、小一時間問い詰めたい気分です(笑)。そんななかでしたが取りあえず大会が始まりました。

1種目目: 大回り
ジャッジ席からは最後の1〜2ターンしか見えないのでロング板は回避。ショート板で滑り、大回り要素を強調して見せる戦略でいきました。得点は260ポイント。まずまずでしたが種目トップは263点と一段上。

2種目目: 小回り
いつもここで大きく離されてしまう課題の小回り。絶賛改良中ですが前日練習ではまだ安定性と再現性に難あり。本番では板のシャープな動き・落差と振り幅・脚のシルエット向上を意識して集中して滑りました。ジャッジに向かうライン取りでアピールしようと全力で攻めていたら霧の中から目の前に突然ゴールエリアのポールが! 自分的にはうまく回避したつもりでしたが観客からはどよめきと笑いの声が(汗

得点は260ポイントの大台とまずまずでしたが種目トップは264ポイントとさらに一段上。しかし天候のせいかこれまでのようにぶっちぎりの点差は出ず。小回りはいつもこれくらいの点差に抑えて下さるようお願いします(^^;)

3種目目はフリー滑走でしたが、濃霧のためさらに視界が悪くなりキャンセル。2種目合計による総合成績となりました。

総合成績: 520ポイント(7組中6位、男子総合7位)

クラス3位は521ポイントで三名が同点で元総合チャンピオンのTさんと山梨Sさんと千葉県連のかた。2位が5ポイント差の525点でクラブリーダーのもっちゃん、1位は6ポイント差の526点できんちゃんでした。7組は優勝経験者・表彰台常連がずらり表彰台を埋めました。

僕は第1戦に続き1ポイント差で表彰台を逃しました。マニアの7組で優勝経験者がそろって出場してくると表彰台に登るのは本当に難しいことです。さらに数段自分の実力をアップしないとここから上には行けないことを痛感します。

マスターズ技術選で経験を積むにつれ、ここで求められる「エレガントな滑り」という意味が少しずつ分かってきた気がします。エレガントとは単なる優雅な滑り・単なるエコな滑りではありません。やたら筋力に頼るのではなく、少ない筋力(インプット)を使ってアクティブでダイナミックな滑り(アウトプット)を引き出す滑りがエレガントな滑りだと私は理解します。主任ジャッジの大平成年さんが講評で仰っていたように「骨格をつかう」ことが大きな必須ポイントとなると思います。

目指すべきは「エコでありながらアクティブかつダイナミックなエレガントな滑り」ということになるでしょうか(^^)。それをめざして一層の精進を重ねたいと思います。

東京都スキー技術選参戦記

2015-02-05 23:13:57 | スキー技術選
先週末は苗場スキー場で行われた東京都スキー技術選に参戦してきましたので報告します。

この大会に参加するのは今回で2回目。先シーズンは大会で求められる要素を理解しないまま臨み、実力不足もあってあえなく予選落ち。情けない思いをしました。

昨シーズンの失敗は、攻める気持ちを欠いていたこと、小回り種目のウェーブに全く合わせることが出来ずに飛ばされて失敗したことでした。今シーズンは行ったゲレンデでウェーブを見つけると、そこで高速で突っ込んでいって小回りターンを上手く合わせる練習を繰り返しました。

さて大会一日目は予選種目。朝からかなりの降雪で視界が悪い上に強風です。一種目目でいきなり小回り種目に当たりました。第3ゲレンデのコースでのインスペクションでじっくりとウェーブの高さをチェック。それほど高くないので高速でも十分吸収できそうです。昨シーズンの消極的な滑りだけはしないようにアグレッシブに攻めて滑りました。得点は238点。まずまずの滑り出しです。



(苦手のウェーブ小回りを今年は上手く攻略できました)


二種目目は大回り。強風と降雪による視界不要で競技は度々中断。上で順番待ちしていると寒さで凍りそうです。僕の手前30番のところでとうとう種目キャンセルのアナウンス。大回り得意なだけにこのキャンセルは痛いです。

二日目は第3ゲレンデでのフリー滑走からスタートです。この日も時折吹く吹雪に悩まされました。雪面に雪だまりがありましたので小回り板で滑り、動きをしっかり出す戦略でいきました。得点は243ポイントと得意のフリーでポイントを伸ばしました。

予選最後の不整地小回りです。第4ゲレンデは朝一にインスペクションでコースを決めていました。消極的な滑りにならないようにしたつもりでしたが、あとからビデオを見ると板がばらけている上に板を横にする消極的な滑りに…(汗 当然のことながらポイントは全く伸びず。

3種目合計の予選総合順位116位で予選通過ライン(120位)をぎりぎり通過! 2シーズン目にして目標の決勝進出できました。超うれしかったです!

三日目の決勝は天気はまたしても強風と雪。決勝一種目目は第3ゲレンデにてジャイアントスラローム。今大会で新採用になった種目で、滑走タイムを得点に換算します。これまでナスターレースなどの遊びや準指検定などでGSを滑ったことはありますが、ほぼ経験値ゼロ。なかには空気抵抗を減らすためにミドラー(と呼ばれる薄着のウエア)を着ている選手もいてやる気が違います。僕は転ばないようにポール近くのミゾを避けて安全に滑り、タイムはトップより6秒差と異次元な遅さorz



(経験の無いGSレースは楽しみながらも不甲斐ないタイムに)


決勝二種目目は男子リーゼン斜面での大回り。急斜面の上にところどころ雪だまりがあり危険な香り。初決勝で失うものはなにもありませんが靱帯を失うのは痛いので(笑)、ズレズレの安全滑り。得点も228点と最低レベル。



(視界不良で滑る男リーの急斜面は超怖かったです)


三種目目は男子リーゼン斜面での小回り。スタート地点に立つと雪だまりがいたるところに見えましたが、今シーズンの小回り改善の成果を試すべく、そこそこ攻めてゆきました。得点は236ポイントとまあまま。

四種目目は第4ゲレンデでの不整地小回り。全体の最後の班でしたので深く掘れていることが予想されましたが、幸運にもインスペクションが入り、思いっきり慣らしました(笑)。予選の残念な滑りを挽回するべく、この決勝は密脚やトップ先落としなど見栄えを意識して滑りました。ポイントは240ポイントとそこそこ出ました。

決勝4種目の成績は決勝選手中108位。予選+決勝の総合成績は106位で終了しました。2回目の参加にして初めて決勝に進めたことは大きな自信に繋がりました。それと同時に決勝進出選手達のレベルの高さを目の当たりにして大いに刺激を受けました。彼らの滑りのビデオを自分のビデオを比較すると、自分の足りたいところがたくさん見えてきます。まだまだ向上の伸びしろが残っているぞとやる気が出てきました。頑張ります!

以上、大会参戦報告を終わります。

スキーマスターズサーキット第1戦@かたしな高原

2015-01-26 23:56:48 | スキー技術選
週末に行われましたスキーマスターズサーキット技術選の第1戦に参加してきましたので報告します。今シーズンから「サーキット」の名称となり、その第1戦はかたしな高原スキー場にて行われました。

前日土曜日にかたしなに入りました。どの斜面を使うのかな?と思っていましたが、既に到着していた選手とおぼしき方々がビデオチェックを行っている斜面を大会バーンと特定(笑)。僕らも早速バーンのチェック。前日に降雨があったらしく、バーンはコロコロ氷だらけのジャガイモ畑と化しており滑りにくいです。この状況では大回り板ではスピードが乗らず動きが出せない感じです。



この日はビデオ撮りで滑りをチェック。僕自身は大回りは谷回りでの重心の移動方向、体が回りすぎないようにすること、山回りでの外向外傾などに注意して調整。バーン状況を鑑みて念のため小回り板でも大回り練習。小回り種目は板をしっかり動かす滑りをチェック。まずまずの仕上がりにしてこの日を終えました。

そして日曜日の大会当日。曇りのち晴れで気温も低く好条件。大会バーンはしっかり締まったバーンとなっており、とても滑りやすそうでした。




1種目目: 大回り
バーン状況が良いのでロング板で滑ることにしました。練習どおりの滑りで259ポイントでクラス1位タイ。まずは好調な出だしです。

2種目目: 小回り
僕の悪い癖であるテール振りになったりターンスペースが狭くなったりしないように、板の動きを出すことに意識に集中。結果は256ポイントとクラス5位。横幅と落差はしっかり取れたと思うのですが点は伸びず。それに対して小回り1位選手は264点と異次元高得点。いつものようにこの種目で大きく離されてしまいました。

3種目目: フリー滑走
こうなったら得意のフリーで挽回です。得意の大回りから意外性のあるリズム変化を何カ所か入れて躍動感を出してみました。ポイントは262ポイントとクラス4位とこちらも思ったほど点が伸びず。種目トップは265ポイントとかえって点差が広がってしまいました。

総合成績: 777ポイント (クラス4位、男子総合6位)

苦手の小回りを改善してさらに上位を狙った大会でしたが、思ったほど点が伸びず表彰台を逃してしまいました。クラス3位選手とは1点差でした。クラス2位とは8点差、1位とは10点差でした。

これまでの大会では「小回りを制するもの大会を制す」という展開になっています。勝とうと思ったら小回りのさらなるレベルアップが必要であることを痛感します。まだまだ精進が足りないようです。

以上、大会参戦報告を終わります。

東京都マスターズ選総合表彰

2014-07-17 22:09:34 | スキー技術選
ご無沙汰しております。本日都連から配達物があり、何かな?と思ったらマスターズ選の総合成績に対する表彰状と賞品でした。




今年は表彰式はないですね。第一戦のみで第二戦が中止になってしまったので簡略化されたというところでしょうか。でも楽しみにしていただけにちょっと残念かな…

でも貰えただけ嬉しいです。来シーズンも頑張ろうというモチベーションが上がりました!