先週末のクラブキャンプにて掴んだ(ような気がする)小回りのイメージを忘れないうちにおさらいします。
従来の滑りの意識
①ニュートラルポジション → ②谷回り → ③山回り
ニュートラルポジションにしっかり戻るという意識がベースにあります。そこから板へ荷重を強めていって谷回り、フォールラインで板をしっかり押さえてたわませ、山回りでたわみを解放して板を走らせ、再び板を体の下に戻してニュートラルポジションでお終い、というイメージです。
ニュートラルポジションにしっかり戻るのは良いことなのですが、運動がそこで止まってしまうと次の谷回りで板への荷重が弱くなり、板が回ってきません。そのため板のトップを早く落とそうとしたり、テールを振り出したりして、板の向きを早く回そうとする意識が働き易くなります(小回りのような速いリズムでは特に)。その結果、谷回りがしっかり作れていない滑りとなり、急斜面への対応性の低さや見栄えの悪さにつながります。
新しい滑りの意識
①山回り → ②ニュートラルポジション → ③谷回り
ターンの構成を山回りから始めるという風に発想を転換します。まず①山回りで板を押さえてたわませます。
そこからスキー板を体の下に戻しながら外スキーへの角付けを緩めていきます。②のニュートラルポジションまでずっと外スキーに荷重し続けることが大きなポイントです。
(写真)外スキーへの角付けを緩めながら、しかもニュートラルポジションまで外スキーを押さえ続けている滑り。
よくありがちな滑りとして、②ニュートラルポジションよりも前に止めるエッジングや抜重をしてしまうと、次の谷回りへスムーズに運動を繋げてゆけません。
(写真)外スキーの止めるエッジングの結果、外スキーと内スキーの動きがバラバラになったケース。
②のニュートラルポジションはあくまで通過点であり、運動を止めません。山回りでのかかと寄りのポジションから、スキーのトップを押さえるような前方(谷側)へのポジションへ連続的に動きます。このときに、板を早く回しすぎてはいけません。斜面下へスキー板の表面(化粧面)を見せるようなイメージで、重心の前方移動のみを意識して行い、しっかり谷回りを作ることが大きなポイントです。
(写真)重心の前方移動が先行し、板の表面(化粧面)が見えている、しっかりした谷回りが作れているケース。
(写真)板を先行して回してしまった結果、スキーがすぐに下を向いてしまい、谷回りが作れていないケース。
③の谷回りのポジションが正確に作れたら、あとは外腰を前に動かしながら外スキーを前に動かして、①の山回りターンへと向かっていきます。
練習方法
中回りくらいのやや大きめのリズムで①山回り→②ニュートラルポジション→③谷回りの運動を正確に行います。スムーズに運動を止めずに行うようにします。「1,2,3,4」(1=荷重、2=抜重、3=ニュートラル、4=重心前方移動)、あるいは「(板を)押さえて、緩めて、(角付けを)外して、前へ(重心移動)」などと口に出しながら行うとリズムが出てスムーズに運動出来ます。
中回りのリズムでスムーズに正確に運動できるようになったら、リズムを少し速くして行います。中回りの「1,2,3,4」のリズムから、ゆったりした「1,2,3」(1=荷重、2=抜重+ニュートラル、3=重心前方移動)のリズムに速めます。
リズムを一気に速くすると正確に運動出来なくなる(特に3の重心前方移動の部分)ので、ゆっくりめの小回りが正確に出来るまで徹底的に繰り返して練習し、運動を自動化します。
従来の滑りの意識
①ニュートラルポジション → ②谷回り → ③山回り
ニュートラルポジションにしっかり戻るという意識がベースにあります。そこから板へ荷重を強めていって谷回り、フォールラインで板をしっかり押さえてたわませ、山回りでたわみを解放して板を走らせ、再び板を体の下に戻してニュートラルポジションでお終い、というイメージです。
ニュートラルポジションにしっかり戻るのは良いことなのですが、運動がそこで止まってしまうと次の谷回りで板への荷重が弱くなり、板が回ってきません。そのため板のトップを早く落とそうとしたり、テールを振り出したりして、板の向きを早く回そうとする意識が働き易くなります(小回りのような速いリズムでは特に)。その結果、谷回りがしっかり作れていない滑りとなり、急斜面への対応性の低さや見栄えの悪さにつながります。
新しい滑りの意識
①山回り → ②ニュートラルポジション → ③谷回り
ターンの構成を山回りから始めるという風に発想を転換します。まず①山回りで板を押さえてたわませます。
そこからスキー板を体の下に戻しながら外スキーへの角付けを緩めていきます。②のニュートラルポジションまでずっと外スキーに荷重し続けることが大きなポイントです。
(写真)外スキーへの角付けを緩めながら、しかもニュートラルポジションまで外スキーを押さえ続けている滑り。
よくありがちな滑りとして、②ニュートラルポジションよりも前に止めるエッジングや抜重をしてしまうと、次の谷回りへスムーズに運動を繋げてゆけません。
(写真)外スキーの止めるエッジングの結果、外スキーと内スキーの動きがバラバラになったケース。
②のニュートラルポジションはあくまで通過点であり、運動を止めません。山回りでのかかと寄りのポジションから、スキーのトップを押さえるような前方(谷側)へのポジションへ連続的に動きます。このときに、板を早く回しすぎてはいけません。斜面下へスキー板の表面(化粧面)を見せるようなイメージで、重心の前方移動のみを意識して行い、しっかり谷回りを作ることが大きなポイントです。
(写真)重心の前方移動が先行し、板の表面(化粧面)が見えている、しっかりした谷回りが作れているケース。
(写真)板を先行して回してしまった結果、スキーがすぐに下を向いてしまい、谷回りが作れていないケース。
③の谷回りのポジションが正確に作れたら、あとは外腰を前に動かしながら外スキーを前に動かして、①の山回りターンへと向かっていきます。
練習方法
中回りくらいのやや大きめのリズムで①山回り→②ニュートラルポジション→③谷回りの運動を正確に行います。スムーズに運動を止めずに行うようにします。「1,2,3,4」(1=荷重、2=抜重、3=ニュートラル、4=重心前方移動)、あるいは「(板を)押さえて、緩めて、(角付けを)外して、前へ(重心移動)」などと口に出しながら行うとリズムが出てスムーズに運動出来ます。
中回りのリズムでスムーズに正確に運動できるようになったら、リズムを少し速くして行います。中回りの「1,2,3,4」のリズムから、ゆったりした「1,2,3」(1=荷重、2=抜重+ニュートラル、3=重心前方移動)のリズムに速めます。
リズムを一気に速くすると正確に運動出来なくなる(特に3の重心前方移動の部分)ので、ゆっくりめの小回りが正確に出来るまで徹底的に繰り返して練習し、運動を自動化します。
1日で2連続更新.それも図面つきで…
図面を一生懸命描いているスマさんの姿が目に浮かぶようです.
それにしても,うまく行ってる小回りの谷回り,かっこいいポジションですね!
実際の滑りを見るとその違いは明確でしたが,静止画でもはっきりと差が出ますね~.
完全にブレイクしてしまったスマさんの小回り,驚きです.うらやましいです…
今週のコブ探しの旅で,イケてる小回りをコブ斜面に落っことしてこないように注意してきてください(笑).
Sちゃんのアドバイスのおかげで小回りのポイントがすっきり整理されました。
本当にありがとね~。
確かに今週末のコブトレで、小回りのよいイメージが壊れてしまわないか心配になってきました。
「小回りを探す旅」に変更しようかな(爆)。
1枚目のカットがカッコいいです。私も今年は小回りを改造したのですが、これも1つのポイントでした。
横横のイメージになってはいけないし、山回りの"1"の開始が遅いとやっぱり”えっこらせ”になってしまうしで。。。しっかりとニュートラルを通過してない体を落とせてないと難しいですよね。
私もこれまでの滑りをいったん壊して、基本から作り直すつもりで取り組んでいます。
モデルの滑りが未熟なため、まだ随所にいまいちな点があるのは大目に見てくださーい。
ちゃんと出来るように八方で練習してきま~~す。