この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

フィールドトレーニング@調布

2011-10-31 23:45:18 | スキーの話題一般

先週末は、調布市の武蔵野の森公園で行われた飯島トレーナーのフィールドトレーニングに参加してきました。

神田ICIスタジオで行われるセミナーや駒沢公園で行われるフィールドトレーニングとひと味違って斜面を使って行われので、面白そうなので参加してみました。



まずは平地にてストレッチを行い、次に外足ポジションの確認、内足ポジションの確認。斜面に移動して、外足ポジションの確認、そしてジャンピングやステップワークによるストレングス・トレーニングを行いました。

今回改めて実感したのは、お尻の筋肉の重要性。そして筋肉はパワーだけでなく柔らかさも大切だということです。

股関節などの骨としての可動性を広げようとしてストレッチを行うことも重要ですが、実際の運動(例えばスキー滑走)のレベルを上げるためには、筋肉の柔軟性・パワー・スピードの強化とセットで行うことが大切であると思います。

この日はインラインスケートも練習しました。フィールドトレーニングの内容を反映させながら、平地にてポジションや運動の確認を行いました。平地は飽きてきたから、そろそろ斜面で滑りたいなぁ…


オフトレ企画第2弾 - ピラティス

2011-10-24 21:44:32 | スキーの話題一般
サンフィッシュ・スキークラブのオフトレ企画。オフトレと言えばインラインスケートやグラススキー、グランジャーといった「スキーに似たもの」でトレーニングするというのが一般的ですが、そういうイメージを一新して「身体(フィジカル)を内部から変化させる」オフトレを目指しています。

第一弾は駒沢公園での飯島トレーナーをお招きしたフィールドトレーニングでした。運動と言えば単に筋力だけでなく、身体の柔軟性や連動性、身体を意図したように素早く正確に動かすクイックネスも重要であるということが理解できました。

そして、今回は第二弾として、ピラティスを企画しました。ピラティスとはWikipediaによれば、「ジョセフ・ピラティスがエアロビクスを元に開発したエクササイズ」であり「呼吸法を活用しながら、主に体幹の深層筋(インナーマッスル)をゆるやかに鍛える」と書いてあります。

今回の講師はピラティス・インストラクターの石塚正人さん。吉祥寺のスタジオを借りて行いました。



スキークラブのメンバーが対象ということで、最初からかなり強度が高め。みなさん硬い関節や筋肉を一生懸命伸ばして、うなり声を上げながらメニューをこなしていました。石塚さんもフロアを回っては、ストレッチが足りないところを上から一押し(^^;;)。



ピラティスのメソッドは飯島さんのトレーニングにも反映されているので、僕自身にとっては今回のメニューもかなりきつかったですがそこそここなせたと思います。

二回のオフトレ企画を終わってみて、フィジカルトレーニングの重要性をますます実感しました。フィジカルトレーニングで土台をしっかり作った上で、スキー技術を積み上げた方が上達が早いのではないかという感触をますます強く持ちました。

第三回目のトレは、今度はオフトレではなく飯島さんを雪上にお招きして行う企画に決まりました。デモレッスンとはひと味違った、「身体の中から効く」レッスンが期待できそうです。めっちゃ楽しみです!

養成講習会(理論第2回目)参加

2011-10-18 23:33:52 | 指導員検定・研修

先週末は、中野ZEROホールで行われたスキー指導者養成講習会に参加してきました。第1回目では正指導員受験生のみでしたが、今回は準指導員受検者と合同の大人数での講習となりました。

内容は下記の通りです。

講義1: 「指導者として知っておくべき競技(アルペン)スキーのルール」
講師: 小泉義和氏 (東京都スキー連盟・競技本部)
内容: 旗門数や間隔の規則、通過したかどうかの判断基準などの基本ルールを学びました。

講義2: 「木村公宣レーシング理論」
講師: 木村公宣氏 (元オリンピック選手)
内容: ATOMIC社による宣伝のあと(笑)、木村氏によるスキー技術の解説。話もうまく大変楽しめました。

講義3:「指導者検定の理解」
講師: 内藤義弘氏 (SAJ検定委員会・委員長)
内容: SAJが推奨する「自然で楽なスキー」「谷回り理論」の内容が詳しく解説されました。

第1回の居澤講師によって概要が解説された谷回り理論に関して、今回の内藤講師による講義ではビデオを交えてかなり詳細に立ち入って解説が行われました。

指導者検定では、谷回り種目(A単位)、大回りおよび小回り種目(B単位)、不整地およびリズム変化種目(C単位)、理論(D単位)の全てを取得しなければならない単位制受験ですが、谷回り種目(A単位)はSAJ教程への理解度を求められる特別な種目となっています。

低速で滑ることにより、「SAJ教程で求められる要素」をしっかり表現することが重要になります。内藤講師の講義からどのような運動要素が求められるかをしっかりくみ取り、雪上でそれをはっきり表現できるように準備しておかなくてはなりません。

谷回り種目(A単位)は、さらに2つの種目からなっています。内藤講師による表現のポイントをまとめます。

(1) 谷回りの連続(制動要素)
切替から谷へ重心移動(体幹主導)、上体の傾き(二軸運動)、および谷スキーをフラットにして先落とし(フェイスコントロール)を表現することがボイント。

(2) 谷回りの連続(推進要素)
制動要素からスタンスを狭くするだけ(?)とのこと。制動要素の方は比較的理論が体系化されていましたが、推進要素の話になった途端になんだかすっきりしない解説。理論を作った側もまだよく消化できていない感じでした。谷回り理論が高速滑走になると途端に通用しなくなることの現れだと僕は思っています。

以上、大まかでしたが講習会をまとめました。次回はいよいよ雪上での実技講習です。谷回り理論を実地で学ぶことができるので、本当に楽しみにしています


養成講習会(理論第1回目)参加

2011-10-13 23:59:28 | スキーの話題一般

先週末は中野zeroホールにて行われた2012年スキー指導員養成講習会の理論講習に参加してきました。

養成講習会(略して「養講」)と呼ばれるこの講習会は、スキー指導者検定を受験する際に必修とされるもので、東京都スキー連盟に所属する者は、在京にてこの理論講習会を2回受講する必要があります。今回はその第1回目というわけです。

指導者検定を受験するために必須のテキストが受付で販売されていました。合わせて4冊。合計10,200円也。毎年教程がコロコロ変わるので、毎年テキストを買い換える必要のある受験生は金銭負担が大変です。



講義その1は全日本スキー連盟(SAJ)イグザミナーの居澤一行氏。イグザミナーとは全日本スキー技術選などでジャッジをする、どエライお方。日本の基礎スキーの方向性を決めている方と言って過言はないでしょう。

講義の本質は、やはり次のキーワード。

「自然で楽なスキー」
「フェイス・コントロール」
「脱力系」
「Hybrid Skiing」
「ターンは谷回りの連続」

「スキーの基本技術は外足主導である」とますます確信している僕ですが(笑)、居澤さんの話はSAJのど真ん中を行く話でしたのでアタマの中ではふむふむそういうこと言うだろうなと理解できました。しかしその時、意外な言葉が飛び出しました。

「自然で楽なスキーの理論は明確になってきたが、指導法はこれからである」

えっ? スキー指導者を養成する講習会ですけど??  こういう言葉が出てきてしまうこと自体に、僕は谷回り理論に対する最大の疑問を呈したい。っていうか、内足主導は指導法を突き詰めてゆくと破綻すると思います。薄々感じていらっしゃるのではないでしょうか。

さて気を取り直して、講義その2。現役選手の沖山正裕デモ。話はうまくなかったですが(^^;)、選手らしく身体の使い方を説明して下さり、大変ためになりました。

講義3はトレーナーの中村一正氏。僕は飯島さんのトレーニングを受けているので目新しさはありませんでしたが、会場で実地にストレッチを行うなど、養成講習会としては新奇性はあったと思います。

以上のような感じで、養講の第1回目は終わりました。2回目は来週開催されますのでまた参加してきま~す。


フィールドトレーニング@駒沢公園

2011-10-10 23:10:34 | スキーの話題一般

日曜日に飯島庸一トレーナーによるフィールドトレーニングに参加してきました。駒沢公園でのトレーニングは僕自身3回目。日曜ということもあって相変わらずたくさんの方がジョギングなどのスポーツに取り組んでいらっしゃいました。

さて、今回のテーマは「ショートターンの対応能力を高めるためのクイックネ&スペーシングコントロール」。ショートターンのような早い動きに対応できるポジションや3次元的なスペーシング能力のためのトレーニングを行いました。ビデオを撮ってポジショニングを確認しながらのトレーニングがとても効果的でした。



今回は金子彰トレーナー(一番手前)もいらしておりました。


階段を使ったステップワークのトレーニングも行われました。置かれているステップワーク・ディスクの色に応じて、白は左足、青は右足、黄色は両足でステップしながら階段を下りてゆきます。「ケンケンパ」のトレーニング版ですね(笑)。正しいポジショニングと同時に、先読み能力も要求される難易度の高いトレーニングでした。



フィールドトレーニングに何回か参加しているうちに、少しずつ「ポジション」「スペーシング能力」「骨関節の前傾角」や「可動域の左右差」などが正しく理解できるようになってきました。雪上に出る前にこれらへの理解が深まったことで、滑りの進化に繋がればいいなと期待しています。


クラブ主催のフィールドトレーニング

2011-10-02 23:30:53 | スキーの話題一般
今週末はトレーナーの飯島庸一さんを講師にお迎えして、サンフィッシュクラブ主催行事としてフィールドトレーニングを行いました。場所は駒沢公園。クラブ員とビジターと合わせて14名が参加してくれました。

テーマは「斜面感を意識した股関節周辺の機能性トレーニングと外足荷重ポジションの確立」。僕がテーマとしている内容をリクエストしました。

お手玉を使った身体の連動性トレから始まり、外足ポジションからのジャンプトレ、コーンを使ったクイックネストレ、傾斜を使った股関節・足首関節などバランス確認と柔軟性や可動性のトレ、そして階段を使ったステップトレなどが行われました。

パーソナルメニューの中に入っていてやったことがあるトレもありましたが、改めて飯島さんにチェックしてもらえたのでよかったです。トレーニングの成果が上がっているとお褒めの言葉も頂き、ますますやる気が出ました。

クラブ員の皆様にもフィジカルトレーニングの意義を理解して頂けたこともよかったと思います。正しい身体の使い方やメインテナンスの仕方ができた上で、オフトレや雪上での練習をすることが大切だと改めて認識しました。

飯島さんを囲んでのトレーニングの後の懇親会も大いに盛り上がりました。本当に楽しい一日でした。

次回は飯島さんを再度お招きして、今度は雪上トレを企画したいと思います。乞うご期待!