この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

ETC1000円割引制度

2009-04-28 20:02:38 | その他の話題
ETCの休日特別割引制度(いわゆる1000円割引)が始まって早くも1ヶ月たちました。今年のGWは高速道路が大渋滞しそうですね。

この新しい制度によって、新たに「圏央道のパラドックス」とも言うべき利用法(盲点?)が発生しましたのでご紹介しましょう。

大都市近郊区間と地方区間の境目は、中央道は八王子、関越道は東松山です。八王子から東松山に行くとします。普通に考えれば、圏央道を通って八王子→八王子JCT→鶴ヶ島JCT→東松山ですよね。通常料金は2450円です。

圏央道は地方区間ではないので1000円割引の対象外であり、最大でも50%引きの1250円と思うかもしれません。ところがどっこい、1000円で行けます。

なぜなら、八王子→東松山へは中央道→長野道→上信越道→関越道という超遠回りのコースで行くこともでき、こちらはすべて地方区間なので1000円であり、2通りの割引がある場合は料金の安い方で決まるからなのです。

逆に料金の逆進性も生じてしまいます。圏央道を途中から使う方が走行距離は短いのに料金が上がってしまう場合があります。例えば入間ICから乗って地方区間の遠く(例えば上田菅平IC)で出ると1500円になってしまいます。八王子から乗った方が距離が長いにも関わらず1000円で済みます。

私は以前はあきる野から圏央道に乗っていたのですが、1000円割引が始まってからは八王子から乗って圏央道をフルに使うようにしています。わずか200円ですけど安いし、時間もちょっと早くなりますからね。

以上が圏央道パラドックスです。地方区間とそうでない区間とが混在した高速道がぐるっと一周ループしていることが原因ですね。皆様ご参考になさって下さい。

久しぶりの休日

2009-04-26 08:54:20 | その他の話題
週末に滑りに行かない久しぶりの休日です。

洗濯したり、掃除したり、溜まったビデオを見たり。なんだかほっとします。

でもまた来週からGWはガッツリ滑りに行きます。八方尾根です。

さて今週世間では某有名人のニュースで持ちきりでしたが、便乗して早くもこんなTシャツが・・・



まあ、しばらく反省して、また戻って来てくれることを期待しております。

アサマ2000でマニアックな練習会

2009-04-20 23:45:27 | スキーの話題一般
先週末はアサマ2000で滑りました。40オヤジさんのありがたいお誘いに甘えさせていただき、練習会に参加させていただきました。

この日のアサマには、この練習会も含めシニア技術選で最上位にランクインされるような方と数名お会いすることができました。私の年代はものすごくレベル高いです。技術選の成績でも一回り下の世代と互角に戦っています。熱~いマニアックな頼もしいオヤジたちが集いました。

この日のアサマはアトミックのキャンプが行われており、ステージ1~3の半分はポール設置で貸し切り。残り半分でもデモ班のレッスンが行われており、結構な混雑ぶり。



これらのデモ達の滑りを横目に見ながら練習会開始。

今回のテーマは山回りから切り替えにかけて踵荷重の低いポジション。これによりスキーの走りが格段に良くなりました。

そして、その低いポジションから外スキーを踏み出していって谷回り。雪面を捉えるタイミングがこれまでより早く感じられました。

ビデオで見ると山回りでのスキーの走り、しっかり谷回りが作れたときは、ターン弧がとても綺麗です。我ながらすばらしい滑り!

たった一日で滑りのイメージが全く変わってしまいました。今シーズン滑りを改造していたつもりでしたが、この期に及んで再度壊して根本的に作り直すことにしました。

まだ後傾気味なので前後に動くとか、左外足(右ターン)がきちんと踏むとか、切り替え時に抜重せずに踏み続けながら切り替えるとか。まだまだ作っていかなければならないことばかりですが、これをきちんと克服すればすごいことになりそうだぞという予感がします。

40オヤジさま、そしてレッスン参加者の皆様、貴重なレッスンと沢山のアドバイスを本当にありがとうございました。私のような未熟者ですが、今後は一層精進して勉強して、今度は少しでも皆様のお役に立てるよう努力してゆきたいと思います。またご一緒させて頂けると嬉しいです!

そして、来シーズンは技術選を中心に活動することを既に心に決めました。今回お会いできた熱~いオヤジ達と一緒の戦えることが、今から本当に楽しみです。

本当に残りわずかのシーズンですが、来シーズンに向けて、最後まで集中してがんばるぞ~!

スケートと握力との関係

2009-04-17 20:30:45 | スキーの話題一般
一昨日の報道ステーションで、男子フィギュアスケートのホープ、弱冠二十歳の小塚崇彦さんのインタビューを見ました。

面白かったのは彼の握力が強いという話。ジャンプのときに手を強く握る必要があり、懸垂などして鍛えているとのこと。スケートと握力と関係があるって、非常に興味深いと思いました。

小塚さんへのインタビューはyoutubeに投稿されていましたので、まだ削除されていないようでしたらご覧になってみて下さい。



運動一般でも同じ話はあるよなーと。スキーでも脚の運動ばかりでなく、腕の運動を含めトータルな全身運動として考えることが大切なんじゃないかと今シーズン思い始めるようになりました。

例えば今シーズンのマイブームであった「ゴム紐びよ~ん」運動。小回りのような素早い脚の曲げ伸ばしを行う際には、「バランサー」として腕の運動を積極的に使うことで、雪面コンタクトを常に保ちながらスキー板を素早く前後左右に動かすことができるように感じました。

トップデモの滑りを見ると、ストックを突くという動き以外はあまり腕の運動を使っていないようにも見えますが、それは自動化されて洗練されてしまって見えにくくなっているだけで、実際は脚の動きに対応してかなり腕や上体の筋力を使っているのではないかと私は思っています。こういう「めちゃうまい方々」がご自分の内面で感じられている運動感覚と、我々が外見で見ている運動とが相当異なっているのではと思います。

今シーズン何度も紹介している我満さんのDVDでも、練習段階では腕の運動を大きく使い、そこから習熟度を上げた滑りにしてゆくと、ゴム紐びよ~んなどの不自然な腕の運動はほとんど見えなくなり、非常に洗練されたかっこいい滑りに到達する過程が紹介されていました。

片山秀斗デモの「入場行進滑り」なんかも同じような例ですね。切り替え時に腕を前に振り出す動きを強調して行うことによって、コブ滑りなどで必要な逆ひねりと重心の前移動が出来るようにする、とてもよい練習方法です。

こういうちょっと極端な全身運動から始めることこそ、「めちゃうまく滑る方々」の内的な運動感覚を追体験できる、最適な練習方法なのではないかと思い始めています。

もちろん、スキーの場合は脚の動きが主体であって、腕の運動はそれをバランスする補助的な役割であることは注意しなければなりません。変なポジションに乗っている状態を腕の動きでカバーする、みたいな本末転倒なことではもちろんいけないと思います。

このインタビューを見てスキーを脚の運動だけで考えるのではなく、全身運動として見直してみようというきっかけにしようと思いました。

アサマ2000テククラ検定の採点表

2009-04-16 21:38:22 | テククラ検定
結構参考にされている方も多いみたいなので、アサマ2000で行われたテクニカル検定、クラウン検定での全受検者の採点表をアップしておきますね~。

各種目の合格者数なんかも、ちょこっと集計しておきましたぁ。

意外と整地中回りと整地小回りで○が付いた人は多い。あとフリーも多いかな。

意外や意外、整地大回りの採点がひじょうーに辛い。不整地大回りと小回りもかなり厳しい。

面白い傾向ですね。

テクニカル検定(1~50番)


テクニカル検定(51~99番)


クラウン検定


テクニカル検定報告(最後のまとめ)

2009-04-15 23:44:37 | テククラ検定
テクのレベルには遠く及ばないという実力のなさをようやく自覚して、滑りの根本改造に取り組み始めたのが2月。

そこから短い期間でしたが、シニア技術選と今回のテク検定を通して、滑りの基本ベースとも言える整地大回りと整地小回りで合格点をもらえたことは、取り組んできたことに間違いはなかったと評価され、素直に喜んでいいのかなと思えるようになりました。

特に小回りは以前の「止めるエッジング」滑りから比べると格段に進化したと思います。まだスキートップの運動が小さく綺麗なS字ターンを描けるまでには至っていませんが、それは次の目標として取り組み、次回の検定(技術選)では加点(検定でいうと合格点+1点以上)を狙おうという欲も出てきました。

しかしビデオで見えているように、ポジションの基本問題から雪面状況への対応能力に至るまで、改善しなければならない課題がたくさん残っています。今回の反省を活かして課題を克服し、さらに滑りを進化させてゆきたいと思います。

今回の受検のもう一つの収穫として、テク検定特有の「傾向と対策」というのも少し分かってきた気がします。一言でまとめると「正確な運動表現と積極的な滑りとの調和」とでもなるでしょうか。「種目の正しい理解と練習に裏打ちされた自信」がそれをサポートすると思います。

種目ごとに着眼点というものがあり、それを理解して演技することが必要だと思いました。整地大回り・中回り・小回り種目は求められている運動要素を正確かつ明確に「見せる」こと、不整地種目(大回り・小回り)とフリー滑走は守りに入らず自信を持って積極的な滑りを「魅せる」ことがポイントだと思いました。次回に活かしてゆきたいと思います。

以上でテク検定受検反省会を終わります。最後になりましたが、昨シーズンに引き続き今回もビデオ撮りして下さったモト・シマウマご夫妻に改めまして心より感謝します。

そしてこの反省会を通してたくさんの厳しくも暖かくコメントを下さった皆様、それをしっかり理解して滑りの向上に役立てようと思います。

みんな本当にありがとう!!

テクニカル検定報告(整地中回り、フリー滑走、不整地大回り)

2009-04-14 22:12:12 | スキーの話題一般
それではテク検定反省会を再開します。残りは×が付いた種目ばかりなので、恥は一度にかく方がまだ楽そうなので一気にアップします。皆様、コメントはどうぞお手柔らかに。

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中回り
受検生の数が多く、4種目目の中回りが始まる頃はもう正午になっていたでしょうか。買っておいたチョコレートなどをかじって、順番まだまだだなと思ってお手洗いに行って戻ってきたらもう自分の順番がすぐそこに! 慌ててリフトで上がりましたが、登っている途中で自分の順番がコールされている様子を遠くから虚しく見物・・・ 急いでスタート地点に到着して、10番遅れくらいでしたがスタートできました。よかった!

自分では板をしっかりたわませて走らせてS字のターン弧を描いてきたつもりだったのですが、結果は74点で×。

撮影班も間に合わなかったために、ビデオが残っていません。思い当たる点としては、板がよく走っていましたので体が気持ちよく上に抜けてしまって長すぎるニュートラルになり、谷回りの作りが雑になってしまったのかもしれません。

中回りは相変わらず苦手種目ですが、検定経験を積むにつれて「よい中回りに必要な要素」は少しずつ分かってきたような気がします。

(1)板のたわみ性能による推進力を引き出した山回りによるターンの切り上げ
(2)その推進力を利用してニュートラルを明確に通過してから谷回りをしっかり捉えるなめらかな運動の流れ

この谷回りでの捉えがないと、結局は小回りでも必要な綺麗なS字の軌跡が描けないと思います。そして谷回りをしっかり作るためには、よいポジションで板を踏んで推進力のある山回りで切り上げてくることもポイントかなと思っています。さらに練習して身につけたいと思います。

お手本としてクラウン受検者の合格点80点の滑りを見てみましょう。山回りの推進力→ニュートラル通過→谷回りの捉え、というなめらかな動きが明確に出ている滑りになっていると思います。



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整地フリー



結果は74点で×。気温も上がってきて雪が緩んできている状況において板が走らず、前半で滑走性の悪い中回り、後半でいまいちの小回りを入れたことがさらなる減速要素となり、全体的にじつ~~にまったり~とした退屈な滑りに。これは×が付いて当然ですな・・・ はぁぁ~・・・

参考までに合格点(75点)が出た方の滑りをお一人ご覧頂きましょう。


リズム変化として小回りをちょこっと入れただけの構成です。さすがにこれはシンプル過ぎないか?という気もしますが、変にたくさんリズム変化を入れて減速するよりはるかにマシ、というのがフリー滑走の理解なのだと思いました。

昔はフリーは得意種目だったのに、どうも最近は苦手意識があります。構成とかリズム変化とかを気にしすぎ、考えすぎなのです。それにより滑りが硬くなったり雪面状況に合わない滑りになったりして、フリー滑走に必要なスピード感や積極性・楽しさが伝わらない平凡な滑りになってしまうことが原因だと思います。

今回の失敗を教訓に、次回は「フリー滑走は笑顔で楽しく滑ろうよ!」を目指そうと思います。

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不整地大回り



結果は74点で×。外スキーを前で押さえることにより斜面の凸凹に対応するポジションで滑りました。自分では結構安定して高速で滑っていたイメージがありましたが、こうして動画で見てみると、腰が引けていておっかなびっくり滑っているように見えます。こんな風に見えていたとは・・・がっくし・・・

大回りのときにも現れていましたが、滑走性を出そうとしたり雪面を押さえようとして外スキーだけを前に動かそうとする滑りは、このように外スキーのポジションを外してしまうことになります。今後の修正ポイントです。

あとは、不整地大回りはもっと自信を持って滑るべきだと思いました。バーンの両脇は荒れているから弧はすこし小さめに行こうとか、そういう消極的な気持ちが出てきた結果が滑りを小さくしたと思います。この荒れた斜面でも安定して速く大きく回れるんだぞ、ということをアピールするくらいの積極的に気持ちで行くのがよいと思いました。

参考までに合格点(75点)の方の滑りをご覧下さい。安定しておりうまいです。


明日は反省会のまとめを行います。

シーズン最後のクラブキャンプ@志賀高原

2009-04-13 23:53:20 | スキーの話題一般
4/11(土)と12(日)に志賀高原にてシーズン最後のクラブキャンプが行われましたので、本日は簡単に報告します。

天候に恵まれて晴れで少し暑いくらいの春スキーになりました。滑ったところは一の瀬ファミリー、ダイヤモンド、焼額山、寺子屋、高天が原、タンネの森といったいつもの場所。

二日目はいつもの朝一焼額。既に荒らされているかと思ったら思いのほかバーン状況はよく、難なくサルレナリン放出(笑)。ちょー気持ちよく滑れて大満足でした。


朝一焼額山からのいつもの風景

今回の私のテーマはテク検定で明らかになった大回りでの前寄りポジションの是正と、山回りの推進力を利用した谷回りへのスムーズな切り替えでした。

でも、楽しみ8割、テーマ練習2割。あんまり真剣にはやりませんでしたけどね。

帰るときは車で奥志賀まで足を伸ばして、グランフェニックスのアウトレットモールを見たり、レストランで昼食を取ったりしました。ミドルウエアを買おうと思って乗り込んだのですが、品揃えが少なくて今回はお買いあげなし。ちょっと残念。


昼食はリッチに「牛タンステーキランチ」(2200円也)

テク検定反省会は明日以降再開します。残っているのは×が付いた種目の反省なので、今から気が重いです・・・

テクニカル検定報告(整地大回り)

2009-04-09 22:20:52 | テククラ検定
さて本日は整地大回りの反省会です。

今シーズンの改造ポイントは次のようなものでした。
(1)前後運動をしっかり行う
(2)外足を前に走らせる
(3)しっかり引いた内足に乗る(内股関節をしっかり引く)
(4)ニュートラルポジションにしっかり戻る
(5)谷回りを長く取る
盛り沢山です(笑)。

それではビデオを見てみましょう。



バランス崩してます(汗)。しかし内足にしっかり乗っていたためすぐにリカバリーできました。結果は75点で○。よかった・・・

このミスを除けば、谷回りもまあまあ作れているし、スキーは走っているし、内足は使えているし、前後に動けているし、うまいとは言えませんがそこそこの滑りだと思います。

参考までに、もう一人75点の方の滑りも見ましょう。大回りという種目を分かっていますよ、ということが表現できているいい滑りだと思います。



さて、私自身の今後の改善点としては、
・ ターン弧を急激に曲げすぎる(都シニア技術選での転倒の原因でもある)ので、もっと丸い弧をイメージすること
・ ニュートラルポジションに戻るのは良いが、運動がそこで途切れてしまっているので切り替えのスムーズさを出すこと
・ 山回りで得た推進力を使って、もっとしっかり長い谷回りが作れるようになりたい

といった辺りでしょうか。

まだまだ延々と反省会は続く・・・

テクニカル検定報告(整地小回り)

2009-04-08 20:06:57 | テククラ検定
テク検定の2種目目は整地小回りです。

今シーズンは小回りの大改造に取り組み、ようやく板のたわみを活用した小回りターンができるようになったと思います。さらに我満さんのDVDレッスンのお陰で、斜面雪面状況に応じてストレッチ系とベンディング系の2種類の技術を確実に使い分けられるようになりました。小回り技術の引き出しが綺麗に整理された上でその中身も増えたことが、今シーズン最大の収穫だったと思います。

さて検定バーンはステージ2を半分にセパレートして、下から見て左側の斜面で行われました。不整地小回りと同時並行に行われており、早番で滑った私は今度はほとんど最後の方に滑りました。

気温が高かったので100名以上滑ったバーンは、私が滑る頃にはかなり荒れていました。そこであまりみんなが滑っていなさそうな、下から見て右側の端っこを滑りました。滑り始めてみると雪面状況が良さそうだったので、ストレッチ系小回りで大きく横幅を取って軽快に滑りました。

それではモト・シマウマさんご夫妻が撮ってくれた滑りを見てみましょう。



結果は合格点の75点。両足荷重が出来ている、両すねの角度が合っている、前後運動が出来ていてニュートラルポジションへしっかり戻れている、などなどこれまでの欠点をことごとく克服して、改造の成果が十分発揮できており、我ながら本当に良い滑りだと思います。これまで苦手にしていた小回りがようやく自分の自信に繋がってきたことを実感しました。

あと改善するべき点は、右外足ターンのときに少し外向傾が強いこと。これは右肩が引けていることが原因。左外足ターンのときに右手を伸ばすことにより矯正中でしたがまだ直っていません。手の運動と連携させて右の外スキーをもっと走らせる運動をすれば直ることが分かっているので、今後これを自動化してゆきます。

さらにワンランク上の小回りを目指して、今後は谷回りから雪面をがっちり捉える「斜面に張り付く小回り」を目指していきたいと考えています。

さらに反省会はつづく・・・