この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

今シーズンの振り返り

2014-06-22 13:35:44 | スキーの話題一般
先週の立山スキーにて今シーズンの滑り納めとなりました。恒例の振り返りを行います。

滑走日数 62日 (昨シーズンは53日)

スノー人生で初めて60日突破です。今シーズンは土日祝日はもちろん、年末年始とGWもがっつり滑りましたので、まぁ順当な数字といったところでしょうか。

一番滑ったのは意外にも苗場の14日。マスターズ選と都予選があったためですね。全部で16スキー場で滑りました。おそらくこれも最多だと思います。特に月山と立山では登山して滑ったのはよい思い出になりました。

そして2月の大雪が思い出されます。2週末連続で大量の降雪となり、2つめの大雪は記録に残る大災害となりました。その半面でゲレンデには例年よりも多く雪が積もり、5月の連休までがっつり滑ることができました。

次に今シーズンの成果の振り返りです。

技術選に関しては、都マスターズ選の第1戦(上越国際)にてクラス2位となり念願の初表彰台に上がることができました。オープンマスターズ技術選(菅平)でもクラス3位に入りました。これまでマスターズ選でなかなか評価してもらえませんでしたが、今シーズンは筋力に頼りすぎないようにして板に効率よく仕事をさせるという滑りをしてみたら結果的に高い評価を頂きました。大平成年さんがキャンプで言っていたことがようやく理解できるようになり、それが身に付いてきたからかなと思います。ここまで来たらこの大会でトップを取ってみたいという欲が出てきました。

今シーズンは東京都技術選(都予選)の方にも参加しました。こちらの方は予選落ちと不甲斐ない結果に終わりました。都予選で求められている要素がマスターズ選とは異なりスピードやパワー、ダイナミズムや攻める姿勢が必要であることを理解しました。来シーズンはこの大会で順位を上げることも目標の一つにしたいと思います。

そして今シーズンもチャレンジしたクラウン検定はまたしても不合格でした。昨シーズンと変わらずマイナス2点。相変わらず小回り系2種目でマルが出ません。しかし人間追い込まれると必死になるようで、シーズン後半の滑り込みで整地小回りに関しては重心の前後移動とそれにマッチした身体運動こそ自分に足りなかったものであり、小回りに限らずすべての滑りの重要ポイントであることにようやく気付きました。またコブ滑りに関しては全力120%で攻める練習を繰り返し、運動要素を自動化した上でどのようなコブ斜面でもハイスピードで再現できるよう練習を積みました。(お陰で全力攻めでコケた際に小回り板を壊してお釈迦にしてしまいました… ^^;;;)

フィジカル面では引き続き飯島庸一トレーナーの指導を受け、向上した身体能力のお陰で怪我や故障なくシーズンを終えることができました。

今シーズンはクラウン検定で自分に言い訳のできない状態に追い込み、結局は不合格でしたがそれでさらに自分自身が奮起し、その悔しさが原動力となって重要なポイントに気付けたように思います。もっと滑りたかった! シーズン終了がこれほど寂しく名残惜しかったシーズンは初めてです。そして来シーズンはもっと成果の上がる楽しいシーズンとなる予感がします。

今スノーシーズンはお付き合い下さりありがとうございました!

立山でスキー

2014-06-18 19:17:08 | スキーの話題一般
先週末は立山に行ってきました。立山に登るのは20年ぶりくらいでしょうか。あのときは信濃大町の方から扇沢を通って黒部ダムを見物。室堂を通過して富山側へ降りました。今回は50オヤジさんのお宅に泊めさせて頂き、富山方面からのアタックとなりました。

土曜日はあいにくの曇り。昼に向けて天気が良くなるという予報を信じてスタートです。今回のツアーでは、これまでクラブ合宿でお世話になっている石川県連所属のSAJデモ旭潤子さんもご一緒して下さいました。朝6時に金沢を車でスタートして、8時に立山駅に到着。ここまでで標高475m。


(駅員さーん、日付が前日のままですよ~。僕も今気付きました~(^^;))


そこからケーブルカーとバスを乗り継いで1時間半で室堂平(標高2450m)に到着です。途中でかの有名な雪の壁を見ることができましたが、あいにく霧が立ちこめていて感動もイマイチ。



室堂平でガイドの四代目平蔵こと佐伯知彦さんと合流。ここからはいよいよスキー板を背負って登ります。今回登ったのは室堂山(2675m)。1時間ほどかけて登りました。晴れていれば立山カルデラや北アルプスの山脈が一望できるはずですが、あいにくの霧で遠くは何も見えず…

さてここからはお楽しみのドロップイン。気温が低いのでもう少し板が滑るかと思いましたが、思ったより板は走りません。あっけなく10分で下り終えました。


(室堂山を下り終えるとガスが晴れてきました。誰ですか霧男(女)は(笑))


午後になるとようやくガスが晴れて青空が出てきました。よかったー。ランチの後はみくりが池に向かって降りるコースで滑りました。


(雪の白と水のエメラルドブルーのコントラストがとても美しいみくりが池)


滑り降りたら担ぎ上がってこなければならないので、二本勝負で集中して滑りました。文字通り今シーズン最終滑走をこの美しい場所で滑ることができてよかったです。 帰る頃には青空が広がってきて、素晴らしい風景が広がりました。登山は登る最中は苦しいのですが、登った後のこのようなご褒美があるのが最高にいいですね。


(僕らが滑った室堂山の斜面も綺麗に現れました)


来年には北陸新幹線が開通するので、金沢が近くなります。来年もまた立山に行きたいと思っています。

さて、日曜日は金沢をあとにして白馬に向かいました。滑るためではなく(笑)、スキー仲間の結婚式に出席するためです。新郎の凜々しく頼もしい姿、花嫁の綺麗なウエディング姿、チャペルでの皆が参加しての指輪交換、そしてスライド映像では和装でのゲレンデ滑走が紹介されるサプライズなど、随所で印象に残る演出があり、感動的で素晴らしい式でした。


(誓いのキス。(*^^*))


「けっこう猿スキー軍団」(笑)の一員として、お二人のご結婚を心よりお祝いするとともに、末永いお幸せとスキーライフを祈念いたします。おめでとうございます!

月山で登山&スキー

2014-06-01 20:56:25 | スキーの話題一般
一週間遅れでの投稿となりますが、先週末は月山に行ってきました。昨シーズン遂にデビューしてしまった月山ですが、今シーズンはさらにマニアックに月山山頂への登山を敢行してきました。一日目が天気がよかったので、早速登山決行です。

昨シーズンは姥ヶ岳(1,669.7m)まで登るのでさえヒーヒー行っていたので、月山山頂(1,979.5m)まで登れるのだろうかと恐れていました。ネットで色々調べて、リュックのサイドに板を括り付けるやり方で少しでも楽をしようと工夫しました。ついでにブーツも板のビンディングに取り付けるやり方を知りました。こうするとリュックの中身に余裕ができます。


(板をリュックに括り付け、指さす月山山頂に臨みます)


月山ペアリフトからスタートして、Tバーを2本乗り継いだところからいよいよ登山スタート。姥が岳から牛首の尾根を少し下ります。スキー板を背負っているので意外と下りがきつい。何回も転けそうになります。牛首からしばらく登ってゆくと積雪が途切れて、そこからはスキーをおいて岩山登山に入ります。2時間かけてようやく月山の山頂に到達しました。


(月山山頂はものすごい強風でした)


山頂でお昼を食べて、天候が悪くならないうちに下山開始。スキーをおいてきたところまで戻って来たら、そこでスキーを履いて滑走下山開始。この下り滑走の楽しみために苦労して登ってきたようなものです。登り2時間、下り15分(笑)。雪が汚れてしまっていてスキーはあまりよく滑りませんでしたが、ここまで本格的に担ぎ上げで滑ったのは初めてでしたので苦しかったですが楽しかったです。

二日目は大斜面を普通にコブ滑り。今シーズン取り組んできたコブ滑りを総括しながら練習。基本的なポジショニングや運動はかなり自動化が進んできたので、深くて難しそうなレーンを選んでスピードを上げるという、今シーズン後半に取り組んできたトレーニングをしました。

これで実質的にスキーシーズンは終了。実はもう一日某所で滑る予定があるのですが、それはまた追って報告しますね。