先週末は高瀬慎一SAJナショナルデモンストレーターと旭潤子SAJデモンストレーターを講師に招いてのクラブキャンプに参加してきました。場所はアサマ2000です。人気レッスンともあって多くのクラブ員が参加し、2班に分かれての講習となりました。
旭潤子SAJデモ(左)と高瀬慎一ナショナルデモ(右)
昨シーズンに引き続いてシーズン始めのダブルデモレッスンです。昨年のシーズンインキャンプはSAJ新教程の理解というかなりマニアックなテーマでしたが、今シーズンはガラリと変わって実践的な講習内容になりました。
まず初日の講師は高瀬ナショデモ。強調されたのは、外スキーにしっかり圧を乗せることの重要性。ニュートラルゾーンは通過点に過ぎず両スキーに常に荷重し続ける滑り。板の性能を活かす滑り。筋力を効率よく活用する滑り。これらは僕自身の取り組んできた方向と完全に一致しており、心から納得の出来る講習内容でした。
初日の高瀬慎一ナショデモのレッスン風景
二日目は旭デモが講師でした。内容は高瀬デモとほぼ同様です。切替から山スキーにしっかり荷重して圧を掛け続けること。谷側に重心を落としすぎず両スキー荷重を心掛けることなどでした。
二日目の旭潤子デモのレッスン風景
レッスンのやり方に関しては、高瀬ナショデモは外スキー荷重からスタートして段階的なステップを踏みながら両スキー荷重へと段階的に組み立てるやり方だったのに対し、旭デモは異なるバリエーショントレーニングを多めにして正確なポジショニングや運動を理解するというアプローチでした。
高瀬ナショデモは段階的に進んでいくレッスン方式が分かりやすく、レッスン中にしっかり褒めてくれるのでやる気が出て楽しかったことに加えて、僕の目指している滑りの方向性と同じなので凄く満足度が高かったです。それに対し、旭デモはレッスン中のトークが楽しいものの、最終形というか目標として何を目指しているのかが少し分かりにくかったかな。レッスン始めに目標を受講者に明確に示して、細かいアドバイスよりは上達をしっかり褒めて自信を持たせる指導をすれば受講者の到達感とか満足度も大幅に上がるのではないかと思いました。
デモキャンプのように、めっちゃ上手いスキーヤーと一緒に滑って話を聞くことで、自分の滑りや理論の妥当性を確認して自信を深めることができるのは大変有り難いことです。今回のキャンプで学んだことをしっかり練習して身に付けてゆきたいと思います。