この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

八千穂高原スキー場で練習

2009-12-17 01:47:43 | スキーの話題一般

12/13(日)は八千穂高原スキー場で滑ってきました。前日のアサマから移動してきました。

私は八千穂高原スキー場は初めて訪れました。小諸からクルマで50分くらい。標高1600メートルとそこそこの高さにあります。この時期は人口降雪機によって硬くパックされたハードバーンですが、そのため午後になっても緩まずに、適度な斜度は練習にはうってつけのバーンでした。


(こんな感じで、フラットで幅広で真っ直ぐな斜面は基本練習にうってつけ)

この日は40オヤジさんの所属クラブの練習会に参加させて頂きました。泊まり合宿ではなくて日曜日一日だけの練習会。これもまた面白い形式だと思いました。2班に分かれて、私は40オヤジさんが講師の班になりました。





さてこの日の練習テーマは、前日彼と一緒の取り組んだ内容そのものでした。大切なポイントをまとめます。


(1) 山回りでしっかり外向傾を取る。これにより板に圧をためる。
(2) 山回りから切り替えに向かう際に、太ももを起こす(立てる)動きを使って、板を真上から踏める高いポジションを取る。
(3) 切り替え時にストックは出来るだけ遠くに突くようにする。これにより(2)の高いポジションを取る助けになる。
(4) フォールラインから山回りで外スキーを走らせる。そして(1)の外向傾により板のたわみを作った後、それを解放させながらスキーを走らせてゆき、(2)の動きに持ってゆく。

前日のアサマでの練習では雪面コンディションが悪かったせいもあり、「ん~??」といまいち感覚が掴めませんでしたが、この日の好コンディションのお陰もあり、「んっ!!」というしっかりした実感が掴めた気がします。自分の滑りのイメージが明確に変化してきていることを感じました。

なお、この(1)~(4)のポイントには重要な前提条件があります。それは、これまでのグランジャー練習でも何度も指摘しているように、「乗れているポジション」にいることです。外れているポジション、特に後傾ポジションではポイント(2)のような、高いポジションから板をしっかり踏むことが出来ません。「乗れているポジション」はすべての基本だということも改めて実感しました。

乗れているポジションに乗った上で、さらに(1)~(4)のような体の使い方をすると、板が「ぎゅ~ん」と走る感覚が得られます。さらにもう一つ、次のような体の使い方をすると有効ではないかと思いました。

(5) (4)で作った「走るスキー」の勢いを利用して、(2)の「高いポジションで乗れているスキー」を谷回りにおいて山側に向けてずらして押し出す。

以上の点を踏まえて、さらに練習を積み重ねて滑りのレベルを高めてゆきたいと思います。

帰りは須玉ICから帰りましたが、下道が長い長い。1時間20分くらい掛かりました。これがちょっと欠点ですが、基礎練習には適したゲレンデだと思いました。

最後になりましたが、2日間の練習で重要なポイントを教えてくださった40オヤジさん、そしてご一緒させて頂いたクラブの皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。


アサマで濃~い練習

2009-12-14 23:56:37 | スキーの話題一般
12/12にアサマ2000で練習してきました。今回は東京都シニア技術選・クラス3連覇中の40オヤジさんとご一緒させて頂きました。なんと有り難く貴重なお誘いでしょう! この場を借りまして改めて御礼申し上げます。

さてこの日のアサマは、積雪量も増大して、ステージ3もオープンして、コンディション良好か?と思いきや硬いモコモコ雪で、良いコンディションだったとは言えませんでしたが、練習内容はなかなか濃いものとなりました。

40オヤジさんとは昨シーズンのトレーニングで一緒に練習しました。今シーズンは彼も「切り替えで高いポジションを取る」ことをテーマとして取り組んでおり、これは私が今シーズン取り組んできた「乗れてるポジション」とは方向性が全く同じだということがすぐに理解できました。

さらに彼との練習を通じて、「乗れているポジションの上で、どのように体を動かすとスキーの性能を最大限引き出せるか」に関して、これまでにない感覚が得られたと思います。

この翌日には彼の所属するクラブのキャンプにも参加させて頂きました。具体的な練習テーマと合わせて、次回詳しく報告致します。

アサマで基礎練習

2009-12-08 23:18:16 | スキーの話題一般

12/6はアサマ2000でトレーニングしてきました。先週の湯の丸での低速練習で確認したポジションを、急斜面でも再現できるようにすることがこの日の目標です。

この日のアサマは快晴。前日までに降った雪でステージ2も幅広く使えるようになりました。緩斜面のステージ1もオープンして、低速基礎練習も可能になりました。しかし、まだところどころ石ころが転がっていたり、岩や草が出ていたりと、注意が必要です。





もう我慢が出来ずに、ニューアイテムのオガサカ・TC-QRをデビューさせてしまいました!



板をしっかり踏めている時の、スキートップからテールまで均一にしなって雪面をグリップする感触があります。そのため、谷回りで正しいポジションで板が踏めれば、よい谷回りが作れそうです。ターン後半でのスキーの走りも急激ではなくて程よく、切り替えで体が遅れにくいです。技術選で活躍してくれそうです。

さて、この日も基本ポジションの反復練習を繰り返しました。前の記事で述べたように、左右のポジションと前後のポジションの両方が大事です。この日の練習でも急斜面になっても左右のポジションはおおよそ大丈夫のようです。

しかし前後のポジションの方は、やはり斜度が急になってくると、ターン後半でどうしても体が遅れて後傾になってポジションが外れてしまいます。一旦ポジションが外れてしまうとリカバリーに時間をとられ、板が踏めないまま走ってしまい良い谷回りが作れません。

急斜面でも体が遅れないようにして、乗れているポジションで切り替える練習を繰り返しました。

急斜面でやられた後は、緩斜面で反省練習(笑)。基本のポジションを再確認してから、再び急斜面で練習。この反省練習はすごくいいかも!


この日は緩斜面のステージ1でも練習できました。

左右のポジションはほぼ自動化出来てきました。あとは前後のポジション。切り替えの時に遅れずに板が踏める前寄りのポジションにいられるか。これがターンの正否を決めます。

特に小回りでは、一瞬の後傾がターン後半での強いエッジングなどの失敗ターンに直結します。

さらに練習を重ねて、前後のポジション取りも自動化できるように繰り返し練習してゆきたいと思います。


低速基礎練習@湯ノ丸

2009-12-02 00:59:41 | スキーの話題一般

11/29に湯の丸スキー場に行ってきました。今回はk2hikoさんと一緒に練習です。

前回のアサマ2000で出来なかった、グランジャーのポジションをスキーの滑りに焼き直す練習するために来ました。シーズン始めにしっかりこの転写作業をやっておかないと、せっかくやったグランジャーのオフトレの意味がなくなってしまうので、焦らず地道に取り組みます。


(第2ゲレンデのリフトから。午前はレーサーが、午後はボーダー率が高かったです)

私は湯の丸は初めて。まだ雪も少なく、第2ゲレンデのみでしたが、急すぎず緩すぎずの斜度で、低速基礎練習にはもってこいです。

しかし、ちょっと混んでる・・・ でもそのお陰で基礎練習しやすかったです。アサマとは違ってレーサー系の人たちも基礎練習してます。


(ゲレンデ上部から。まだまだ積雪量が少ないことが分かります)

さて、この日の練習で気づいたポイントを復習します。

グランジャーで丹念に作り上げてきたポジションを、スキーの低速練習で焼き直す際に注意するべきポイントが2点あります。

(1) 正しい左右のポジションに乗る
グランジャーは地面にグリップしてズレないので、両足の「乗れてるポジション」の確認がし易いのが特徴です。それに対してスキーの場合は、雪面でのグリップが弱くなりますし、いい加減なポジションでも角付けだけで曲がれてしまいます。そこで、グランジャーで身につけた乗れているポジション(特に乗れてる内スキー)をよく思いだして、プルークスタンスで繰り返し練習する必要があります。

(2) 前後も正しいポジションに乗る
スキーの場合はたわみ解放のときに板が走ります。この性質のために、スキーでは山回りで体が遅れて後傾になりやすく、外れたポジションになりがちです。ここでもスキーの場合は何とかリカバーできてしまいますが、グランジャーで得た正しい前後ポジションを転写するためにも低速で同じ動きが出来るように練習する必要があります。

この前後ポジションについては、今回かなり理解が深まりました。山回りで後傾になるということは、すなわち乗れているポジションから外れてしまうということです。そこから谷回りターンで板を踏んでゆく局面に移るときに、ポジションを前に戻してくる必要が出てきます。

素早く戻せれば問題は無いのかもしれませんが、私の場合はどうしてもそれが遅くなってしまい、板をしっかり踏めないまま、ポジションを前に移動することだけで谷回りが終わってしまいます。

ポジションが前に移動した頃はもうフォールライン~山回りになってしまい、そこから板に働きかけると「山回りで板への荷重が過多」という「残念な滑り(笑)」と見なされてしまうわけです。

従って、ターンのすべての局面において、前後も正しいポジションに乗っていることが大切であるということを実感しました。

次回はもう少し急斜面において、このポジションが再現できるように練習レベルを上げてゆきたいと思います。