今シーズンもサル志賀の季節がやってきました(笑)。雪不足が心配されましたが、先週末にはなんとか第2ゴンドラも営業開始しました。しかし気温は既にトップシーズン並の寒さ。もう一回くらいどかっと降ってくれればいいのですけれどね。
さて、八千穂と小海での低速練習を経て、この志賀において本格的にハイスピードでの練習に入りました。練習というか、単にサル化して遊んだというべきなのかもしれませんが…(汗)
そんなサル遊びの中でも、オフシーズンで作り上げてきた身体の柔軟性・パワー・クイックネスを試すために、これまでは取り得なかった身体ポジションを積極的に試してみました。脚や股関節を前後左右のいろいろな方向や傾きに大きく動かしてみたり、動かすタイミングを遅くしたり早くしたり、掛ける荷重量を変化させたりすることによって、滑りの感覚やスピード・キレがどう変わるかを実験してみました。同時にそれをビデオに撮って、自分の内的イメージとの比較してみました。
そんな中でも、特にひねり系の小回りに関して面白い発見がありました。これまでの山回りではよくありがちな「止めるエッジング」になっていたのですが、外スキーを止めないで前に板を走らせるように運動してみました。ご覧下さい。
取りあえず身体の使い方だけを意識したので落差やキレやスピードはありませんが、「上手い人」に現れる「あの」運動要素が(ヘタなりではありますが)見えていると思います。板が身体の下を素早く抜けて、常に動き続けるような「あの」動きです。
このようなひねり系の小回り運動は、今となってはウェーデルンぽいというか時代遅れというか、カービング板の性能を活かした「走る小回り」に比べると少し古くさいタイプの小回りと見なされがちですが、超急斜面やコブ滑りなどでは今でも十分に活用できる滑りだと思います。
身体の使い方をどう変えるとどういう見栄えになるか。こうやっていろいろ出来てみると、失敗してもいいからいろいろチャレンジして実験してみるのも、楽しみの一つなんじゃないかと改めて思いました。
次回は、内脚主導の時代を生き残るための外脚主導についての実験結果について報告したいと思います(^^;)