この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

東京都スキーマスターズ技術選@上越国際

2014-01-21 20:33:39 | スキー技術選

先週末は東京都スキーマスターズ技術選の第1戦に参戦してきましたので報告します。場所は初訪問の上越国際スキー場でした。

マスターズ選で求められる表現要素は「エレガントな滑り」ですが、これまで私の追求してきた滑りはどちらかというとその反対の「アクティブ」だったり「ダイナミック」だったりしたので、それが原因してか、この大会での成績が伸び悩んでおりました。昨シーズンのオープンマスターズ選での惨敗のあと、エレガントに滑るにはどうしたらよいかを考えましたが結論は出ませんでした。結局、ジャッジの観点などというものはあまり気にしないようにして自分の滑りに徹し、点数が出なかったらそれをありのままに受け止めることにしよう、という結論に達しました(笑)

さて、大会当日は大雪。昨シーズンのガーラ湯沢での大会を思い出しました。不安定な足下、走らない板、視界不良という悪条件で、滑りがアピールしにくいコンディションです。



(新潟特有のドカ雪の大会となりました)


一種目目は大回り。ずっと一貫して取り組んでいる板の走りを引き出すポジショニングと運動に、青木美和キャンプで教わった張り付き系の要素を加えて滑りました。結果は全選手中トップの259ポイント。この大会で初めて種目別1位を取りました。

二種目目は小回り。ジャンピング系の滑りはマスターズ選では評価されないということはさんざん思い知っているので(笑)、やはりここ最近取り組んでいる張り付き系の小回りで滑りました。雪が柔らかいのであまり板を踏みすぎないように注意したのですが、最初の数ターンこそ良かったのですが横幅をアピールし過ぎて途中で失速。結果は254ポイントといまいち伸びず。

三種目目はフリー滑走。競技を中断してピステンを入れるという力業でゲレンデ状況は好転。得意のフリーですので思い切り気持ちよく滑りました。結果は260ポイントと全選手中2位の高得点。

総合成績は773ポイントで7組中2位。強敵揃いの7組で念願の初表彰台に上がることができました。全選手の中でも2位の得点で、1位の50オヤジさんとの差はわずかに2ポイント。クラブリーダーのもっちゃんが1点差の3位。我が所属クラブで表彰台独占。尊敬し目標としてきた憧れのスキーマニア達とようやく肩を並べることができました。



(これをもらうためにこれまで努力してきました ^^)


マスターズ選に参戦して5シーズン目でようやくエレガントな滑りという観点で評価してもらえました。上体のパワーに頼りすぎないようにして板にもっと仕事をさせるという、今シーズン取り組んでいる滑りをしてみたら、結果的に高評価だったというのが素直な感想です。振り返ってみると、エレガントな滑りというのは僕がいま目指している効率よく板の走りを引き出す滑り方の延長線上にあった、ということかもしれません。

スキー人生でまた一つ目標をクリア。ここまで来たらトップを取ってみたいという欲が出てきたかな(^^;)。モチベーションが上がりましたので、また練習に励みたいと思います。


年明けも志賀でサル滑り

2014-01-15 20:40:19 | スキーの話題一般

先週末の3連休は志賀高原で滑ってきました。焼額山をひたすら滑る恒例のサル志賀です。

初日は曇り時々晴れ、二日目は最高の晴天、三日目は朝のうちは雪で午後に晴れになり、三日間ともおおむね良好な天気でした。特に二日目の晴天下で心ゆくまでサル滑り。今シーズン初めて履いたロング板での朝一大回りは最高にシビれました。

そんなサル回し(ゴンドラをひたすらぐるぐる回すことw)の中でも、高瀬慎一・旭潤子デモキャンプや青木美和デモキャンプで学んだポイントを踏まえ、人間らしい練習も多少は行いました(笑)。

特に、美和さんキャンプで習った斜面に圧を掛け続ける滑りを集中練習しました。やはり雪面に圧を掛け続けるためには、単に脚の屈伸や体の上下運動だけでは不十分で、板のたわみ解放エネルギーを体の重心移動に活用する運動要素が不可欠であることを確認しました。

それを踏まえたのが下記の動画です。緩斜面ですので派手さはありませんが運動要素を明確に出すつもりで滑ってみました。



想像通り、この張り付き系の滑りをベースとして、重心移動の方向を調節するだけでジャンピング系の滑りになることも確認できました。

さて今週末は東京都マスターズ技術選の第1戦に参加してきます。開催地の上越国際スキー場は初訪問なので楽しみです。今大会は点数や順位のことはあまり気にしないようにして、自分の滑りを心掛け、大会バーンを仲間と楽しんで滑ることを目標にしたいと思います。


新春 青木美和デモキャンプ@戸隠

2014-01-09 21:15:39 | スキーの話題一般

先週末は青木美和SAJデモンストレータによるキャンプに参加してきました。場所は戸隠スキー場。初訪問だと思います。

青木美和SAJデモンストレータは新潟県連の高田自衛隊スキー部所属。現役の自衛官です。昨シーズンの全日本技術選では女子7位に入賞した実力の持ち主です。



滑りも実物もカッコいい青木美和デモ。しかも笑顔が可愛くて素敵ですぅ~♪


初日は基本となる体の使い方から。ターン前半から外スキーへの圧がしっかり乗るポジションを様々なバリエーショントレーニングで確認。

大回りにおいてはターン前半から雪面への圧を掛けられるポジショニングが強調されました。今シーズン取り組んでいる改良版大回りは上に立ち上がるような動きに見えるので、切替で低いポジションから雪面のグリップを感じながら脚を出してゆく運動が良いという指摘。また、ターン後半で前寄り気味のポジションなので、顔と手の位置を少し後ろ側にセットすることで見栄えがよくなるとのコメントを頂きました。

小回りにおいては、ターン中に常に雪面へ圧を掛け続けるような張り付き系小回りを練習しました。僕が今シーズン磨いているジャンピング系小回りでは非常にダイナミックで躍動的な小回りになりますが、切替後にスキーへの圧が軽くなってしまうので急斜面ではスピードが出すぎてしまう傾向があります。

張り付き系小回りが出来るコツは、板の運動に合わせて体の重心移動を伴うことにあります。板だけ体の下で振り回すとどうしても圧が抜けてしまったり、テールだけ動くワイパーターンになったり、お釣りをもらって発射しがちです。切替時の板のたわみ解放のエネルギーを体の重心移動に変換することで、板と体が一体として動かされる感覚が掴むことが大切だと思いました。

張り付き系小回りの方をしっかり体得すれば、板のエネルギーを解放する方向を雪面横方向でなく、やや上方向に変えるだけでジャンピング系小回りになるのではないかと思いました。これまで区別していた2つの技術が一つの基本運動要素のもとに融合できる予感がします。

大変有益なコメントをもらったので、今週末にまたじっくりとトレーニングして身に付けたいと思います。

ps. キャンプ中に風邪を発症し、参加者の皆様にご迷惑をお掛けしたことをお詫びいたしますm(_ _)m


年始のご挨拶

2014-01-08 20:01:41 | スキーの話題一般

 明けましておめでとうございます 
 本年も本ブログをよろしくお願いします  


というわけで本年第1回目の記事です。昨年末は苗場でトレーニングでした。



4日間ともおおむね良い天気で練習に集中出来ました。


今シーズンの大回りは、谷回りの重心移動の方向を変えて改良中。谷回りをより長く、内傾角をより深く、カッコ良く見えるように、体の運動をいろいろ変えて試しました。

今シーズンの小回りは、どんな雪面状況であっても落差と横幅とスピードがあり、それでいながら安定感とコントロール性の高い滑りを目指しています。

小回りでは上体を使って力ずくで板を回すのではなく、板に仕事をさせることで滑らかで安定したハイスピード対応の小回りを練習しました。斜面が悪条件でもミスなく滑り通せる訓練も繰り返し行いました。

最後は苗場ゲレンデの花火で年越し。本当に楽しい年末スキーでした。