この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

スキーフォーラム2008に行ってきた!

2008-05-31 23:59:25 | スキーの話題一般
来週のICIカスタムフェアの前哨戦として、本日5/30(土)に池袋・サンシャインシティで行われたスキーフォーラム2008に行ってきました。本日と明日6/1(日)に行われるこのイベントは日本スキー産業振興会なる団体が主催してスキー用品の展示を行うイベントです。

k谷さんと待ち合わせて行くことにしました。私は池袋は本当に久しぶりです。二十●年前に高校に通っていたときの乗換駅だったので、毎日のように友達とゲーセンに通い詰めたものです。卒業後は池袋にはほとんど行かなくなってしまいました。買い物とかだと新宿でたいてい用が足りてしまいますからね。

あいにくの雨となりましたが懐かしのサンシャインシティに到着し、11時の開場と同時に会場に入りました。早速各社のブースを回り始めました。



目にとまったのがウエア。各社ともパステルカラーのウエアのラインナップを取りそろえてきており、来シーズンの流行になりそうです。



特にゴールドウィンのウエアはパステルカラーの色合いが綺麗でデザインも良いです。襟が取り外しできたり、小物入れがたくさんあったりでなかなか機能的でした。

デサントのウエアは淡いパステルカラーで、これもなかなか良い感じです。淡い系だと異なる色を組み合わせるとかっこいい感じ。こちらもなかなか魅力的でした。

今回はウエアにターゲットを絞って回りました。板やその他小物はICIカスタムフェアの方で物色する予定です。

このイベントではトップスキーヤーのトークショーがあって、こちらも楽しみにしていました。まずは基礎スキーのデモ達の登場。司会は我慢嘉治さん。


(奥から小野塚彩耶さん、沖聖子さん、三星佳代さん、中田良子さん、岡田利修さん、井山敬介さん、片山秀斗さん、伊東秀人さん、渡辺一樹さん)

次にお楽しみワールドカップ選手達のトークショー。司会は木村公宣さん。ワールドカップチャンピオンの上村愛子選手の登場です。


(奥から伊藤みきさん、上村愛子さん、湯浅直樹さん、佐々木明さん、生田康広さん)

バックステージで木村公宣さんと上村愛子さんのショットを撮ってしまいました。ミーハーで済みません。間近で見る愛子さんは、とても可愛らしくて、この小さな体躯であのアグレッシブなモーグルは想像しにくかったです。そして間近で見る公宣さんは、横幅が増・・・(ry あー、司会トークはとても面白かったですよー。



類は友を呼ぶというか、k2hikoさんご夫妻、会社同僚のKさんご夫妻、グランジャーでご一緒させていただいたTさん、クラブの大先輩であるN先生・Y先生・I先生ともお会いすることが出来ました。

楽しいイベントでした。来週はICIカスタムフェアで再びスキーグッズを品定めです。

ノイズキャンセリング機能付きヘッドフォンはお薦め!

2008-05-28 23:17:05 | その他の話題
飛行機の中ってエンジン音がうるさくて嫌ですよね。特に外国との間を飛ぶときは飛行時間が長いので眠ろうとするのですが、どうしても騒音で眠りが浅くなりがちになります。

これまでは耳栓をしていたのですが、耳の中に栓を突っ込むのってすごく違和感があってなかなかよく眠ることができませんし、人の声も聞こえなくなるので機内アナウンスなどが聞こえなくなって不便でした。

そう思っていたところ、いいものを見つけました。ノイズキャンセリング機能付きヘッドフォンです。Boseだったかが最初に売り出したのかな。私が買ったのはソニーのRP-HC500というヘッドフォンです。



主に低い周波数帯からなる周囲の騒音だけを電気的に逆位相の波動を重ね合わせることによって打ち消して、人の声などの高い周波数はそのまま通すようにするという賢い技術を使っています。

ノイズキャンセルしたい場合はスイッチをオンにします。スイッチオフにすれば普通のヘッドフォンとして機能します。



私の機種の場合、ノイズ低減率が1/12という結構ハイグレードのものを買いました。とにもかくにも飛行機の中で静かに過ごしたいと思ったからです。

ノイズキャンセルモードにすると飛行機の中のようなものすごい騒音の中でも音楽だけがくっきりと聞こえるようになります。ピアノソナタのような繊細な音楽も音量を上げることなく楽しむことができます。

このヘッドフォンのおかげで、行き帰りの飛行機が格段に快適になりました。音楽を静かに聞けてリラックスできるのはもちろん、音楽を止めてノイズキャンセルだけ利かせるという使い方もできるため、静かに深く眠れるようになったこともすごく助かりました。

ノイズキャンセルにするためには電池が必要です。私のヘッドフォンの場合はアルカリ単4電池1本で40時間持続しますので、外国旅行の往復分くらいは楽勝で保ちます。

ただし値段はそれなりに高いです。私が今年2月に買ったときは1.8万くらいしたかな・・・ でも今ではかなり安くなってネットで探せば1.2万円位に下がっているようです。

ノイズ低減率がそれほどいらない(1/2くらいでもよい)という場合ならもっと安い機種もあると思います。ただ、電池の保ちが案外悪い機種もあるようなので、電池のタイプ・本数・持続時間はチェックした方がいいと思います。

これは最近のMyベストお買い物の一つでした。

08/09 ICIカスタムフェア

2008-05-25 23:49:12 | スキーの話題一般
毎年恒例の石井スポーツ(ICI)のカスタムフェアの案内が届きました。今年の東京会場はTOC有明にて6/5(木)~8(日)の日程で開催されます。スキー用品のニューモデルなどを各社一同に取りそろえて行われる盛大な展示会です。

私は毎年ここで板やウエアや小物の予約をするのが慣わしなので、今年も気合い入れて参加してきます!

また、SAJデモや有名人が見れたりトークが聞けるのも楽しみです。今回も名のある方に失礼なきように(注1)十分気をつけようと思います

(注1) 「某有名デモ無視事件」参照




今シーズンのスキーを振り返って

2008-05-21 22:41:33 | スキーの話題一般
年初に、今シーズンのスキーの目標というのを立てました。それを振り返って反省したいと思います。
  1. コブ滑りを絶対的得意にする
    岩渕隆二さんのコブレッスンに入って、自己流を捨てて教えられた ことを繰り返し自主トレーニングすることによって、根本からコブ滑りを変えることができたと思います。バンク系のコブ滑りにはかなり自信が付きました。今 後は縦系のコブ滑りのバリエーションを増やして、コブ滑りをさらに絶対的得意種目にするべく、さらに磨きをかけてゆきたいと思います。

  2. テクニカル検定を受検する
    実力不足のため合格することはできませんでしたが、受検するという 目標は一応達成しました。検定結果を分析・公開するのは辛い作業でしたが、自分を直視するいいきっかけになったと思います。この体験を通じて、これま でばらばらのパーツとして持っていた滑りのパズルが突然解けたような気がします。これは本当に大きな技術的前進でした。

  3. 小回りのシルエットをカッコよくする
    今 から思えば、すべての滑りに共通するポジションの問題がありましたので小回りだけ練習してもダメだということになります。ポジションの問題に関しては前進がありましたので、大回りできちんと身につけてこれをショートリズムで表現できるようになれば、自ずと小回りはうまくかっこよくできる ようになると思っています。
来シーズンの「技術目標」はただ一つ。

今シーズン体得したポジションをしっかり身につけ、どんなリズム・状況でもそのポジションで滑れるようになること。

これができれば、テク合格という「結果目標」は自然と付いてくると思っています。

滑走日数のまとめ

2008-05-20 22:31:38 | スキーの話題一般
恒例の今シーズン滑走日数のまとめを行いたいと思います。

八方 19日
志賀  8日
カナダ 7日
菅平  4日
野麦峠 3日
苗場  2日
野沢  2日
狭山  1日
鹿沢  1日
かぐら 1日
--------------
合計 48日
参考 前シーズン  44日
   前々シーズン 34日

GW明けまで滑りましたので、昨シーズンより少し多めになっていますが、まだ「スキー暗黒帝国の皇帝」級に墜ちた目安とされている50日にはかろうじて達していなくて本当によかったです(笑)。

今シーズンは八方尾根をメインゲレンデにしました。岩渕隆二さんのコブスペシャルレッスンに入ってバンク滑りの技術を習得し、コブ滑りに自信が付いたのが最大の収穫の一つでした。これまで何度滑っても厳しくはね返されて悔し涙を流してきた(笑)黒菱のコブ斜面をまともに降りてこられるようになって、ようやく八方の斜面が私に微笑んでくれたような気がしました。

これまで行ったことのないスキー場にもたくさん行けました。特にカナダで多くのゲレンデに行けたのはよい思い出になりました。日本でも野麦峠、苗場、野沢、鹿沢、狭山、かぐらで初めて滑りました。

来シーズンも八方尾根をメインゲレンデにするつもりです。あー早く来シーズンが来ないかな(笑)。

滑り納め@かぐら

2008-05-19 22:46:54 | スキーの話題一般
5/18(日)、かぐらスキー場にて今シーズン最後の滑り、滑り納めをしてきましたので報告します。

ゲレンデバリエーションの少ない私、かぐらに行くのは初めてでございます。苗場とお隣のゲレンデだという思い込みがあったので、カーナビの案内を無視して月夜野ICから三国峠越えで行きましたが、苗場からももう少し遠かったのね・・・ 皆様はどちらから行っているのでしょうか。帰りは楽して湯沢から帰りました。

さて、朝4時に起きて出発、7時ちょい過ぎにかぐらに着くと既にたくさんの車が駐車場に止めてありました。これは混むなと思ってすぐ着替えてチケット売り場に並びました。7時半過ぎに窓口がオープンして、8時の始発ゴンドラに一番乗りゲッツ。朝一ゴンドラからみたみつまたの駐車場。おお同類たちよ・・・




ゴンドラとリフトを乗り継いでかぐらの山頂に到達しました。この時期までスキーできるなんて素晴らしい。後からどんどん人が来るので、そっこーで早速朝一の整地へGo! 


(朝一のかぐら山頂斜面)

しかし、高速大回りできたのは最初の2本だけ。あっという間にぼこぼこになってきました。おまけに見込みどおり10時くらいから激混み。クアッドリフトの方は5分待ちくらい。ペアリフトが2本動きだしたのでほとんど待ちがないこちらの方で回しました。


(手前がペア、奥がクアッドの待ち行列)

お昼ごろになると、ほぼ全面コブ斜面になりました。オガキャン・丸山デモレッスンの復習を真面目にやり始めましたが、だんだんと遊びモードに入り、最後は全開でバンク滑り・・・。だって楽しいんだもん。


(朝一の整地も昼にはあっという間にコブ斜面)

そんな中でも、来シーズンへの課題出しはしっかり行いました。それは、丸山レッスンの中で気付いたポジションの問題。両スキーに均等に乗れているポジション、板のたわみを効率よく引き出すポジションがまだしっかり掴めていない問題です。

これまで外脚とか内脚とかの「足裏」への荷重意識を持ったポジションを意識してきました。それだけではどうもしっくりくいかない。「乗れている」感じがせず、ただ「踏ん張っている」だけの感じ。丸山レッスンを通じて気付いたのは、脚というより股関節に荷重する意識をもった方が良いのでは?という点。今回雪上にて確認しに来ました。

私の場合、ターン中に左右股関節に両方に均等に乗れていない。ターンで言うと、右外足の時には右股関節には乗れていますが左股関節には乗れてない。左外足の時には左股関節にも右股関節にもしっかり乗れている気がしない。股関節に乗れているポジションでないと脚で踏ん張っている割にはスキーへの荷重が弱くなり、板のたわみが十分引き出せません。

それを今回雪上で再確認・実感することができ、股関節への荷重を意識することで板への荷重の効率を上げられそうだということを確認しました。オフトレでのインラインスケートなどでのトレーニングの目標ができたと思います。

「荷重するときは、足裏(スキー板)にではなく、両股関節に荷重する意識」

というのが、今シーズン最後の滑りでのまとめになりました。これで今シーズンの雪上はおしまい。あー、よく滑りました。

あとかぐらのコンディションですが、山頂付近でもコブが深くなってくると所々土やブッシュが出始めています。今週末がかぐらのラストですが、大雨一過で状況は更に悪くなると思われます。行かれる方はこの点をご考慮下さい。

追加: 「みつまたロープウェー山頂駅」~「かぐらゴンドラ山麓駅」間は5/20からシャトルバスでの移動になったようです。もうみつまたの雪廊下をキープすることができなくなったためと思われます。

オガキャン・丸山貴雄デモ班のまとめ

2008-05-15 23:11:55 | スキーの話題一般
先週末に行われたオガサカ・スプリングキャンプでは、丸山貴雄デモの班に入りました。そこで習ったポイントを復習したいと思います。

整地での練習
  • 体 の軸をフォールラインにまっすぐ落としながら、スキーセンターを中心としてトップとテールの位置を左右交互に振って切り替えるターンの練習。両スキーに均 等に乗ったポジションで同時に板を振ること。交互操作、踏み替えをしないようにする。ポジションが悪いと上体の捻りで回したり、角が立ってスキーが走った り、板が引っかかったりする。上体の上下動を活用して抜重しリズムよくターンするとうまく行く。
  • 上のターンを細かく(1メートル1ターンとかで)行う。
  • 上のターンのポジションで、普通の小回りする。
コブ斜面での練習
  • 上で練習したターンを使って、コブ斜面をターン弧を描かず、ずらして縦に落ちる滑りの練習。
  • コブにぶつかって衝撃を受け止めるのではなく、柔らかく乗り越える感じ。乗り越えた先からテールをしっかり雪面にコンタクトしてずらす。スピードをコントロールする場面はコブの山側ではなく谷側。これはよく言われることですね。
  • よくコブでは「スキートップを先落としすることが大事」と言われるが、コブを乗り越えた先からしっかりスキー板がコブの谷側にコンタクトしていれば、自然とスキートップは先落としされる。大切なのは「結果としての」トップの先落としではなく、「原因としての」コブ谷側へのスキーコンタクト(ずらし)である。
  • コ ブではスキー板が体から前方に離れる瞬間がある。しかし、切り替えの時は重心下にスキー板を戻す。これは岩渕コブスペと似ているが、岩渕流は切り替え時は 「内足フラット荷重」なのに対して、丸山流は「両足フラット荷重」。丸山デモは内足一本に乗ることは「上級者によくありがちなポジション」と呼んで否定的 だった。バンクマジックを共同開発した二人なのに違うのが面白い。
  • ストックワークは常に同じ位置に突くようにする。コブ斜面では肘を下げて手首を返し、スキートップとセンターの中間くらいの前過ぎず後ろ過ぎずのところに ストックを突く。手首を返すことにより体にひねりが生まれ、外向傾が作りやすい。それに対してスピードの出る整地小回りでは肘を下げない。ストック腕と水 平面で正三角形を作って、重心を下げてストックが雪面に付いたところがストックを突くところ。つまり体の横に突く感じ。これは私 が今シーズン取り組んできたことと同じだ。
丸山デモのレッスンは、縦ずれから出発するコブ滑りへのアプローチでした。岩渕さん流の「向く・突く・回す」のバンク滑りから出発するのとは違うコブ滑りへのアプローチであり、とても参考になりました。

どちらがいいとかいう問題では恐らくなくて、丸山さんも岩渕さんもスキー指導者として真剣に考えたアプローチだと思います。だから、どちらも理解して身につけたい、そういう風に思いました。

オガサカ・スキー板試乗

2008-05-14 23:16:58 | スキーの話題一般
昨日報告したオガサカ・スプリングキャンプにて、オガサカ板の試乗会が行われましたのでレポートします。

(1) KC-RV17 (165cm・170cm、FM600プレート)



普段履きにもできる大回り系のオールラウンド板です。来期の普段履きはどちらかというとTriun SLのような小回り系がいいなと思っていたので、試しに乗っておこうという軽い気持ちで乗りましたが、一発で惚れ込んでしまいました。大回りではターン始動時から摩擦のないレールの上をローラーコースターで走っているかのようなオン・ザ・レールのターン感覚。そしてフォールラインで溜めた板のたわみを山回りで解放させたときの板の走りはたまらなく快感。この板はシビれました。小回りも思いのほか板が回しやすく、オールラウンドの普段履きとして最適。大回り系オールラウンド板にするのだったら170cmがベストサイズでしょうが、私的には165cmの方も小回りがしやすくてなかなかいい感じでした。VISTのプレートを付けたらさらに気持ちよく走るのでしょうね。

(2)Unity Q1 (165cm、FM600プレート)



柔らかいオールラウンド板という先入観をもって乗ってみたら、マイルドな感じよりはかなりかっちりしていて張りがある感じの板。メタルが入っていることとFMプレートの効果でしょうか。そのため大回りでは切れよく走る。小回りもよく回る。コブでは少し走り気味なのでしっかりテールをずらすのがコツ。今回のセットだとUnityという割には意外と脚力が要るように感じたので、もう少しマイルドに乗るのだったらFMプレートなしにするか、メタルの入っていないQ2の方が、板のたわみを容易に引き出せて良い感じの板になるかなあと想像しました。

(3)Triun SL (165cm、VISTプレート)



前回の野沢に引き続き今回も試乗しました。競技板ならではの「走る小回り性能」を持ちながら、高速大回りも楽しめる。小回り系に近いオールラウンド板であるという好感触は変わりませんでした。

Triun SLであれば小回り系のオールラウンド板、KC-RV17であれば大回り系に近いオールラウンド板ということになると思います。どちらの板もすごく楽しい板なので、どちらを選ぶか悩ましいところです。どちらも選んでしまえという悪魔のささやきが聞こえてきます(笑)。


オガサカ・スプリングキャンプ@熊の湯

2008-05-13 22:36:00 | スキーの話題一般

5/10(土)、11(日)と志賀高原 熊の湯スキー場にてオガサカ・スプリングキャンプに参加してきました。今回初めてのオガキャン参加になります。k2hikoさん、k谷さん、頭文字Eさん、Mさん、そしてクラブ仲間のAさん、Nさんの6名と一緒の参加になりました。


(前に並んだ講師陣とキャンプ参加者のみなさん)

一日目は10時から開講式。班分けでは私は丸山貴雄デモの班になりました。八方尾根での彼のレッスンは「話が長い」という噂(某R.I.さん情報)があってちょっと心配でしたが、今回レッスンを受けてみて全然そういうことはなく、むしろすごく的確で分かりやすいレッスンでした。

午前中は整地でポジションの確認などを行って、すぐにコブ斜面へGo(笑)。さすが丸山班です。しかし意外にも(?)いきなりバンクマジックということはなく、コブで切り替えて次のコブまで横ずれで落ちていくという滑り方の練習からスタートです。岩渕流の「向く・突く・回す」というバンク滑り系とは正反対のアプローチから出発するやり方です。岩渕流との比較ができて、非常に勉強になりました。
 
午後にはオガサカのスキー板試乗会がありましたので、関心のあった板に何本か乗ってみました。これについては後日またレポートします。
 
この日の夜には宴会があり、オガサカチームのメンバーと一緒に飲めるという最高の時間を過ごしました。
 
二日目は早朝6時からトレーニング開始です。二日酔いで辛かった(笑)。この日はなんと雪! 5月というのにゲレンデには新雪が積もりました。


(5月の新雪。木々が雪を被っているのが季節外れに感じました。)
 
この早朝トレーニングは大・中・小回りの3本のコースを滑って、それぞれ下で講師がアドバイスをくれるという形式です。オガサカのスキー板の試乗も兼ねており、私はKC-RV17に履き替えて滑りました。
 
KC-RVの性能のおかげで、大回りと中回りではこれまでk2hikoさんと議論を重ねてきた滑りがこれまで以上に上手く実現できて、講師からも「すごくいいじゃないですか!」と高評価をもらったことがとても嬉しかったです。
 
ただ、小回りが自分としてはまだ今ひとつ乗れていない感じがします。左外足の時は左腰が回りすぎ、右外足の時は逆に右腰が折れすぎて外向傾が強いと指摘を受けました。テクニカル検定の反省会のビデオでも確かにこの欠点が見えています。

朝食のあと、10時から再び丸山デモのレッスン。整地での小回り練習のあと、やっぱりコブ斜面へ。丸山デモの小回り・コブ斜面のレッスンは非常に勉強になりました。後日に別記事で復習しようと思います。
 
小回りを更に進化させるためにどういうアプローチを取ったらいいのか。大回りのポジションから小回りに近づけてゆくのか、丸山デモのレッスンのように小回りに特有の体の使い方・ポジションを練習したらいいのか。悩ましさは残ったままとなりました。
 
本来ならこのオガキャンでシーズンが終わる予定でした。今シーズン最後の最後になって、大回り・中回りは確信に近い滑りを体得したと思います。しかし小回りに未だ不安を残したままです。このままでは今シーズンを終わることができないという気持ちがします。もう少し練習して、気持ちよく来シーズンにつなげたいと思っています。


テクニカル検定・反省会(残りの種目)

2008-05-06 15:49:57 | テククラ検定

遅くなりましたが、テクニカル検定の残りの種目について反省を行いたいと思います。残念ながら残りの種目については、ビデオがないか、あるいは75点以上を取った受検者の映像がなく私のヘタクソな滑りのみとなることをお許し下さい。

総合滑降

(74点の私の滑り)

我ながら誠に残念な滑りです(笑)。小回りや中回りの時に見られた、両脚の角度のばらつき、右外足の時のシェーレン、谷回りが作れていないこと、その結果板の走りを表現できていないことなど、問題点は共通だと思います。フリー滑降の構成云々する前に、これらの滑りの基本をしっかり身につけることが大事だと思いました。

不整地大回り

(74点の私の滑り)

不整地の中でスピード感を演出しようという演技(本人談)でしたが、こんなにスケールの小さい滑りに見えたのか・・・という残念な滑りとなっています。大回り種目なのだからもう少しスペースを取って、その中で安定感を見せる構成にした方が良いと思いました。あとやっぱり、ターンの後半に板を走らせてターンをしっかり切り上げて、次の谷回りを長く見せた方が、単に縦に落ちるよりもスピード感が演出できるかなとも思いました。

整地・大回り

この種目は残念ながら映像が残っておりません。点数は73点でした。総滑で見られたように、脚のシルエットや谷回りターンの質、山回りのスキーの走りに問題を抱えていましたので、この点数が出たものと思われます。

不整地小回り

この種目も映像が残っておりません。自分ではかなり板を深回しして安定してコブを降りてきましたので、この種目で73点だったことは少しショックでした。しかし今になって思い返せば、スタンスが開いているという私の欠点のために、スキー板のばらつきや外スキーによる止めるエッジング、雪面と板とのコンタクトの悪さなどにより減点されたものと思います。

来シーズンのテク検定へ向けて

これまで仲間同士でビデオ撮りして滑りを見直す機会はあったのですが、今回初めて検定本番の点数の付いた自分の滑りを見て、反省の度合いが全然違うというか、反省を通り越してかなーり凹みました(笑)。モト・シマウマさんご夫妻にビデオ撮りしていただいたおかげで、これまで自分が目をそらしていた欠点や課題を直視することができたと思います。

既にこれらの課題を克服するために、今シーズン残りわずかの雪上の機会を活用して練習してきました。k2hikoさんとの熱い議論のおかげもあり、来シーズンへ向けて確かな足がかりが掴めてきました。

目標である「八方でのテク検定合格」を目指して、これから半年間しっかりトレーニングしてゆきたいと思います。