この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

大瀧徹也&飯島庸一 フィジカルトレーニングセミナー

2011-05-30 23:21:55 | スキーの話題一般

5/27に「大瀧徹也&飯島庸一 フィジカルトレーニングセミナー」に参加してきました。

身体アライメントやバランスチェックをチェックするセミナーです。フィジカルトレーナーの飯島庸一さんのツイッターアカウント@ezy_jpにて告知がありましたので申し込みました。

講習内容は、股関節の機能を理解して、滑りの基本となる外足荷重運動=片足支持バランスを高めるためのポジショントレーニング・エクササイズが紹介されました。まず飯島さんがレクチャーを行った後、大瀧徹也選手がモデルとなりエクササイズを紹介して、飯島さんと大瀧さんが会場を回って参加者にアドバイスをするという形式です。



(セミナーの様子。左が飯島講師、右が大瀧選手)


このセミナーの特徴は、スキー技術の世界標準である外足荷重運動に必要な身体機能と役割を分類してトレーニングする方法(セグメントアプローチと呼ぶそうです)を採用している点です。

私が取り組んでいる山足主導は外足荷重運動に他ならないので、まさしく私が求めていた内容。大変勉強になりました。

そして、左股関節の可動域が狭いこと、およびその周りの筋力不足が、スキー滑走時の諸問題に繋がっていることを改めて認識しました。何を直すべきかという課題点が明確になりました。

本セミナーを踏まえて、オフシーズンのトレーニングメニューを組み立ててゆきたいと思います。 


田植え@茨城県

2011-05-29 19:28:46 | その他の話題

報告が遅れましたが、田植えを初体験してきたので報告します。

スキークラブ仲間のご実家(農家)のお手伝いです。田植えどころか、農作業も初めての体験です。基本的には田植機で苗を2~3本ずつ田んぼに植えてゆきます。



歯抜けしたところや本数が少ないところは手作業で丁寧に植えてゆきます。この部分が僕の仕事になります。2カ所の田んぼに植えましたの結構な作業量。腰が痛くなりました。



(田植えに勤しむ素人農作業員 ^^;)


不慣れな田植えでしたが無事終了。お昼ご飯を頂いた上に、豪勢な晩ご飯までごちそうになりました。本当にありがとうございました!

もしかすると稲刈りも手伝えるかも。自分が植えた苗が育った姿を見たいなぁ。楽しみです

さて、被災地の茨城県を訪問して、僕が見た範囲でも至るところで塀が倒れ、屋根の瓦が落ち、道路がでこぼこしていて、常磐道の先は未だに通行不能でした。今回の震災を自分のこととして再認識すると同時に、復興に対して自分ができることをこの先もずっと継続してゆこうと意を強くしました。

そして、風評被害に苦しむ農家の方々に対して、僕ができる限りの支援をしてゆこうと思います。

これからも、みんなで一緒に、がんばろうニッポン!


オフトレ開始

2011-05-19 20:32:34 | スキーの話題一般
既にツイッターの方では報告済みですが、オフトレを開始しました。

まず、インラインスケートを再開しました。いつもは秋の涼しくなった時くらいからのスタートですが、今年はポジショニングの矯正と筋力アップのために早めに始めることにしました。

ポジショニングに関しては、山足荷重切替における股関節の動きの確認。そしてそれを深く動かしながらの筋トレという感じで進めています。斜度のあるところでガンガン滑走するのではなく平地にて低速で滑走し、股関節を中心としたポジショニングを意識して取り組んでいます。

筋力アップというと、昔テニスしていたときにむやみにトレーニングマシンで筋トレして、かえってテニスが下手になってしまったことがあります。今回はその反省を生かし、実際に使う筋肉を実際の速度で動かすようにします。背筋・腹筋などの体幹筋と太ももの筋肉にしっかり負荷を掛けるように、インラインで滑りながら大きく動くトレーニングを取り入れます。

さらに週末のジョギングに加えて、腹筋・背筋といった体幹周りの筋力強化を取り入れることにしました。まだ全然ヨワヨワですが、長いオフシーズンですから焦らず少しずつ育ててゆきたいと思います。

2010-2011シーズンのまとめ

2011-05-11 21:37:06 | スキーの話題一般
今シーズンが終了しましたのでまとめを行います。
 
滑走日数: 36日(昨シーズン36日、一昨シーズン41日)

3月の震災の影響にもめげず昨シーズン並に滑りました。初訪問ゲレンデは、小海リエックス、ニセコひらふ、イエティ、車山でした。今シーズンは北海道スキーツアーに2回も行ってしまいました。ツアーで行くと意外と安くて楽ですね。

今シーズンの目標の振り返りです。

目標1: マスターズ技術選・クラス6位以内 → 最高8位、総合7位(第1戦+第2戦、第3戦は中止)
目標2: テクニカルプライズ → 合格(サンメドウズ清里)

技術選に関しては7組最強6人衆の一角に食い込めればと思いましたがやはりまだまだ実力不足です。よりいっそう精進します。

また、念願のテクニカルプライズに合格することが出来ました。長い長いトンネルをようやくブレイクアウトして技術向上の方向性を掴んだ気がします。この調子で修行を重ねてゆけばよいのかなと思います。

これまではシーズン当初に目標を立てて自分を追い込む方式でやってきましたが、目標を達成出来なかったシーズン終了時の凹み方がハンパないため、来シーズンからは目標方式はやらないことにしました。

あえて目標を立てるとしたら、「めちゃカッコイイ滑りを目指す」かな。

スキーウエアを自分で洗濯&防水加工

2011-05-04 21:45:37 | スキーの話題一般

40オヤジさんのブログでNIKWAXというスキーウエア用の洗剤と防水剤があることを知りました。米丘デモご推奨という一品です



洗濯用洗剤(左)がNIKWAX LOFT テックウォッシュ EBE181 (300ml)、防水剤(右)がNIKWAX TX-10 ポーラプルーフ EBE030 (300ml)です。

洗い方はほぼ普通の洗濯手順と同じです。テックウォッシュ洗剤で洗い、次に防水剤ポーラプルーフを入れて洗います。以下、手順とコツを書きます。

(1) 準備
ポケットの中にものが残っていないか確認し、全てのジッパーを閉じます。汚れのひどい箇所(袖、襟、ポケット口、背中の下部分、お尻の部分)などは、テックウォッシュの原液を直接塗って、よく揉み込みます。



(2) テックウォッシュでの洗濯
テックウォッシュを洗剤として、標準コース(洗い1回+すすぎ・脱水2回)で洗います。前回の防水が効いているので、洗いのときはウエアが水に沈まず浮いてきてしまうので、何度か水に沈めてなじませます。このとき手荒れの気になる方はビニール手袋着用をお勧めします。



(3) ポーラプルーフによる防水加工
洗濯が終わったらウエアを洗濯機内に残したまま、ポーラプルーフを投入して防水加工に入ります。簡単コース(洗い1回+すすぎ・脱水1回)で回します。このときも洗いのときはウエアが水面に浮き上がってきますので、何度か沈めて水に馴染ませます。なお、ポーラプルーフは非常に手荒れしやすいので必ずビニール手袋を着用して下さい。




(4) 乾す
脱水後もかなり水を含んでいます。まず、お風呂場などに乾すとよいでしょう。水が垂れなくなったら普通の場所に移動して完全に乾します。ポケットやジッパーを全て開けると乾きが速いと思います。



以上です。汚れ落ちに関しては頑固な汚れが少し落ちにくい印象がありますが、洗濯機に掛ける前に原液を付けてしっかり揉み込むことによってかなり落とせます。撥水効果については、この加工が施されたウエアで雨の中を滑ったことがありますが、しっかり水を弾いており、普通のクリーニング屋の撥水加工と遜色がないと思います。

気になるお値段ですが、amazonとか楽天でネット注文すれば2本一組で配送料込み2400円くらいです。これ一本でウエア上下一組で2回分洗い+防水できますから、一回当たり1200円。クリーニング屋に出すよりは安いのではないでしょうか。シーズン中に自宅で複数回洗える利点も大きいですね。

是非お試し下さい。


今シーズンのコブ滑りを振り返って

2011-05-03 20:09:05 | スキーの話題一般

本日は、今シーズンのコブ滑りの取り組みについてまとめます。

一昨シーズンまではコブ滑りはいわゆる「バンクマジック」で滑っていました。バンクマジックはピッチの長いコブでは気持ちよく滑れるのですが、溝コブやピッチの短いコブでは機能しないのが難点でした。

それに加えて、テク検定でバンク滑りに点が出ないという問題がありました。縦へのスピードがないので、安全な(=消極的な)滑りという判定なのでしょうね。縦に攻めるハイスピードのコブ滑りへの転換の必要性を感じるようになりました。

そのため昨シーズンから改造に取り組んできました。モーグル選手の滑りをスローで詳細に分析したところ、彼らはコブの山側で板を止めて衝撃を吸収しているのではなく、むしろコブの山側を踵で蹴り上げる(あるいは蹴り出す)ような動きをしているように見えました。

衝撃を吸収するために膝を曲げるのではなく、コブを蹴り上げに行った結果として膝が曲がる、というイメージです。

自分でも実地で試したところ、イメージ通りにコントロール性を上げながら、同時に縦へのスピードを上げることが可能になりました。もしかしたら、これが上村愛子選手が言っている「コブのカービングターン」ではないかと密かに思っているのですがどうでしょうかねぇ…?

それでは今シーズンの最終形を動画でどうぞ!



とりあえず自分のめざしているイメージに一歩近づいたと思いますが、まだまだ改善するべき点があります。

(1) 切り替えで見える板のばらつきの修正
時折シェーレンになるときがあります。これはコブの馬の背で切り替えるときに内足荷重過多であることが原因です。先日の高瀬デモからも外足をもっと使うようにというアドバイスがありました。

(2) 深いコブへの対策
バンク滑りで楽ちんに滑っていたときと比べて、今の滑り方では長時間コブ滑りを続けることが出来なくなり、バテてしまうようになりました。深いコブでスピードと持久力を上げるために、意識に筋力を鍛える必要性を感じます。

(3) 全般的に「うまく」見えるための改善
コブがめっちゃうまい人には共通の「シルエット」があるように思います。単なる技術論ではない、何かがあると思います。それが何かまだはっきり言語化できていませんが、オフシーズン中にビデオ解析してゆきたいと思います。