この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

フィジカルトレーニング開始

2012-08-21 21:42:45 | その他の話題

冬シーズンが終わってからずっと仕事に全力投入してきましたが、やっと一段落つきました。まだまだやるべき仕事は多いのですが、取りあえず一区切りついた感じです。やっぱり夏場に仕事をきちんとできていないと、冬場にスキーに集中できないですからね~(^^;)

一段落ついて、そして今シーズンも始めました! 飯島庸一トレーナーによるフィジカルトレーニング。レベルが上がっていたらどうしようかとビビっていましたが、難易度は上がっているものの強度はそこそこで、なんとかこなせそうです。



引っ越しして通勤時間が長くなったのでトレーニングの時間も上手く作らないといけなくなりました。しかしロンドン・オリンピックでの日本人選手の活躍でやる気をもらいましたので、それをエネルギーにして頑張って行きたいと思います!


スキーが滑れるようになるために教程本は必要だろうか?

2012-08-19 19:18:04 | スキーの話題一般

ご無沙汰しておりますが、突然質問です。

『あなたはどうやって自転車が乗れるようになったでしょうか?』

本屋さんで売っている雑誌やテキスト本を読んで乗れるようになったのでしょうか? それとも乗り方を教えてくれるスクールに通ったのでしょうか?

おそらくほとんどの方は、お父さんお母さんに手伝ってもらうなどして、実地での試行錯誤しているうちに自然に乗れるようになったのではないかと思います。もちろん、技術的壁があったために多少の練習が必要だったかもしれません。

その技術的壁とは、自転車という不安定な道具を使う不安、歩くという技術とは違った身体の使い方への戸惑い、スピードが速いため恐怖心の克服、などなどだったと思います。

そして最終的に自転車に乗れるようになるためには、それまでと異なった身体的・心理的要素が必要で、訓練と時間が必要だったのだと思います。

しかし一旦「コツ」を掴んで乗れるようになってしまうと、すいすいと乗れるようになったはずです。「内ペダルの小指側子球にじわ~~っと荷重しながら踏み、内股関節を外転・外股関節を内転させながら、内ハンドルを地面にこするようなイメージで傾けながら・・・」などとは、決してやっていないはずです(笑)。

そして基本的な自転車の乗り方ができるようになったら、次のレベルとして立ち漕ぎとか手放し(笑)とか、オフロード走行とかスピードレースとか、より技術の高い走法を修得するという段階を踏んだのではないでしょうか。

「自転車の乗り方」なる本が存在していない(=売っていない)のは、自転車に乗るという基本技術が教則本やマニュアルを読んでできるものではなく、実地で体験するしかないからです。

それでは振り返って、スキーが滑れるようになるためは、マニュアル本や雑誌を読んで身に付くものでしょうか? 昨シーズンのキャンプにおいてこの質問を大平成年・元デモから問いかけられたときに、僕はハッと我に返りました。

『スキーの滑り方の基本は自転車の乗り方と同じで、教程本の中で理論として組み立てられる類のものではない』

いかに板に効率よくパワーを伝えるか(自転車をいかに効率よく漕ぐか)という技術的コツは確かに存在しますが、板に乗る(自転車に乗る)という基本的技術は昔から全く変わらず不変なわけです。肩胛帯がどうとか自律神経がどうとか、そういう些末な周辺技術は、「スキーを滑れるようになる」という基本技術にとって、本当につまらないどうでもいいことだと思うのです。

『自転車に乗る技術は今も昔も同じである』→『スキー技術は今も昔も同じである』ということに気付いたのが、昨シーズンの最大の収穫の一つだったと僕は思います。