この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

レイクプラシッド観光

2008-03-31 21:03:01 | スキーの話題一般

カナダ出張に行ってきた時の休日にレイク・プラシッドに遠征してきたという話をしました。せっかくレンタカーも借りて機動性が高かったので、スキー場以外のところにも足を伸ばしてきました。

1日目に滑り終わった後にまず行ったのがジャンプ台。Whiteface山から20分くらいのところにあります。周りには本当にジャンプ台しかなく、なぜこんなところに?と不思議になります。


(左側がノーマルヒル、右がラージヒル)

ちなみに1980年のオリンピックでは、ノーマルヒル(70m級)で日本の八木弘和選手が銀メダルを取りました。ちなみにちなみに、このメダルがレイクプラシッドオリンピックでの日本の唯一のメダルでした。ちなみにちなみにちなみに、そのとき日本ジャンプ陣のエースだった秋元正博選手は惜しくも4位でした。

2日目にWhiteface山で滑っているときにリフトに一緒に乗った人が話しかけてきました。Jay Randという名前の人で、Whiteface MountainのManager(支配人)をやっているということでまずびっくり。「このスキー場で何か不満があったら言って」と言われたのですが「天気以外はすべて満足です」と返事しました(笑)。 「昨日ジャンプ台を見てきました」と私が言ったら、Jayは「実は僕は昔ジャンプ選手で、あのラージヒルのジャンプ台が出来たときに最初に飛んだのは僕だよ」と教えてくれました。またまたびっくり!! 偶然乗り合わせた人が山のmanagerで、しかも前日見に行ったジャンプ台を初めて飛んだ人だったんです。本当に感激しました。思わず握手しちゃいました。ツーショット写真撮っとくんだったなあ・・・(後悔)

1日目の夕方はレイク・プラシッドの町中を観光しました。小さな街で端から端まで歩いても30分もかかりません。2度のオリンピックが開かれた街としては思いの外小さいです。街の真ん中にはオリンピック・スケートセンターがあります。入って写真を・・・と思ったのですが、恐そーなおばちゃんが見張っていてスケートリンクは見学できませんでした。

先ほどのJayが「ボブスレーは面白いからお勧めだよ」と教えてくれたので、2日目は午前中でスキーを切り上げて、ボブスレーに乗りに行くことにしました。ボブスレーコースはジャンプ台から10分くらいのところにあります。クロスカントリー、スケルトン、リュージュなどの競技も行われた場所です。


(施設入り口の歓迎文字)

時間の余裕をもって着いたつもりだったのですが、入り口ゲートには「bobsled ticket soldout」(ボブスレーチケット売り切れ)の無情の張り紙(号泣)。

仕方がないので、コースに近づいて、ボブスレーが滑ってくるところをぱちり。


(止まっているように見えますが本当はものすごい速い。時速100キロくらいか? 何度か撮り直してようやくまともに撮れました)

ものすごいスピードです。最速で時速140キロにもなるのだそうです。一番前と後ろが操縦する係員、その間の3人が観光客です。1回あたり3名なので、トータルで乗れる人数は勢い少なくなります。チケットが早々と売り切れてしまうわけです。遊園地のジェットコースターみたいだと言えばそれまでですが、やっぱりオリンピックコースをボブスレーで滑ってみたかったなあ・・・

そんなこんなで行ってきたレイクプラシッド。帰りはセントローレンス川を渡って、カナダの国境検問を抜けて再びカナダへ戻ってきました。楽しい体験でした。


幅の広いセントローレンス川を激写(古い用語・・・)


時差ボケ・・・

2008-03-27 07:03:55 | その他の話題
おはようございます。無事カナダから帰国しました。

1ヶ月も向こうで生活していましたので、時差がしっかり身についています。13時間の時差がありましたので、ちょうど夜昼逆転する感じです。昼間の仕事はちょうど徹夜するような感じになりますので、自宅に帰ってくる時間帯がちょうど徹夜明けの朝のような感じ。

ちょ~眠いです。自宅のパソコンの前に座ってキーボードに手を置いたまま眠ってしまうこともしばしば(汗)。仕方がないので23時前には寝ます。そうすると朝5時にはもう眠りが浅くなって目が覚めます。そうするともう眠れないので、朝にブログを書いたり読んだりしています(笑)。

でも元々夜型で朝起きるのが遅かったので、ちょうどいいと思ってこれを機会に朝型に変えることにしました。

朝カーテンを開けて抜けるような青空が広がっていると気持ちがいいですね! 元の木阿弥にならないようにこの生活リズムをキープしてゆきたいと思います。

カナダ滞在終了

2008-03-22 21:58:16 | 仕事の話
1ヶ月に渡るカナダでの滞在が本日で終わりです。本当にあっという間に終わってしまいました。

パウエル先生との共同研究も順調に開始することができ、1ヶ月の間に綿密に共同作業をすることができたので、離れて行うのに比べて何倍も早い進捗が得られたと思います。今後の発展も楽しみです。

週末のウィンター・アクティビティも満喫しました。土日に行ったスキーではオタワ近郊のスキー場はほぼ制覇し、勢い余ってカナダでないところまで遠征してしまったことも思い出になりました。

本日昼の便でオタワを離れて日本に帰ります。さよならカナダ君、楽しかったよ。。そして日本の皆さん、すぐにまたあ会いしましょう。

カナダじゃないところでスキー!(レイク・プラシッド編)

2008-03-21 22:31:28 | スキーの話題一般

カナダでの1ヶ月の滞在もいよいよ終わりに近づいてきました。最後の休日はどこに行こうかと思っていたら、パウエル先生が「Lake Placid(レイクプラシッド)なんかいいんじゃない?」とのこと。車で3時間くらいという話なので、1932年と1980年の2度オリンピックが開催された地に是非行ってみたくなりました。ちなみに1980年と言えば私が17歳のとき。何となくおぼろげに憶えてるな~・・・(汗汗;)

ところがネットで調べ始めたら、レイクプラシッドってニューヨーク州、つまりアメリカだったのね。カナダじゃなかったのね、無知だった・・・ しかしカナダからアメリカに入るのはパスポートだけで大丈夫そうです。レンタカーでの行き来もネットで調べると、アメリカに入ることが契約上認められている車種であれば問題ない様子。遠征決定! レンタカーとネットで見つけた安宿に予約を取りました。

安全のために3/14(金)の仕事が終わったあとの夜に、オタワを出発して前泊することにしました。前回のレンタカーはFF車&オールシーズンタイヤで怖い目に遭ったので、安全のためちょっと高くなりますが4WD車(Jeep Grand Cherokee)を借りました。タイヤは相変わらずオールシーズンタイヤですが、やはり安定性が全然違いました。

午後6時にオタワを出発して、南へ100キロくらいでまずカナダ・オンタリオ州とアメリカ・ニューヨーク州を隔てるセントローレンス川に着きました。Cornwell橋を渡りきったところに国境検問所があります。ちょっと緊張・・・ ドライブスルー(?)の検問なんて、もちろん初体験です。

パスポートを見せて、質問の内容は空港の入国審査とほぼ同じ。どっから来たのかとか、何日いるつもりとか。あっけなくクリア。難なくアメリカに入りました。再び南に140kmほど車を飛ばして無事レイクプラシッドに到着しました。途中給油したり夕食を取ったりしたので、全部で4時間ほど掛かりました。この日は疲れたのですぐに寝ました。

翌朝3/15(土)は曇り。レイクプラシッドのWhiteface mountainスキー場に着くと山頂は霧で覆われていました。残念!

とにかくゴンドラに乗ってまず山頂を目指しました。しかし、山頂に上がるクアッドリフトがリフト待ちの目の前でリフトストップのアナウンス! なんか機械の具合が悪く調整に入るとのこと。仕方がないので、山の下半分をまず攻略することにしました。

まず行ったのが1980年オリンピックで男女スラローム種目が行われたコース。


(右側のコースがオリンピック・スラロームコース)

コース下の小屋にはオリンピックが行われたことを示す看板と電光掲示板。掲示板の"Nation"(国)というあたりが如何にもオリンピックの名残を感じさせます。ちなみに1980年オリンピックのスラローム種目での金メダリストは、男子はかのインゲマル・ステンマルク(スウェーデン)、女子はハンニ・ウェンツェル(リヒテンシュタイン)。ちなみに両選手とも大回転(スーパーG)でも優勝しています。


こちらの雪質は結構いいです。下地が硬いところが一部ありますが、カナダのような全面コチコチのアイスバーンはほとんどありません。安心して板を踏んでターンを楽しむことができます。

午後になり山頂クワッドも再開しましたので山の上半分へ上がってみましたが、霧で視界はほとんどなし。しかしゲレンデの幅はすごい広いです。斜度もかなりあります。雪質も山頂の割に意外に柔らかく、視界がよかったなら最高にいい斜面です。しかし2日目も視界がほとんどなかったので、結局この最高の斜面を十分に味わえませんでした。この点が少し心残りです。


(これでもまだ視界がよかった方)

結局、2日間とも山の上半分はまともに滑れず、例のオリンピックコースや、ナスターレースがあったのでそれをやったりしていました。全般的には、オリンピック開催地だけあって斜度のある斜面が多く、雪質が良いので気持ちよく滑れるゲレンデだと思いました。

Lake Placid Whiteface mountain HP: http://www.whiteface.com

次回はスキー以外に行ったレイクプラシッド周辺観光について書く予定です。


上村愛子5連勝&W杯チャンピオンおめでとう!

2008-03-16 10:26:16 | スキーの話題一般

日本でもニュースになっていると思いますが、モーグルの上村愛子さんがワールドカップの最終戦(イタリア)で優勝し、これで5連勝。今シーズンの種目別総合優勝を既に決めており、これで有終の美を飾ったことになります。怪我を乗り越えての偉業、本当におめでとうございます!

愛子たんのすばらしい表彰台笑顔はこちらから

優勝報告は愛子たんのブログでチェック!

スキー競技で日本選手がW杯総合優勝を 果たしたのは6人目で、モーグルではもちろん初めてです。荻原健司は知っていましたが、他の4人は?と思って、調べてみるとそういえばスノボー・ハーフパイプの成田夢露はニュースで聞いたことがありますね。フリースタイルの滝沢選手は知りませんでした。ごめんなさい。みんなすごいぞ!!

1993年 ノルディック複合   荻原 健司
  94年 ノルディック複合   荻原 健司
  95年 ノルディック複合   荻原 健司
2004年 FSスキークロス男子 滝沢 宏臣
  04年 スノーボードHP女子 山岡 聡子
  05年 スノーボードHP女子 成田 夢露
  07年 スノーボードHP男子 青野  令
  08年 FSモーグル女子   上村 愛子
(FSはフリースタイル、HPはハーフパイプ)


カナダでスキー! (Camp Fortune編)

2008-03-15 11:16:16 | スキーの話題一般

週末の3/9(土)にCamp Fortune(キャンプ・フォーチュン)というスキー場に滑りに行ってきました。このスキー場もダウンタウンから車で30分ほどの近さにあります。

このスキー場へはツアーバスなどのアクセス手段がないので、行くとしたらレンタカーしかありません。前日の予報では大雪。レンタカー会社に聞いたら、レンタカーのタイヤはオールシーズンタイヤで、スタッドレスではないとのこと。これはちょっと危ないなあと思って、晩の夜はいったんは行くのを諦めて寝ました。

しかし朝起きてみると、10センチくらいの積雪になっていましたが、雪は止んでいました。道路も何とか走れそうです。天気予報では夕方からまた雪とのこと。それなら早く帰って来ればいいじゃんということで、そっこーでレンタカーの予約を取って借りてきました。ヒュンダイのソナタ。ふつーのFF車。見かけの高級感とは裏腹に、ABSとかトラクション・コントロールとかの安全装備は一切付いていません。大丈夫かなー・・・

 

しかし乗り始めて見ると、これくらいの雪なら慎重にスピードを落として運転すれば十分止まれます。よし大丈夫ということで、道具を積んでキャンプ・フォーチュンに向かいました。途中高速道路も問題なし。山の圧雪路ではアクセルを踏みすぎると空転しますが、ブレーキングは早め早めにすれば問題なし。難なく無事目的地に到着しました。


(メインロッジから見たPineaultコース)

メインロッジから見えるClifordとPineaultの2本のクアッドリフトが架かっており、Slalomと呼ばれる急斜面コースの他、いくつかの緩中斜面があります。


(手前からPineaultコース、Slalomコース、Cliffordコース。斜度はそれほどない。)

そしてMeech斜面にはクワッドリフト1本、こちらは長い緩斜面が2コースあります遅いリフトの上で寒かったということもありましたが、以上の斜面は斜度がなくちょっと物足りなかったかな。

このゲレンデで一番楽しめたのは、Skyline斜面。この斜面にクワッド1基。これも遅いですが、斜度があったので今日は主にここで滑っていました。

午前中はCanadianコースでジュニアのGS大会が開催されてました。硬そうなバーンにジュニア達もかなり手こずっているようでした。

下写真は黒菱印2個のHeggtveitコース。きつい斜度のアイスバーンの上に雪だまりが乗っている斜面でした。手強かった・・・

下写真は、同じく黒菱印2個のSwan Dive (白鳥の飛び込み?!)コース。コブ斜面です。ここはまあまあ楽しかったです。

そんなこんなで行ってきたCamp Fortuneでした。午後3時くらいから急に雪が強く降り出しました。やはり予報は正しかったかー。そっこーで切り上げて撤収しましたが、ちょっと出遅れた・・・ 駐車場のちょっとの坂も上がるのに苦労するし、帰りの高速は車体が挙動不審で冷や冷やもの・・・ こんな危ない車を貸すとは、レンタカー会社も相当のワルよの~(って違うか^^;)

大雪が降り積もるダウンタウンに何とか無事に辿り着きました。あー恐かった。全く雪国なんだからレンタカーくらいみんなスタッドレスにしましょーよ。


(大雪降りしきるダウンタウンの街をぱちり、なんてね。危ないのでよい子はマネしないように。)


オタワでスキー・ワックシング

2008-03-12 11:21:42 | スキーの話題一般

こちらに来るときにはスキー・ワックシング(ワックス掛けのこと)どうしようかと悩み、表面が酸化しないようにすればいいやと思って、結局スプレー・ワックスだけを持って行くことにしました。

ところが、わざわざスキーショップまで行って買ったものを成田空港の手荷物検査で取り上げられてしまいました。何でも、高圧ガススプレーは荷物室の気圧低下により爆発の危険性があるので、預け入れ荷物でもダメ、持ち込み手荷物も当然ダメ、ということでした。あちゃ~想定外。

まいいや現地で買えばと思っていたら、カナダではスプレーワックスなどというものは一切販売されていませんでした。どうして?こんな便利で手軽なものなのに。カナダの人たちもみんな使えばいいのに。

とおもってよく思い返したら、「スキーにワックスを掛ける」などという行為はそもそも一般スキーヤーの考えることではなく、そういうことを考えること自体、「スキー暗黒面」に墜ちし者の証なのです・・・

ともあれ(笑)、固形ワックスなら普通に売っています。しかしアイロンを持ってきていません。どうしようと思っていたら・・・

あるじゃないですか! アイロン!! ホテルに備え付けの!!!(爆)

でもさすがにこのまま直にワックスを塗るのはマズイですし、そもそもスチームアイロンなので目詰まりしてしまいます。そこで考え出したのが、アイロンのアルミホイル巻き!

これならアイロンを汚さずにワックスが塗れます。少し温度が低いですが、ワックスを溶かして塗り伸ばすには十分です。ワックシング・ペーパーには、キッチン・ペーパーを使いました。引っ張り強度がないので破れやすいですが、易しく掛ければうまくワックスが伸ばせます。

よしよし、ルンルン♪ 少し塗りむらはあるけど大成功。当面の滑走面保護としてはこれで十分です。

しかしカナダまで来てアイロン・ワックシングすることになるとは・・・ こういうことを思いつくこと自体、つくづくスキー暗黒面のフォースの強さを感じました。


塩害@オタワ

2008-03-11 11:35:32 | その他の話題

オタワに来てびっくりしたことの一つは、「車が汚いこと」(笑)。

なんでこんなに汚いのにみんな洗車しないんだろうと思っていましたが、すぐに理由が分かりました。道路に大量の凍結防止剤(塩化カルシウム)が撒かれているためです。洗車してもすぐにまた汚くなってしまいます。

車道だけではありません。歩道にも「砂利か?」と思ってよく見ると大量の塩の固まりです。

でも町中にこれだけ大量の塩が撒かれてたら、車の傷みも早いでしょうし、環境への悪影響もあるでしょうね。


それにしてもよく雪が降る@オタワ

2008-03-10 12:43:23 | その他の話題

北米では日曜日からサマータイム(Daylight saving timeとこちらでは呼んでいる)が始まり、時計を1時間進ませました。夜8時とかになってもまだ空が明るいので、すごく得をしている気分になります。日本も取り入れたらいいのにね。

3月に入りましたが、ここオタワはまだガンガン雪が降ります。特にここ数日で降った大雪は地元の新聞の一面になるくらいなので、オタワっ子達にとっても異常なことなのでしょう。


(雪かきして確保された歩道。積雪量80センチくらいか)

車道の雪を除雪して歩道側に寄せるので、バスから降りるときにうずたかく積まれた雪の壁を目前にして呆然とすることもしばしばです。


(リドーセンター前の人通りの多い歩道でもこの有様)

それでも今週に入ってだんだん気温が高くなってきたのを感じます。オタワでも確実に春が近づいています。

それから、スケート全制覇を目指していたリドー運河ですが、3/5に公式に閉鎖が決定されてしまいました(ΠOΠ)。度重なる大雪と気温の上昇により、コース状態の維持が難しくなったためとオフィシャルHPに掲示がありました。本当に無念ですが、滑れただけでもよしとしましょう・・・


(大雪で埋まってしまいスケートウェイの閉鎖が決まったリドー運河)


カナダでスキー! (Mont Tremblant編)

2008-03-09 22:25:11 | スキーの話題一般

さて今回のカナダでスキーは、Mont Tremblant(モン・トランブラン)に行ってきました。Mont Tremblantはロレンシャンとして知られる高原リゾート・エリアの一部として知られており、秋にはメイプルの木々がすばらしい紅葉に彩られ、冬は東部カナダで最大のスキーリゾートとして多くのスキーヤーが訪れる場所です。今回ここを訪れることを最大の楽しみの一つにしておりました。

今回は、訪問先のNRCで企画されているスキーツアーでの参加です。今回の企画で3回目。研究所でスキーツアーを企画しているのはすばらしいなと思いました。前回1月と2月の企画では多くの参加者があり、バスの定員もあってすぐに締めきりとなってしまったという人気のツアーです。今回3月4日のツアーも既に満員だったのですが、ラッキーなことに空きが出て私も入れることになりました。

朝7時に45名のNRC関係者を乗せたバスが研究所の駐車場を出発して、9時にトランブランに着きました。そこには美しい建物達が迎えてくれました。

ベース村の休憩室にみんなと同じように荷物を置いて、チケットを買います。大人一日券が税込みで74.24ドル=7800円!! さすが高級リゾート価格・・・ パウエル先生が家族連れではそう頻繁にはここには来られないと言っていた理由がよく理解できました・・・

ベース村からゴンドラ乗り場があるベルナール広場までは、リゾートホテルの上に架かっている立ち乗りリフトで上ります。こういうホテルに泊まりながらここでスキーできたら、さぞかしリッチな気分でしょうね。

ベルナール広場にはおしゃれで魅力的なお店がたくさん並んでいます。が、私は目もくれず、そっこーでゴンドラに乗って一途山頂を目指しました(笑)。平日なのに結構混んでいて、ゴンドラ10分待ちくらい。ただし一人乗り用レーンが設けられており、そこに行けば3分待ちくらいで乗れます。子供達も結構多かったから、もう春休みなのかな?


(サウス斜面から見たゴンドラ乗り場と、ベルナール広場の美しい建物。午後に撮影。)

この日の午前中はサウス斜面がまだコース整備中ということでクローズ。ノース斜面とエッジ斜面だけがオープンしていました。午前中はノース斜面を滑ることにしました。

滑り出しを迎えてくれたのは、とびきり大粒のコロコロ君(=氷の固まり)達でしたあぁぁぁ! さすがカナダのコロコロ君は大きさも硬さもカナダ級です(汗)。さらにこの写真下のバーンからは、例の硬~~~いアイスバーン斜面くんが迎えてくれました。


(大粒コロコロ斜面と、その下のカチカチアイスバーン斜面)

Mt Cascadesのレポートでも言いましたが、ブラックダイアモンド印が1つ(急斜面)や2つ(すごい急斜面)のところは人があまり滑っていません。アイスバーンの急斜面っていうのはエッジが噛みにくく落とされてまじで恐いです(笑)が、人がいないので恐いなりにかなり楽しめます(どういう表現じゃ!)。

ノース斜面は緩斜面から急斜面、コブ斜面、飛び用のパークまでいろいろあり、バラエティに富んでいます。各斜面とも距離は十分長く、リフトの効率も良いです。ノース斜面だけで一日十分遊べます。今回滑ることができなかったサウス斜面も合わせると、どんなレベルのスキーヤーも最低2日間はたっぷり楽しく遊べると思います

BANZAI(万歳!?)というコース(黒菱印1個=急斜面)がありましたので滑ってみました。


たしかにこの狭さは日本の国土の小ささを象徴しており、万歳をしながら直滑降するのにふさわしい狭さです?

その他には、林の中のコブ斜面というところもありました。これがまた人がいなくて、木々と戯れるようで気持ちが良い・・・

以上でモン・トランブランの報告を終わります。カナダ東部でのスキーをお考えの方はここでのスキーは絶対にお勧めです。特に家族連れの方なんかは、かなり予算は掛かるとは思いますが、喜んでいただけるのではないでしょうか。費用に見合った幸せが得られると思います。

(2008-03-12) いくつか書き忘れたことがあったので追記します。バスツアーの往復料金は65ドル(約7000円)でした。モン・トランブランの情報は下記の通りです。
オフィシャルHP: http://www.tremblant.ca/index-e.htm
コース数: 94
標高: 875メートル
高低差: 645メートル
リフトの数: 13基(うちゴンドラ1基、クワッド5基)
斜面数: 4(North side, South side, Edge side, Soleil side)