この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

東京都スキーマスターズ技術選・第2戦の参戦報告

2011-02-21 20:47:25 | スキーの話題一般
東京都スキーマスターズ技術選・第2戦に参戦してきました。開催地の軽井沢プリンスゲレンデに訪れるのは2回目。土日とも晴天に恵まれて最高のコンディションとなりました。浅間山も綺麗に見えました。

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前日入りして大会バーンをチェック。昨年は柔らかい雪質でスピードが出ず、緩斜面で失速する選手が多かったのですが、今年は気温が低く固いバーンで滑りやすいかと思ったのですが、実際に滑ってみると意外とスピードが乗りません。ワックスが合わないのか?とも思ったのですが、他の急斜面でも同様の感触を持ちました。何なんでしょうね?

さて、大会当日になりました。ガーラ湯沢の第1戦では悪雪チキン滑りで失敗したので、今回はコケてもいいから全力で攻めていくことがテーマでした。

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(開会式前の選手達と大会バーン)

これまで僕はコケたら恥ずかしいなどと弱気になると80%の力に落として滑っていました。そうすると何回滑っても80点の結果しか得られません。この考えは間違いであることに気付きました。全力で攻めた結果としてコケて失敗しても80点で結局同じことなのです。しかし全力攻めが成功すれば100点がもらえる可能性があります。技術選ではフィニッシュすれば点数は付きます。だったら攻めなければ損だということです。この当たり前の戦うスピリットを頭にたたき込んで臨みました。

一種目目: 大回り(257ポイント、クラス10位/19名)
改造した切り替えから谷回りの部分をしっかり見せることと、アグレッシブに攻めることを考えて滑りました。前日の事前講習会でアドバイスされた、早めに切り替え動作に入ることと、高い位置での切り替えも少し意識して滑りました。 

その結果、大回り自己最高点が出ました。うれしくてガッツポーズしてしまいました(汗)。

二種目目: 小回り(258ポイント、クラス8位/19名) 
こちらも今シーズンに根本から作り直している小回り。切り替えからの素早い脚の振り出しによる角付け、バランサーとしての上体の使いかたに注意して、失敗を恐れないアグレッシブな滑りを目指しました。

小回りも自己最高点が出ました。再びガッツポーズしてしまいました(大汗)。

滑りを見ていた仲間たちも良い滑りだったと言ってくれました。小回り苦手という長い長い悩みのトンネルから、今度こそ本当に抜け出せたかなという気がします。

三種目目: フリー滑走(261ポイント、クラス7位/19名)
得意のフリーです。自信を持って全力で攻めて行きました。前回からスタート地点が上げられましたので、見せ場の落ち込みの手前まで全力漕ぎ+クローチングでめいっぱいスピードを上げておいて、落ち込みへは斜めに入って斜面幅くらいの半円弧を描くつもりで突っ込んで行きました。

前回に引き続き目標の260点台が出ました。満足である反面、今後はさらなる点数アップを目指して例えば急斜面でのリズム変化など演技構成の難易度を高くしたいという欲が出てきました。

総合成績; 776ポイント(クラス8位/19名、全体32位/男子出場者171名)

ポイント、順位とも自己最高となりました。練習の成果を100%発揮できました。7組の最強6人衆まであと5ポイント。あこがれの雲の上の人たちにまた少し近づくことができました。

第3戦は「地元」菅平高原にて開催されます。今からとても楽しみです。

ワクシングペーパー

2011-02-14 20:56:19 | スキーの話題一般

チューンアップ台自作に続きまして、ワクシング道具を安く済まそう第二弾です(笑)。

ワックスをアイロンで板に延ばすときに使うワクシング・ペーパーは、スキー専用のものは高いです。そこで代用品を考えました。

求める条件は、(1)安い、(2)丈夫、(3)ちりや粉がでない、です。僕が使っているのはこれ!



キッチンペーパーです(笑)。これはいいっすよ~。ワックスはよく延びるし、丈夫だし、安い(約250円)だし。



さすが揚げ物料理に適しているだけあってワックスがよく染み込みます(笑)。



大判なのでアイロン掛けも容易です。

安いので、板の汚れ取りなどにも気軽に使えます。売られているキッチンペーパーの中にはロールタイプのものは強度的に弱いものがあってワクシングすると破れてしまいますが、シートタイプのものは結構強度があるのでワクシング向きです。

皆様も是非お試し下さい~。


チューンナップ台を自作する(実践編)

2011-02-09 20:33:10 | スキーの話題一般

前回までのまとめ: チューンナップ台を自作する(計画編)、(購入編)、(組立編

台が組み上がりましたので、早速チューンナップを行ってみました。天板の上に道具を置けるので作業効率が上がりました。天板と床に新聞紙を敷いておけばワックスくずで床が汚れず、終わったら新聞をそのまま丸めて捨てれば掃除も楽です。またテールのところにごみ箱を置いておくと、剥いだワックスをそのまま捨てられて、これもチョー楽です。



エッジのチューンもバイスが横置き対応なので楽々。しっかり固定されているので上から均一な力でエッジを研ぐことができます。



本当にチューンナップしやすくなりました! 広い天板と脱着容易なバイスにより、ワクシングに掛かる時間も大幅に短縮されました。これで面倒で気が重かったワクシング作業がとても楽になりました。

あと残すところは、天板と脚との間に固定金具を付けたいのと、天板も2つに分割して蝶番を付けて折りたたみ式にしたいことです。これらは金具の強度の問題があるので、最適な方法を調べた上で取りかかろうと思っています。

(シリーズ終わり)


チューンナップ台を自作する(組立編)

2011-02-08 22:27:16 | スキーの話題一般

これまのエントリー: チューンナップ台を自作する(計画編)(購入編)

さていよいよ組み立てに入ります。今回用いたツーバイフォー木材(左)と天板(右)です。



ツーバイフォー木材は6フィート(=180センチ)をちょうど三等分すると脚の長さの60センチになります。軟らかいのでのこぎりで切りやすいです。これをソーホースブラケットに差し込んでねじ止めすると馬型の脚が出来上がります。(馬の背が妙に長いのは、天板への固定方法が未定であるために念のため少し長めに取ってあるためです)



スキーバイスはPERFECT VISEを購入しました。エッジ・チューンのための溝と、センターバイスのチェーンによる固定が特徴です。



全て組み上げるとこのようになります。じゃーん!



現段階では天板と脚は固定されていませんが、バイスのところで引っかかって脚が踏ん張ってくれるので、ワクシングしても取りあえずずれたり傾いたりすることはありません。しかしいずれは脱着可能なジョイント金具などを取り付けてしっかり固定できるようにしたいです。

次回、実践編に続く…


チューンナップ台を自作する(購入編)

2011-02-07 21:36:08 | スキーの話題一般

前回のエントリー: チューンナップ台を自作する(計画編)

さて次はサイズの決定です。次のサイズになるように天板と足の長さを設計します。

テーブル: 長さは120センチ程度×幅40センチ
脚の長さ: 長さ60センチ(組み上げると90センチ程度の高さになる)

脚と天板は近所のホームセンターで、脚を連結するブラケットはこちらで購入しました。新規に購入したのこぎりも入れて7359円と安上がりに済みました。

部品構成
天板(180センチ×40センチ×2センチ) 2580円
ツーバイフォー木材(2×4×6フィート) × 4本 1192円
ブラケット(695円×2組+送料等819円) 2209円
木用ねじ(32mm、190本入り) 398円
のこぎり 980円
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合計 7359円

天板と脚をどう連結するかで良いアイディアが浮かばなかったので、取りあえず直置きで試してみることにしました。

スキーを固定するバイスも必要ですが、高いので万力を流用している方が多いですね。しかし万力は非常に重いのと、天板への固定に難があるので、仕方なくバイスはスキー専用のものを買うことにしました。サイドエッジのチューンができる下記のものが良さそうなのでこれを購入しました。

PERFECT VISE SET & CASE  12048円

次回「組立編」へつづく・・・


チューンナップ台を自作する(計画編)

2011-02-05 14:10:37 | スキーの話題一般

実はこれまでスキー板のワックス掛けは床の上でやっていました。床に新聞紙を敷いてツールボックスに板のテールをおいてワクシングしていたのですが、立て膝の中腰姿勢なので膝と腰に負担が掛かります。昨シーズンから板が2セット態勢になりましたのでワクシング作業のつらさが倍増しました。そこでチューンナップ台を導入することにしました。

市販のチューンナップ台を探してみると1~2万円と結構高いです。長い板を渡したときにも安定していて高さがある程度は欲しいのですが、なかなか良いものがありません。市販のテーブルを流用できないかといろいろ見てみたのですが、折りたたみが出来なかったりサイズがいまいちだったりしてチューンナップ向きではありません。

そこで無いものは自作することにしました(笑)。次の要件を満たすものを作製することにしました。

(1) 長い板でも安定して固定できる長さ(120センチ程度)
(2) 腰をおらずに済むくらいの高さ(90センチ程度)
(3) 収納できる
(4) 安上がり

ネットで調べると皆さんいろいろと自作されているようですね。自作チューンアップ台と自作テーブルでググってみると良さそうなものを2つ見つけました。

案1: 馬一頭型 (画像
案2: 馬二頭型 (画像

案1の馬一頭型はシンプルですが、作業時に脚が邪魔になりそうです。馬二頭型は少し大がかりになりますが板の上にワクシング道具などが置けて便利そうです。

ツーバイフォー木材はホームセンターに売っています。ブラケットは上記HPで売っていることが分かりました。案2の馬二頭型を作製することにしました。

つづく…