この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

東京都マスターズサーキット第1戦参戦記

2016-02-14 15:44:28 | スキー技術選

先日行われました東京都マスターズサーキット技術選に参戦してきましたので報告します。昨シーズンに引き続き第1戦は片品高原スキー場にての開催。

一種目目:大回り

今シーズンの大回りは外スキーに働きかけるタイミングを早くすること、より効率よく働きかけるためのポジショニングを改良すること、全体を通してシルエットを隙なくカッコよく見せること、などがテーマでした。前日でその辺りを意識して練習して望みました。ビデオをスローで見るとポジショニングはまずまずな感じでしたが、少しスピードが足りずダイナミズムに欠けていたか。255ポイントで種目別クラス4位。

二種目目:小回り

小回りのテーマとしては、やはりターンの前半から板への荷重を早めに開始して板のたわみを活かすこと、脚のストロークを大きく取ること、上体と下肢のマッチングを向上させて急斜面でもコントロール性を高めた小回り技術を獲得することなどをテーマとしています。前日練習でこれまでイメージしてきた体の使い方をいろいろ試したうえで本番に臨みました。ビデオを振り返ると脚のストロークについては以前よりも外へ伸ばせるようになりましたが、上体(特に腕)と下肢がまだマッチングが取れていないように感じました。得点は253ポイントで4位。

三種目目:フリー滑走

得意のフリーですので何も考えず滑りました(笑)。鬼漕ぎ&クローチングで充分加速したのですが、板を踏みすぎて一ターン目で早くも失速(汗)。スピードを繋げられずに後半はまったりした残念な感じに。255ポイントの6位と後退。

総合成績: 763ポイント(クラス5位)

今シーズンの雪不足による滑り込み不足が如実に表れた成績となりました。自分としては不本意な成績ですが、イメージしたテーマを元に今後の練習で研究を積み重ねてゆきたいと思います。


(目指せ、滑りの瞬間デモw)


東京都スキー大学参加

2016-02-03 21:00:48 | 指導員検定・研修
東京都スキー連盟が主催するスキー大学に参加してきましたので報告します。場所はガーラ湯沢スキー場です。
 
スキー指導者は2年に1回は研修会に参加しなければなりません。東京都の場合、菅平などで行われる研修会があるのですが、SAJナショナルデモンストレータやSAJデモンストレータが講師であるスキー大学の方がより実践的な内容になることが期待できますので、最近はこちらに参加するようになりました。
 
今回の講師はナショデモが水落亮太さん、岡田慎さん、栗山太樹さん、栗山未来さん、SAJデモが川端佑沙さん、齊藤 泰英さん、風間 健太さん、沖山 正裕さんといった面々です。
 
 
さて一日目の講師は岡田慎ナショデモでした。内容的にはSAJが提唱する「三本の矢」に基づくパラレルへの展開を、(1) 滑走プルーク、(2) 横滑り、(3)シュテムターン、のそれぞれから導く形。教程に忠実な実に「お授業」な感じ。まぁ、研修会ですから仕方ないですが、ナショデモ・Sデモをお招きしてのスキー大学なのでもう少し実践的な内容の方がよかったかな〜。
 
(岡田慎ナショナルデモンストレータ)
 
午後は早めにホテルに移動して理論研修。前半は川端デモによる講習。そっこーでお風呂に入ってビール一本プハ〜してから出席したら猛烈な睡魔に(^^;)。寝まいとすることに必死で内容があまり頭に残らず(^^;;)。後半は風間デモによる検定員研修。我らがサンフィッシュが行った昨シーズンのテククラ検定のビデオが教材に使われていました。しょぼかった前走の滑りが流れたらどうしようとヒヤヒヤしましたが出なかったでほっとしました(^^;;;)
 
そしてスキー大学の楽しみは何と言っても食事。大宴会場にて豪華な夕食と美味しいお酒をいただき、たらふく満足。部屋に帰ったらバタンキューで起きたら朝でした(笑)。朝食も釜焚きご飯の豪華な和食。朝はあまり食べられない僕もたくさん食べられました。本当に食事が楽しみでスキー大学を選んでいると言っても過言ではありません。
 
 
さて二日目は齊藤泰英SAJデモが講師。この日の朝はかなりの降雪で視界も悪く、テンションダダ下がり。前日のお授業内容を踏まえての実践練習でした。昼になると天気が良くなってきましたので、テンションを上げて、小回りでは今シーズンの自分のテーマを取り入れて滑ってみました。かなりいい感触ですが精度を上げるにはもっと練習が必要かな。
 
齊藤 泰英SAJデモンストレータ)
 
午後から天気がさらに悪化するとの情報で、研修は早めの終了。修了済ライセンス証を受け取ったら、帰りの混雑を避けるために速攻で下山。さくっと地元のスーパー「のぐち」に寄って「越後で候」の青2本を買い込み、ずばっと渋滞なしの関越を通って帰宅。からの〜「越後で候」で一杯(笑)。これ最高に美味いっす! 地元のスーパーで買うと安いですよ~
 
 
以上でスキー大学参加報告を終わります。

飯島庸一トレーナー雪上キャンプ

2016-02-01 22:03:56 | スキーの話題一般
大変報告が遅くなりましたが、飯島庸一トレーナーによる雪上キャンプに参加してきましたので報告します。
 
2011-12シーズンからクラブ行事として企画するようになったこの雪上キャンプも今年で5シーズン目。教程に基づくいわゆるSAJ式基礎スキーから積み上げるのではなく、競技スキーを含むより普遍性・汎用性の高いスキー技術をベースにして積み上げることを目的として、飯島さんには陸上トレおよび雪上トレーニングを例年お願いしてきました。
 
 
さて、今シーズンの雪不足で開催場所の選定に困りましたが、飯島さんのご推薦で斑尾高原スキー場に決定。この飯島キャンプでは、ブラシポールを使ったトレーニングを取り入れており、板のたわみ性能を引き出しながら規制のあるコースを滑るというトレーニングになっています。スキーを履く前に、まずは基本的な体の使い方をゴムベルトにて確認。飯島さんの容赦ないダメ出しの声が響きます。
 
 
 
その後は雪上にて様々なバリエーショントレーニングを行いました。ターン後半での外向外傾から、切り替えを通過して、ターン前半の外スキーを素早く捉える。そのためには外腰を前に出す運動、かかと荷重での切り替え、スキーの前後差の入れ替えがポイントとなります。
 
個人的に凄くツボにはまったのが、ストックの両端を両手で持って、それを外腰の運動とシンクロさせて滑るトレ。上体・腰・スキーの運動がぴたりマッチングすると板がたわんで走る感覚が気持ちいいです。普段滑るときもこのトレーニングを思いだしながら滑りたいと思います。
 
高瀬・旭シーズンインキャンプ、大平キャンプ、そして今回の飯島キャンプに参加し、ベース作りができました。これらのキャンプで教わったことをしっかり体に染み込ませて自動化し、トップシーズンの滑りを確立してゆきたいと思います。
 
二日目には綺麗な雲海も見えた好条件の斑尾高原スキー場でした