本日12/9(日)はスキー指導者研修会の2日目が行われました。昨日の良い天気からうってかわって、本日はあいにくの雪と低い気温。少し視界の悪い中で研修会が始まりました。 内容は昨日とほぼ同じ展開でした。まとめます。
- プルークボーゲン(体軸を横に移動させて外スキーを横に押し出す)
- プルークターン(外スキーを前に動かして、内股関節を脱力させる運動。出ました!脱力系解説)
- 小回り(切り替えからスキーを捻るのではなく、谷回りからスキーを多く動かしてずらす、今風の小回り)
- 大回り(いわゆるトップコントロールの大回り。切り替えでニュートラルに戻し、谷回りも少し長く取る、ということをポイントとしており、私が今シーズンk2hikoさんの教えで取り組んでいるテーマと合致!)
まあ、研修内容としてはこんなところでした。ひとつ収穫があったのは、大回りでk2hikoさんと取り組んできた滑りを演技したら、班講師が大きく頷いて「いいじゃないですか!」と褒めてくれたのは大きな自信になりました。
研修会は午前中で終わり。閉講式が12時に行われて解散になりましたので、午後は私は自主トレに入りました。今回のテーマは「急斜面不整地小回り」です。どんな斜面も安定してかっこよく滑れるようになるためには避けて通れない課題です。いや、むしろ私としては得意にしたい斜面であります。
あいにく今朝の雪でイベントコース(っていうのかな?)のコブ斜面が埋まってしまったので、隣の急斜面で小回りの練習をしました。今朝積もった雪が滑り散らかされて、練習には格好の荒れたバーンコンディションです。
整地急斜面ていうのは、ある程度の技術レベルになるとそこそこ滑れてしまうものです。しかし不整地急斜面はごまかしが利きません。ポジションの良し悪しが明確に現れます。
案の定、ポジションの悪さが明確に現れました(苦笑)。切り替えで落とされて暴走する、外足を突っ張ってポジションを崩す、雪だまりでつんのめってバランスを崩す、などあらゆる失敗をしました。
その中で重要だと気付いたポイントがありました。「内スキーのずらし」です。これまでうまくいかなかったのは、切り替えから外足にだけ頼ってしまうとずらしの効率がよくないということです。効率が良くないので外足をより遠くへ突っ張って、抵抗をもらいたくなる。そうすると外スキーが体から離れてポジションが崩れてしまい、ますます抵抗をもらいにくくなります。外スキーが離れてしまっているので次の切り替えのタイミングも遅れがちになります。
切り替えではむしろ内脚に意識を多く置いて、内かかと(内脚のかかと)の外側で雪面を削るようにすると、安定してスピードコントロールできることが分かりました。これを谷回りから行うと更に安定度が増します。
さらに言うと、私の感覚としては内かかと外側で削るという意識で運動するより、シンプルに切り替えで内かかとを強く引くだけでうまくいく感じです。強く引くことで内かかとがおしりの下に位置し、ポジション的には体重がどっしり載せられて雪面のコンタクトがしっかり取れて、あとはフォールラインに落ちていくだけで楽に雪面を削れて暴走することなく、雪だまりもがっつりつぶせて、安定して急斜面を落ちてゆける感じが得られました。今後も更に研究してゆきたいと思います
私は初めての熊の湯スキー場でしたが、硫黄質の温泉がとても心地よく、気持ちの良い週末スキーになりました。