この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

クラブ合宿@菅平

2009-02-17 21:08:15 | スキーの話題一般


2/13(土)と14(日)に菅平高原にて所属クラブの合宿がありました。

今回は外部講師を招聘してのレッスン。菅平スキースクールの坂本健吾さんによるレッスンでした。坂本さんは全日本スキー技術選にも出場している現役選手です。

今回のテーマは「小回り」。今回は何をテーマにしましょうかという話になったときに、私の強い希望を声高に主張させていただきました。クラブ員の皆様、強引ですみませんでした_(-o-)_

しかし結果的には、技術内容が小回りに限らない、大回りまで通じる普遍的技術として教えて下さり、教え方がうまくて分かりやすいレッスンで大当たりであったと思います。他の参加者の皆様も非常に満足したのではないかと思いました。

レッスン内容
(午前)
  1. 山回りの外足荷重から、内足を伸ばしていって(あるいは外足を縮めていって)足の長さを揃える(つまり斜面に垂直に立つニュートラルポジション)。
    そのニュートラルポジションから次の外足に荷重を強めてゆき、山回りする練習(左右運動)
  2. 山回りのかかと寄りポジションからニュートラルポジションを経て、スキーのトップを押さえる前よりのポジションへ(前後運動)
  3. 山回りで外スキーを外に踏み出すエッジングでスキー板の運動を止めてしまうのではなく、角付けを緩めてニュートラルポジションまで戻してくる。そして、体の下まで戻ってきた外スキーの内エッジが外れる感覚を体感する。
  4. ストックワークの重要性。いつものタイミングより、1テンポ、2テンポ早く前に振り出してセットする。早い谷回り作りとよい見栄えにつながる。
(午後)
午後は午前中にやったテーマを個々のレベルで反復練習するために、坂本講師が斜面下でアドバイスするという形式でした。

私に関しては、山回りのエッジ外しは出来たのですが、切り替えから谷回りへうまくつながりませんでした。そこで中回りのリズムでスムーズに動き続けて山回り→エッジ外し→谷回りという練習を取り組みました。それが出来たら、そのスムーズさでリズムを小さくしてゆくと、綺麗なS字の小回りができるようになりました。

「目から鱗」ポイント
これまで谷回りうまく作れないが悩みの種でしたが、山回りからターンを作るという今回のレッスンは目から鱗でした。私の感覚ではその方がずっと楽だし、谷回りは山回りの延長上にあると考えた方が、はるかにS字のターン弧を作りやすいことを発見しました。やっと「谷回りの呪縛」から自分を解放することができた気がします。

最後に教えてくれた練習方法
ストックを上向きに肩幅くらいに持って、その中にフォールライン先の風景が常に入っているようにして滑る。プルークスタンスでよい。自然に出来る外向傾により、山回りで外スキーが走る感覚を感じる。実際の滑りではそこまで外向傾にはならないが、今回のレッスンで習ったように、外スキーを戻してきてエッジが外れる瞬間の板の走りをイメージする練習として取り入れるとよい。大回りでも小回りでもこの板の走りを実現できるようにする。

おまけ1
受講者が一人ずつ滑って、講師が下でアドバイスを受けたらリフトで上がるという形式は、受講者の個別レベルに合わせた練習メニューができて、とても有効だなと思いました。欠点としては他の人の滑りを見たり、それへのアドバイスが聞けないことかな。

おまけ2
なお、坂本健吾さんのブログを見つけました。レッスンは分かりやすくてしかも実践(実戦)的で、アドバイスや技術論もあまり細かいことに囚われず本質を突いて的確で普遍的。大変よい先生だと思いました。
http://nasinegiskikengo.blog.shinobi.jp


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