この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

ナンプレ キレキレ上級者への道(その5)

2009-08-31 00:31:10 | その他の話題

さて、夏休み課題として始めたナンプレ上級者への道ですが、夏休みも残り少なくなり、宿題片づけ追い込みモードの小学生の気分です。

いよいよ最終回は上級編です。配置を見つけることが難しく、一般のナンプレ問題ではあまり使う必要がない定石ですが、上級問題を解くときにはしばしば必要となります。

(1) X-ウィング

ここでピンク色の2つの横行に注目します。この2行には8を入れることができるマスがそれぞれ2つずつしかなく、そのマスはともに同じ縦列上(黄色の列)にあるとします。



このとき、2つの8は排他ルールによって対角の位置(これがXウィングの名前の由来)のどちらかになければなりません。いずれの場合でも、黄色で示した縦列のマスにはもう8を入れることが出来ません。

これにより、×印を付けたように、黄色のエリアから8の可能性を排除することが出来ます。

(2)インターセクション

例えば、赤色の横行に注目した時、黄色のブロックとの重なり部分(インターセクション)上にのみ6があるときは、ブロック内の他の部分には6を入れることが出来ません。



これにより、×で示した6を排除することが出来ます。

ちなみに上のパズルの場合、水色の列と黄色のブロックとの間にも6のインターセクションが成り立っており、結局2つの行列の交差点が6と確定します。

(3) シンプル・チェイン

これは定石というよりはトライアンドエラーの感じですが、とにかく一つ数字を仮定した時に他の配置が矛盾無く決まるかどうかを確かめるという方法です。

下の配置では、スタート地点の数字を決めた時に他の数字が芋づる式に確定しますので、それで矛盾が出れば最初の仮定が間違いだったということになります。数学の背理法みたいですね。



このほかにもたくさんの上級者向けの定石がありますが、難しくなりすぎますので、この辺でお終いにしようと思います。

最後のまとめ。

キレキレのナンプレ上級者を目指して研究を重ねてきましたが、結論から言うと

「当たり前だがそんなに甘くはなかった・・・・」

ということです。

新聞の日曜版にまたナンプレ問題が載っていましたのでエクセルを使わないで紙で解いたら、「限りなく初心者に近い中級者」レベルでした。紙だと要領が悪いので未だにえらい時間が掛かります。

PC上でエクセルを使って解いたとしても、上級者問題になるとすぐに行き詰まってしまい、定石配置を見つけ出すのにすごい時間が掛かってしまいます。真の上級者は数字の配列を見るだけでおそらく勘と経験で素早く定石配置を見つけ出せるのでしょうね。

つまり上達するためには、道具の性能に頼らずに地道にたくさん練習する必要があるということです。

スキーと同じということですね~。

お後がよろしいようで。


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