この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

紅葉狩り&グランジャートレ

2007-10-30 23:23:02 | スキーの話題一般

10/28(日)にk2hikoさんと八ヶ岳自然文化園にあるグレスデンスキー場で、グランジャーというギアを使ったオフトレをしてきました。 k2hiko先生、ご指導どうもありがとうございました!

グランジャーってのは、こういう感じのギア。サーフェイスはプラスチックのメッシュ構造。もっとタイヤの大きいものもあるのですが、こちらの方がスキートレには向いているとのこと。

この日は台風が通過した翌日の、秋晴れの暖かくて穏やかな日曜日。紅葉も綺麗で、絶好の行楽&トレーニング日和でした。(後ろ姿はk2hiko先生

さてグレステン初体験の感想ですが、「意外と奥が深い」ということを感じました。今年から始めたインラインスケートのときも感じたのですが、スキーのオフトレーニングとして各ギアを位置づけた場合、スキーにとって重要な体の使い方やポジションを再認識させる効果が高いと思いました。

具体的には、グレステンにおいては「体のどの部分からターンを始動するか」でその後のターンの質が決まってくるということを再認識しました。ターンの質とは、最もスキー板の性能を活かし、安定してターン出来るように、板のたわみをターン前半の谷回りから引き出せるポジションにしっかり乗るか、ということにあると思いました。ポジションの基本は、背中に人を背負ったとしても安定して左右に動けるポジション。体の使い方としては、ターンの前半では軽い外向傾。上半身の内向・内傾から始動するのでなく、外股関節を軽く折ることから始動して、外足への荷重配分を逃がさないようにしながら、外足を前に少し動かす、いわゆる縦ずれの運動要素を出すことが大切だと感じました。

グランジャーでは、ターンの前半(谷回り)の場面から内傾・内向のポジションを取ってしまうと、外足への荷重が不十分になるため、しっかりしたターン弧を描くことが出来ません。また、私の傾向として、ターンの後半で後ろよりのポジションになってしまうこと。このポジションでは次のターン前半の外足への働きかけ・荷重がスムーズに行かなくなってしまいます。カービングスキー板では、このような不十分なポジションでも、角付けが多少でもなされていれば板が自動的に回ってきてそれっぽくターン出来てしまいますが、外スキーのたわみ性能を十分引き出せない「乗れていない」ポジションであるためいまいち力強さに欠けるターンやシルエットになってしまうかもしれません。また、ハイスピードターンや不整地大回りターンのような厳しい条件下で、しっかり板に乗れてないと失敗を犯す場面も出てくると思われます。

グランジャーではポジションのごまかしが利かないので、正確なポジションを確認するのにうってつけのトレーニングギアだと思いました。

そしてもう一つの発見は、私の骨盤の可動域がものすごい非対称であるということでした。右ターンで全くグランジャーに乗れていなくてターンがしずらいということを発見(っていうより再認識)しました。骨盤の動きが右ターンの時に硬くて、左外足に乗れていないポジションしか取れないのです。カービングスキー板でうすうす気付いていた自分の欠点を改めて突きつけられて、少しショックでした。シーズンインまであと少し。風呂上がりのストレッチで何とか少しでも柔らかくしようと思いました。


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2 コメント

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おつかれさまでした (k2hiko)
2007-10-31 23:30:42
1日体験おつかれさまでした。

とても細かく分析されていて、どうやらグランジャーの恩恵を感じていただけたようですね。なによりです。

私も師匠の受け売りですが、こういう滑りもあるんだなあとスマさんの引き出しの一つに入れていただければ幸いです。

また一緒に練習しましょう。
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乙でした (スマシカオ)
2007-11-02 23:59:39
グランジャー指導ありがとうございました。
今シーズンのメインテーマになるポイントを
教えて頂いたと思います。このようなことを
惜しげもなく教えて下さり、非常に有り難く、
貴重なことだと思いました。

それにしても、また新たなダークサイドに開眼しました。
今後もスキー暗黒面へのフォースを体得するべく
修行に励みたいと思います。
今後ともよろしくご指導お願いいたします。
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