村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

自然との共生

2011年01月21日 | Weblog
我が家の雪下ろしが終わった。
稲架小屋から始まって、土蔵、離れ、納屋、母屋、農機具小屋、車庫の屋根の雪下ろしを終えるのに4日間も掛かった・・・
昔なら、もっと早く雪下ろしが出来たと思ったが・・・?
途中の休憩時間が歳とともに長くなったようである・・・

本当なら、下ろした雪の処理が大変なのでなるべくなら屋根の上で消すように、もう少し積ってから屋根の雪を下ろすのだが・・・・

来週にも寒波がもう一度来るような予報も出ている・・・
一度に雪下ろしが出来なくなった、高齢化したわが身の体力を考えて、早めに取りかかった雪下ろしである・・・・

私の子供の頃は、山間の農家の屋根はかやぶきであった・・
急こう配のかやぶき屋根なら、雪下ろしの心配もない、
雪国で生活する知恵が十分に生かされていた・・

かやぶき屋根を瓦屋根に改造してから雪下ろしをしなければならなくなったのは・・・
自業自得である・・・

自然との共生は、逆らわないで生活する術を工夫する事が大切だと思う・・
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出来の悪い子

2011年01月20日 | Weblog
もらいものの良いお菓子があったので
家内と抹茶でいただいた、

茶碗は勿論私の作である・・・・
作った当分は評判が良くなかった・・・・
たくさん作った楽茶碗の内の一つを、2番目の姉が所望がって持って帰ったが・・・
聞くところによると、ラッキョウかなんかを入れて食卓の出したら・・・
真っ二つに割れたそうである・・・・

だいたい・・・抹茶茶碗のつもりで作った物にラッキョウを入れる事が間違っている・・・
それ以来・・あまり人に出さないことにしている・・・

今、家にあるのは、まあまあ、私が気に入った茶碗だけだ・・
後の茶碗は、掛合の産直市で1000円~500円で売りに出した・・・・

後に、用事があってお茶の師匠さんの家に伺った時・・私の産直市に出した茶碗でお抹茶が出た・・・・
裏を見ると、ちゃんと「千」の印があった・・・・
プロに使っていただいていることに、大満足だった・・・

今日の茶碗は、黒楽だが、柚子肌が気に入っている・・・
作った頃には、陶芸仲間のきれいな茶碗と比較して見て、どことなく薄汚く思えたが・・・
比較しないで我が家で眺めていると・・・不思議に私の好みに合致して見える・・・

出来の悪い子でも、我が子となると天才に見える事があるが・・・・
それと同じかもしれない?
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からゆきさん物語

2011年01月19日 | Weblog
  退職してから、本はなるべく買わないことにしている、
もっぱら、掛合のセンターの図書館を利用している、、
理由は簡単だ・・・限られた年金の生活では、お金を使わないことを心掛けることが第一だからである・・・・

是非とも見たい本は、主事さんに頼んで置くと・・・次回購入時に揃えていただく事がある・・・必ず!・・・・と言うわけではないが、運が良ければ早い段階で揃えていただける・・・

頼んでおいた、宮崎康平氏の「からゆきさん物語」をようやく手にすることが出来た・・
昨年、諫早干拓地への視察では島原鉄道の観光バスで案内されたが、その時のバスガイドさんが歌った「島原の子守唄」は宮崎康平氏の作詞作曲によるからゆきさん哀歌を子守唄にしたものと聞いていたので・・・興味を持った・・・

「からゆきさん物語」は実録を元にして書かれたものである、

明治・大正・昭和の始めにかけて、東南アジアあたりの娼館に売られた、島原地方の貧しい農家の娘たちの話である・・・
そう遠い話ではない・・・

日本の食料自給率40%が、国の衰退の証のように言う人は多い・・・
私は違うと思う・・
自給率が100%近かったであろう・明治・大正の時代の小作人の家庭には、白いお米は無かった・・・
我が家も私の子供の頃には、7反近い田んぼを作っていたが・・・
出来秋には毎年食べるお米が無くなる状態だった・・・小作人だったからである・・・

狭い島国の日本では、どだい完全な食料自給は無理である、、
終戦時のひどい食糧難を見てもわかる・・・

高い自給率を求めるなら人口を江戸時代の4,000万人ぐらいまで減らすことである。
それでも、・・小作の娘たちは遠く東南アジアまで売られていったではないか・・?

狭い国土に沢山の人口を抱えた日本は・・・やはり交易を主としなければ食べて行けない・・・
今の豊かな生活は・・・全てが交易のたまものである・・

全国の多くの県議会はTPPに絶対反対の決議をしていたが・結論を出すのが早すぎるのではないだろうか?
「からゆきさん物語」を読んでからでも遅くは無い・・・
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健気な除雪機

2011年01月18日 | Weblog
昨日、母屋の屋根の雪を、厚く積もったところから部分的に下した、
下ろした雪が庭に山積みになったので、我が家の中古の除雪機で跳ね飛ばそうとしたが・・・・
なにしろ、屋根から落とした雪は固く締まっている・・
中古の3,000円の除雪機では荷が重かったようである・・・

エンジンを一杯に吹かせて、無理やり雪を飛ばせていたら・・・・
とうとう除雪部分のVベルトが切れてしまった・・・・

明日は、頓原の農機具やへ買いに行く事にしている・・・
丁度、雪も小憩を保っているときで良かった・・・

人間でも同じだが・・・能力以上の仕事を与えると・・・・結局は身体を壊すようである・・

小さいながらも、我が家に来てから主人の機嫌を取ろうと懸命に除雪作業をこなしていた中古除雪機には悪いことをした・・・

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生きる術

2011年01月17日 | Weblog
寒波襲来の朝、山奥の姉の家の木戸道の雪掻きに行った・・・・

60センチは積もっている・・・
小型の除雪機は、除雪機そのものが雪に埋まってしまう・・・

昔の雪道は、カンジキで踏み固めて、積もった雪を上手に利用しながら道を作っていたが、除雪機を使うと、土の際まで掘らないとキャタピラーが上手く進まない・・・
いきおい深く雪をはねるので、ますます道の両側の雪の壁が高くなる・・・
ますます除雪が難しくなる・・

自然の中で生きて行く術を、文明の進歩は無視している・・・・

だが・・・・昔の雪を踏み固めた道は、いったん溶けだすと長靴がはまって歩きにくいことこの上なかった・・・

自然界に生きる術も大切だが・・・やっぱり文明の進歩を喜びたい・・
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傲慢

2011年01月16日 | Weblog
雪が降るまでに畑の大根を取り込んで置くのが田舎の風習だったが・・・・・・
この近年、そう沢山の雪も降らなかったのでそのまま畑に置きっぱなしだった、

少しぐらいの積雪なら、雪の下から掘り出した大根は甘みが増して美味いように思えたからである・・・・
今年は・・・・違った・・・・

家内が、大根の煮〆が食べたいと言うので、厚く覆った畑の雪を掻いて大根を掘り出して見た・・・・・

雪の厚さは優に1メートルはある・・・・
5本ばかりの大根を掘り出しただけで・・・あきらめた・・・

山村の生活には、手抜きは禁物だ・・・・
自然は人間の思惑などにお構いなしである・・・
自然を人間の生活に合わせるのではなく、人間が自然に合わせた生活をしなければならない・・・

当たり前のことだが・・・兎角人間は、時として傲慢になる・・
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雪おろし

2011年01月15日 | Weblog
出雲の出て居られるWさんから、空き家にしている入間の自宅の屋根の雪の様子を伺う電話があった、
この時期、屋根の雪下ろしのタイミングがなかなか難しい・・・
今は亡くなられた宮崎地区のKさんは、昔では珍しい工業学校出だったが、Kさんの家は、地区のどこよりも遅く屋根の雪下ろしをされていた・・・されない時もままあった・・・

なんでも、柱の径から計算すると、屋根の雪は2メートル近くなっても大丈夫だとのことだった・・・
いくら大丈夫と言われても・・・2メートル近くなると工学的な知識の無い私たちは、我慢が出来なかった、

反対に隣の家のHさんは、4~50センチの積雪でも屋根に上がられる・・・
今年も、気が付かない内にちゃんと大屋根の雪を下ろされていた・・・・
彼の口癖は、「今に大雪が降る、今に降る・・・」といつも子犬のように雪の降るのを待って居られることである・・・

今夜から明日に掛けて、大寒波が来ると天気予報が出ていた・・・・
空き家のWさんの家の雪を見ても、今夜降ったら明日は我が家も雪下ろしを考えなければ・・・・

と思っている、
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わからない?

2011年01月14日 | Weblog
菅改造内閣が発足したようである、
与謝野氏の起用には、与野党、外野共に驚きと不条理感を示す人が多かった・・・

同じ選挙区の海江田氏ともなると、「世の中不条理、不条理」と叫ばざるをえないだろうとは・・・・・・・同情する、

あまり政治家の動向や人事に関心のない私から見た感想だが・・・・・・
与謝野氏の今回の行動は・・・・なんとなくわかる様な気がする・・・

財政的にも、外交的にも、日本が今大切な岐路に立っている・・・との思いから、かねての持論を持って、政治生命・どころか・・病み上がりの与謝野氏にとっては自らの命を掛けてまでも国の前途に光を投げかけようと思っての行動だろうと・・・勝手に推測した。
高橋是清の心境かもしれない?

海江田さんは心配する事は無い、 与謝野さんは今期限りで引退する気だ・・・
入閣した彼は、阿修羅のごとくに財政再建にまい進するだろうから・・・・国民も、腹を決めて消費税増税を受け入れる覚悟がいる、

たとえ、不条理でもたまには命を掛けて国家国民の為に働こうとする政治家を見たい。

与謝野氏が私が推測したとおりの政治家かどうかは・・・・わからない・・・
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怪我の功名?

2011年01月13日 | Weblog
夜来の雪がまた積もったとの事で市道の除雪に出動した・・・・
昨年は、降雪期全体で3回ほどの出動だったが、今年は大晦日からすでに4回も除雪に出ている・・・

雪国の人間なら、このくらいの積雪ならそうあわてることもない?と思えるのだが・・・

松江の積雪が全国区?で放映されてからか・・・?
国交省も県も市も・・・・・・除雪への対応が早くなった・・・・・・

鳥取、安来での年末の大渋滞や、松江の年始めの積雪被害は、結果的には雪国の難渋を都市部の人にも知らしめる効果があったようである・・・・

怪我の功名?・・・

国道はアスファルトの路面が出てきたが、路肩の部分は1.5メートルからの雪の壁になっている・・・
立山のアルペンルートのミニ版状態である・・・
このまま春まで溶けないで居たら・・・・・観光資源になるかもしれない?

隣町の建設会社の雪だるまセットは、今、大ヒットしているそうだ・・・
世の中、なにが幸いするかわからない?
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タイガーマスク

2011年01月12日 | Weblog
暮れの伊達直人さんの美談は、一過性のものかと思っていたが、ここのところ全国的な運動にまでなってきた・・
美しい話である・・・
奉仕団体はいろいろとあるが・・・タイガーマスクさんのような、陰徳を積むところがいい!
島根県でも伊達直人さんがちゃんといらっしゃったようである・・・
こうなると、タイガーマスクの出現が無い県は肩身が狭くなる・・・
つまらないところで県民性まで疑われかねない・・・

明日あたり・・出現のない県では県知事さんがこっそりとタイガーマスクに変身しているかもしれない?

近頃は、田舎でもアメリカから伝わってきた奉仕団体を見掛けるようになった、
入会資格は万国共通だそうだ・・・
「善良な特性の持ち主で地域社会で声望を得ている成人」・・・・・・
結構、富裕層のクラブに思える・・・・とてもじゃないが私なんぞは恥ずかしくて入会出来ないクラブである・・・
勿論・・誘いなどあるわけもない・・・

長者の万灯より・・貧者の一灯・・・
伊達直人さんがずっと身近に感じられる・・・
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