村の水車番

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私の古時計

2024年04月10日 | Weblog

若い頃に大奮発して買ったセイコーの腕時計を久しぶりに出してみた・・
当時、4~5万円した自動巻きの腕時計である・・・

勤めを辞めてから・・・というより、兼業農家だったので農作業の時は、傷がついてはと・・ケチな考えからカシオ製のデジタル時計を掛けて野良仕事をしていたが・・だんだんとカシオ製の時計が主力になり・・いつの間にかセイコーの腕時計は戸棚の中で忘れられた存在になっていた・・・

年取って来ると・・見栄も外聞もなくなる・・・
千円のカシオ製のデジタル時計が何かにつけて便利である・・軽い、見やすい、水中でも、傷ついても惜しげがない、電池交換も修理もほとんど無い・・・
年寄りには強い味方である・・・

久し振りにセイコーの腕時計を出してみたが・・数十年も戸棚の中だったので動かなくなっている・・・
昔求めた時計屋はすでに無くなっていた・・・

市内の別の時計屋に持ち込んだら・・・本社送りで修理しなければならないので、数週間は必要とのことだったが修理費が一覧表になっていて、私の持ち込んだ腕時計は、年式、自動巻きと言うこともあり二万七千円の修理代がかかるそうである・・・

修理が出来たら孫にでも・・・と思っていたが・・、外国製の高級時計ならいざ知らず・・たかが4~5万円の国産腕時計は、若者も喜ばないそうである・・

当時、薄給の若者には4~5万円は大金だったのに・・・

田舎の老人と古時計は・・もう使い道のない存在になったようである・・・
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