贅沢なチョコレート

寒い一日である、
お寺の門徒総会から帰って、家内とお茶をしていると・・・・

私宛のゆうパックが届いた・・・
例によって・・今頃の時期になると家内がしょぼい老人への気遣いから贈ってくれるチョコレートである・・・

Ａ4版のゆうパックからは・・・手のひらサイズのチョコレートの箱が出て来た・・・
だんだんと、経済的にも愛情面でも緊縮気味になったのかと・・
思わず家内の顔を・・チラ見すると・・・

「それ高かったわよ・・今年は質で奮発したから・・・」

それとなく値段を聞くと・・・思わず手のひらサイズのチョコレートをしげしげと見てしまう・・
次には・・心の中でのつぶやきが・・口からこぼれそうになる・・

「もったいない・・たかがチョコレートなのに・・こんな高価なチョコレートは食べにくい・・」

気遣いはありがたいが・・
貧乏性の私には負担が大きい・・・

恵方巻の時もそうだったが・・・素朴なものがいい・・・
贅沢なものより・・子供の頃に、ジープに群がって、同乗の女性からもらった、宝物の様な味のチョコレートがなつかしい・・・