時期はずれの干し梅

この数日、夏日の様な好天気が続いている。
我が家では、この時期に昨年の漬け梅を干している。
最初は、あたりまえに梅を採った年の土用に干していたが、家内ともども勤めていたので、適期に干せない事が多かった。
仕方なく、梅酢の中に漬けたままにして置いて、一年経ってから天気のよい日を見計らって、時期はずれの干し梅にした。

自分達の都合で始めた手順だったが、思わぬ効果もあった。
一年間、桶の中で梅酢に浸かったままの状態が良かったのか、すっぱみが緩和されて、穏やかな味の梅干になった。
私達夫婦だけの思い込みではないようだ。
その証拠に、遠くは石見のお客さんが、グリーン掛合で買った、我が家の梅干がうまかったと、幾度も買いに来られた。

けがの功名と言うのだろうか？