見出しをみて「ぎょっ」とされた方があるかもしれません。
お料理の失敗写真を載せるブログが存在しようとは!
ストックポート日報 はお料理ブログではありません。なんでも載せます!
このぶざまな物体は、一体何か。
答え;オーブンに長く入れすぎてこげたジャム・ローリー・ポーリー。
黒ずんだ部分は 炭化したラズベリー・ジャム。
ジャム・ローリー・ポーリー jam roly poly。
上の写真は、スーパーマーケット、セインズベリーのレシピ・ウェッブサイトから勝手に借りたお手本写真です。
ジャム・ローリー・ポーリーは、ストックポート日報 のお菓子カテゴリーではおなじみの、スエット suet を使ったお菓子です。
スエットというのは、牛の内臓を包む、硬い脂肪だそうです。加熱するとトロンと溶けます。
お菓子やお料理をしっとりもっちりさせる、イギリスではおなじみの食材です。
といっても、私は実物を見たことがありません。
今、使っている人がいるのでしょうか。
↑例によって、よそのウェッブサイトから勝手に借りたスエットの写真です。
ちょっと気持ち悪いですね。昔は、家庭での手作りロウソクを作る材料でもあったそうですし、あまり口に入れたくないような・・・
あ、調べたら、スーパーで売っていました。使われているようですね。
乾燥したものが、レトロな箱入りで売られていて便利です。
このATORAは、乾燥スエットの老舗です。
夫がベジタリアンなので、植物性の「ベジタブル・スエット」を使いました。
もちろん伝統的なビーフ・スエットを先行して販売していますが、今では健康を意識してか、「ベジタブル・スエット」のほうがうれているそうですよ。
食品とは思えないケミカルな見た目のペレット・・・ヤシ油とひまわりの種油が主原料です。
ジャム・ローリー・ポーリー、とてもイギリスらしいお菓子です。
1950年代から80年代にかけて、学校給食の定番だったため、ある年齢以上のイギリス人には、とても懐かしいお菓子でもあるそうです。
15歳の息子もたまに、学校のディナー・ホールで見かけるそうです。
食べ物の種類がとても豊富な現代と違って、夫が学校に通っていた50年前、出される頻度はけた違いに多かったことでしょう。
ちなみに、イギリスの学校給食は日本と違って、今も昔もトレイをもってカウンターをめぐり、好きなものをとって回るカフェテリア形式です。
ジャム・ローリー・ポーリーは断トツ人気の選択デザートだったそうです。
しっとりケーキで、べたべた甘ったるしい、ラズベリ―ジャムをクルクルまいたこどもっぽいお菓子。
私の初めて挑戦した失敗作は、外側がばりばり。
・・・・・・・・・・・・・・・・
負け惜しみではありません!
熱いカスタード・クリーム(お湯で溶くインスタント)をかけたら、けっこう美味しかったです!
中はやわらかかったんですから!
ピンぼけではなく、レンズが曇ったために紗のかかった間抜けな写真が撮れました。
死人の腕 dead man's arm という不気味な別名があるそうです。
もちろん形状からついた名前です。切断すると血液が滴るところも腕らしいですね。
ところで、このイギリスで独自に食べられ続けている国民食、なぜか、日本で大人気なようです。
ウィッキぺーディアの多言語版には英語と日本語があるのみ!
同じくイギリスの、しかも地方限定消費されてきたヨークシャ―・バーキンの日本での謎の大人気、と違って、理由が推測できてしまいました・・・!
↓↓参考までに、以前ヨークシャ―・バーキンに関して書いた記事のリンクです。
イギリス北部の地名を冠した、ご当地以外ではあまり知られていないはずの、お菓子2種
↑ビアトリクス・ポッターによる絵本、「ひげのサムエルのおはなし The Tale of Samuek Whiskers」にでてくる、「ネコまきだんご roly poly pudding」。
日本で大人気の「ピーター・ラビット シリーズ」の登場するこの挿話から 知名度が 上がったと考えられるのですが、どうでしょう。
イギリスといえば、ピーターラビット、湖水地方・・・をイメージする日本女性が多いのはなぜ?
なぜピーター・ラビットが日本人にこれほど人気があるのか、イギリスに住んでいる私にはちょっと理解できません。
ええっと、これを読んで下さっている、ピーター・ラビットが本当に好きな方、ごめんなさい。
私には後ろ脚で直立して 衣服を着せられた 動物の挿絵が かわいい とは 思えないのですが。
それはともかく、上の挿絵で、ネズミ夫婦が 子ネコのサムエル君を巻いて 作ろうとしている ローリーポーリープディングは、ジャム・ローリー・ポーリーとおなじものです。
ちなみに「プディング」と呼ばれているものは、オーブンで焼くかわりに、蒸したバージョンであることが多いようです。しっとり、むっちり、の質感のはずです。
蒸した ジャム・ローリー・ポーリーには 「シャツの袖プディング shirt-sleeve pudding 」の別名があります。
昔は巻いたたドウを、切りとった古いシャツの袖に突っ込んで蒸したからだそうですが、シャツの袖から出てくるところがもう一つの別名「死人の腕」を連想させてやっぱり不気味ですね。
私の失敗作に話を戻します。
ジェイミー・オリバーのレシピを見て作りました。
ジェイミー・オリバーのレシピのきれいな写真がウェッブサイトに載っていたのを借りちゃいました。↑
書いてある通り、200℃(高めです)で30分焼いたつもりなのですが・・・何か間違いがあったようです。
・・・原因究明は、あきらめよう。
スーパーマーケット、セインズベリーのレシピ・ウェッブサイト(上のお手本写真参照)には、ケーキ作り用の紙とアルミフォイルで二重にゆるく包んで、両端をきっちり折り込んで、 170℃で1時間焼くように指示してあります。
なるほど、包めば 蒸し焼き状態・・・温度や時間にそれほど神経質にならなくても色が濃く表面が硬くなる心配はあまりなさそうです。
次回はこの二重の小包メソッドを試してみます。
レシピは、次回挑戦して成功した際にご紹介します。
だいぶ前にスーパーで買った、一人分ずつ切ってかわいらしくアレンジした市販品のジャム・ローリー・ポーリー。
ドウが生のまま販売されています。
やはり、食べる前に、20分オーブンで加熱します。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
お料理の失敗写真を載せるブログが存在しようとは!
ストックポート日報 はお料理ブログではありません。なんでも載せます!
このぶざまな物体は、一体何か。
答え;オーブンに長く入れすぎてこげたジャム・ローリー・ポーリー。
黒ずんだ部分は 炭化したラズベリー・ジャム。
ジャム・ローリー・ポーリー jam roly poly。
上の写真は、スーパーマーケット、セインズベリーのレシピ・ウェッブサイトから勝手に借りたお手本写真です。
ジャム・ローリー・ポーリーは、ストックポート日報 のお菓子カテゴリーではおなじみの、スエット suet を使ったお菓子です。
スエットというのは、牛の内臓を包む、硬い脂肪だそうです。加熱するとトロンと溶けます。
お菓子やお料理をしっとりもっちりさせる、イギリスではおなじみの食材です。
といっても、私は実物を見たことがありません。
今、使っている人がいるのでしょうか。
↑例によって、よそのウェッブサイトから勝手に借りたスエットの写真です。
ちょっと気持ち悪いですね。昔は、家庭での手作りロウソクを作る材料でもあったそうですし、あまり口に入れたくないような・・・
あ、調べたら、スーパーで売っていました。使われているようですね。
乾燥したものが、レトロな箱入りで売られていて便利です。
このATORAは、乾燥スエットの老舗です。
夫がベジタリアンなので、植物性の「ベジタブル・スエット」を使いました。
もちろん伝統的なビーフ・スエットを先行して販売していますが、今では健康を意識してか、「ベジタブル・スエット」のほうがうれているそうですよ。
食品とは思えないケミカルな見た目のペレット・・・ヤシ油とひまわりの種油が主原料です。
ジャム・ローリー・ポーリー、とてもイギリスらしいお菓子です。
1950年代から80年代にかけて、学校給食の定番だったため、ある年齢以上のイギリス人には、とても懐かしいお菓子でもあるそうです。
15歳の息子もたまに、学校のディナー・ホールで見かけるそうです。
食べ物の種類がとても豊富な現代と違って、夫が学校に通っていた50年前、出される頻度はけた違いに多かったことでしょう。
ちなみに、イギリスの学校給食は日本と違って、今も昔もトレイをもってカウンターをめぐり、好きなものをとって回るカフェテリア形式です。
ジャム・ローリー・ポーリーは断トツ人気の選択デザートだったそうです。
しっとりケーキで、べたべた甘ったるしい、ラズベリ―ジャムをクルクルまいたこどもっぽいお菓子。
私の初めて挑戦した失敗作は、外側がばりばり。
・・・・・・・・・・・・・・・・
負け惜しみではありません!
熱いカスタード・クリーム(お湯で溶くインスタント)をかけたら、けっこう美味しかったです!
中はやわらかかったんですから!
ピンぼけではなく、レンズが曇ったために紗のかかった間抜けな写真が撮れました。
死人の腕 dead man's arm という不気味な別名があるそうです。
もちろん形状からついた名前です。切断すると血液が滴るところも腕らしいですね。
ところで、このイギリスで独自に食べられ続けている国民食、なぜか、日本で大人気なようです。
ウィッキぺーディアの多言語版には英語と日本語があるのみ!
同じくイギリスの、しかも地方限定消費されてきたヨークシャ―・バーキンの日本での謎の大人気、と違って、理由が推測できてしまいました・・・!
↓↓参考までに、以前ヨークシャ―・バーキンに関して書いた記事のリンクです。
イギリス北部の地名を冠した、ご当地以外ではあまり知られていないはずの、お菓子2種
↑ビアトリクス・ポッターによる絵本、「ひげのサムエルのおはなし The Tale of Samuek Whiskers」にでてくる、「ネコまきだんご roly poly pudding」。
日本で大人気の「ピーター・ラビット シリーズ」の登場するこの挿話から 知名度が 上がったと考えられるのですが、どうでしょう。
イギリスといえば、ピーターラビット、湖水地方・・・をイメージする日本女性が多いのはなぜ?
なぜピーター・ラビットが日本人にこれほど人気があるのか、イギリスに住んでいる私にはちょっと理解できません。
ええっと、これを読んで下さっている、ピーター・ラビットが本当に好きな方、ごめんなさい。
私には後ろ脚で直立して 衣服を着せられた 動物の挿絵が かわいい とは 思えないのですが。
それはともかく、上の挿絵で、ネズミ夫婦が 子ネコのサムエル君を巻いて 作ろうとしている ローリーポーリープディングは、ジャム・ローリー・ポーリーとおなじものです。
ちなみに「プディング」と呼ばれているものは、オーブンで焼くかわりに、蒸したバージョンであることが多いようです。しっとり、むっちり、の質感のはずです。
蒸した ジャム・ローリー・ポーリーには 「シャツの袖プディング shirt-sleeve pudding 」の別名があります。
昔は巻いたたドウを、切りとった古いシャツの袖に突っ込んで蒸したからだそうですが、シャツの袖から出てくるところがもう一つの別名「死人の腕」を連想させてやっぱり不気味ですね。
私の失敗作に話を戻します。
ジェイミー・オリバーのレシピを見て作りました。
ジェイミー・オリバーのレシピのきれいな写真がウェッブサイトに載っていたのを借りちゃいました。↑
書いてある通り、200℃(高めです)で30分焼いたつもりなのですが・・・何か間違いがあったようです。
・・・原因究明は、あきらめよう。
スーパーマーケット、セインズベリーのレシピ・ウェッブサイト(上のお手本写真参照)には、ケーキ作り用の紙とアルミフォイルで二重にゆるく包んで、両端をきっちり折り込んで、 170℃で1時間焼くように指示してあります。
なるほど、包めば 蒸し焼き状態・・・温度や時間にそれほど神経質にならなくても色が濃く表面が硬くなる心配はあまりなさそうです。
次回はこの二重の小包メソッドを試してみます。
レシピは、次回挑戦して成功した際にご紹介します。
だいぶ前にスーパーで買った、一人分ずつ切ってかわいらしくアレンジした市販品のジャム・ローリー・ポーリー。
ドウが生のまま販売されています。
やはり、食べる前に、20分オーブンで加熱します。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
どんな味なのか、とても興味があります!
スウェット?牛の内臓脂肪…。身体に悪そうです。
でもケーキではありません。卵が入っていません。かわりにスイット。ふわふわしていなくて、心持ちねっとり。今は植物性スイットを使う人が多いそうです。市販品もすべてそう。ご心配なく。
・・・日本にないんですよね、スイット。日本語のお菓子作りウェッブでかわりに何を使っているか見てみます。