goo blog サービス終了のお知らせ 

イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

秋晴れの日の散歩、青空にイワシ雲、紅葉に巨大ススキ、イギリスの一番美しい季節にロックダウンとイヌのウンチ捨て事情

2020年11月08日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
イワシ雲が快晴の空に広がる気持ちのいい秋の日に郵便局まで散歩した金曜日の話、続きです。


季節の話題と最近の記事に関連した話題もいくつか拾ってみました。

今年見た最初のクリスマスツリーです。


11月の最初の週に、いくら何でも早すぎます。
ドアの上のバンティングには「HAPPY HALLOWEEN」と書かれています。

ドアにかかった虹色の飾りはNHS(国家保健サービス)の医療スタッフの健闘をたたえるシンボルです。

ここの家族はどうやら、道行く人々に何かをアッピールせずにはいられない性分と見えます。
去年の12月には首相の「ボリス(・ジョンソン)をドブに捨てろ」と書いた立て札を立てていましたっけ。

その立て札とブレクジットをめぐる去年の世論について書いた記事を見つけました☟
クリスマス前の浮かれきったイギリス国民の前に突き付けられた現実、総選挙!選挙運動に見る国民性?

そばの家ではお払い箱になったカボチャのランタンを市の指定のゴミ箱の上に名残惜しそうにディスプレイしていました。


秋らしい住宅街のバス道沿いの写真です。

モルモン教会のモダンな建物と「二階建てバスをとおすために庇のように刈り込まれた街路樹」。



あいかわらず空き地に陣取る木彫りのフクロウ、ヴェーラ。


ヴェーラのいる空き地の向かいの、19世紀の半ばに建てられた伝統的な「テラスト・ハウス(長屋)」です。


ストックポートにはとてもたくさんコットンミル(綿織物工場)が残ります。


全て1950年代には操業を停止して、機械などの設備はインドに下げ渡してしまったそうです。
インドでは今でも100年、200年物のイギリスの機械を使って綿織物を生産し続けているそうです。

この工場の周りにいくつも残る前庭のないテラストハウスは典型的な19世紀の工場労働者の住宅だったのです。


ベンチ横のゴミ箱にはイヌのシルエットとともに「DOG WASTE ACCEPTED」と書かれています。(小さくて読めませんね)


散歩途中のイヌのウンチを捨ててもいいゴミ箱です。
イギリス中たいていの街の中のゴミ箱はイヌのウンチを捨ててもいいことになって長いことたちます。
道路に放置された飼いイヌのウンチを踏むという不快な経験はもうほとんどありません。

今が盛りの、再び登場、パンパス・グラス。

商店街の向かいの家の前庭に、けっこう立派で目立っています。


門の内側にフサフサ穂をなびかせているのですが...見えますか?


気をつけてさがせばばけっこう見かけます。
どういうわけか前庭の、門のすぐ内側に植えられている傾向がありますね。


おなじみの、近所のガストロ・パブ、ジョリーセーラーの前を行き、帰りに通りました。


ロックダウンで閉店を余儀なくされています。

グレーター・マンチェスター全域が、コロナウィルスの「感染危険度 第3段階 TEIR3(非常に危険)」に指定された時多くのパブは営業を続けるためにかなりの投資をしたようです。
「感染危険度 第3段階 TEIR3(非常に危険)」エリアでは食事を供するパブのみが営業とアルコール類の販売を許可されたものですからアルコール類を売るために多くのパブが格安の食事を用意するなどメニューの変更をしたそうです。
それに伴う出費や安全アピールのための客席の間の仕切りなどの設備投資もバカにはならなかったはずです。

それなのにその後たったの一週間で全国一斉のロックダウン開始に変更、地域ごとの危険度判定とそれに伴うそれぞれの規制基準は全て白紙に戻り、パブは全国一斉休業に追い込まれて....何とも気の毒です。

駐車場でフード・ヴァンでのテイカウェイ(持ち帰り)営業を始めたようです。


裏には大きなビアガーデンがあるのですが座っての飲食は屋内外ともに禁止されているので利用できないはずです。

立て看板に書かれた営業時間が「(朝)7時30分から」に書き換えられています。


行きに撮った上の写真では、黒板の30分を残して時刻の部分が拭き消されていましたが「8時30分から」と書かれていたらしいのが読み取れます。。

オフィス街でも観光地でもない、住宅街の中のガストロ・パブです。
1時間営業を速めて早朝からコーヒーや軽食を出してはたしてどのくらい売り上げがあるのでしょうか。



「サービスも食事もドリンクも、フレンドリーなスタッフも何もかも依然と変わらず素晴らしい、素晴らしいパブ」のサポートを暗に求める虚勢を張っているとしか思えない案内板です....アルコール類の販売は禁止、持ち帰りコーヒーがメインの臨時のフード・ヴァンにどこまでガストロ・パブと同じ質のサービスが維持できるのでしょうか。

本当に頑張ってほしいです。
次回通ったら、コーヒーを買って歩きながら飲んでみるつもりです。







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする