電力自由化について

引っ越しや家の解体などの諸事情により、エネオス電気、東京電力、Greena、HTBエナジー、Looopでんきと、はからずも多くの電力会社と契約をする必要が生じた。
電力自由化で各社を自由に選べるようになったことは素晴らしいが、ネットや雑誌では単に電気料金の比較をしており、ユーザーサポートや、マイページの管理機能について比較がされていない点が問題である。

つまり、選択のポイントは、
（１）電気料金プラン　
（２）スマートメーターの管理機能（電力使用量の確認・可視化機能）
（３）ユーザーサポート
の３点あるが、（１）ばかりに注目が集まり、（２）（３）が軽視されすぎている。

実際のところ、電気料金の差はせいぜいが±５％程度であるが、スマートメーターにより電力使用量が可視化されることによって、いつどの機器が電力を大量に使用してるのかがわかるため、それ以上に節電対策が可能である。また、切替時に必要な情報がマイページ上で確認できるのか、サポート経由で問い合わせる必要があるなどの違いがある。つまり、業者によって（２）（３）を実現する、いわゆるマイページ機能の優劣が非常に激しい。

自分が利用した業者をこれらの視点から分析すると下記のようになる。エネオス電気は管理機能の完成度が非常に高く、他の業者は経験が浅いためか管理機能の品質が低い。また、Greenaはまともなサポートができていない。
サポート品質や管理機能は、サービスの継続とともに変わっていくものだが、現状、玉石混合であり、契約しないとわかないという状況のため、当分の間は、切り替えるのであればエネオス電気にするか、東京電力のまま使い続けたほうが個人的には正解だと思う。

○エネオス電気
（１）東京電力B電灯より安い
（２）過去一年に渡り、日ごと、時間ごとに電力使用量が確認でき、他社から乗り換えた場合、他社のデータも確認できる。
（３）特にクレームしてないため不明

○Greena
（１）東京電力B電灯より安い
（２）電力の使用量が確認できない
（３）オンラインで契約情報が確認できない。解約の自由は保証されているにもかかわらず、問い合わせてもお客様番号を教えないなど対応が悪質。

○Looopでんき
（１）基本料金がかからない。
（２）過去一週間の時間ごとの電力使用量が確認できる。
（３）特にクレームしてないため不明

○HTBエナジー
（１）東京電力B電灯より安い
（２）契約中任意の日付の、月ごと、日ごと、一時間ごとの電力使用量がわかる。マイページで表示する際、毎回、スクロールアニメーションが表示され、非常に見にくい。
（３）特にクレームしてないため不明