スリー・ビルボード

2018-02-14 20:25:53 | Movie
評判が高いので見に行ったが、自分には合わなかった。
娘をレイプされて殺された母親が、犯人を捕まえられない警察に業を煮やし、道沿いに警察を批判する看板を3枚建てるのだが、この看板が警察の神経を逆なでし、警官たちと母親と対立がどんどんエスカレートしていく。
結局この映画はミステリーではなく、怒りは怒りを呼び覚まし、冷静になれば物事はうまく進展するという寓話なのだが、いかんせん面白くない。
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生首に聞いてみろ

2018-02-13 15:16:05 | Book
今まで、本格推理小説と評価されている法月綸太郎作品を読んだことがなかったが、たまたま図書館にあったので読んでみた。
彫刻の首から上が盗まれるという奇抜なプロットが、たしかに古き良きミステリーという感じ。いろいろな偶然が重なることで、結果として不可解な事件になるという、ありがちなご都合主義が、たしかに古典的だが、いかんせん長すぎる。
半分の長さだったら、もっと面白かっただろう。

生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)
法月 綸太郎
角川書店
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デトロイト

2018-02-03 13:02:30 | Movie
1967年に起きたデトロイト暴動のアルジェ・モーテル事件をドキュメンタリータッチで描いた映画。
文字で起こせば、暴動中に人種差別的な警官が丸腰の黒人少年を射殺したということなのだが、事はそう単純ではない。
白人と黒人の対立がエスカレートし、街中が暴動が起きているさなか、ちょっとしたおふざけが、もともと差別主義的な性格で強いプレッシャーにさらされている現場警官に一線を超えさせてしまう。
とばっちりをうけないよう見て見ぬふりをする州兵や州警察により、ますます事態がエスカレートしていき、死人がどんどん増えていく。そして、事件後の裁判では誰も裁かれない。
結局、人間が作った司法制度には限界があり、差別と偏見の元では、人種・権力等における既得権者に圧倒的な有利となってしまう。
アメリカのように、酷い差別がありながらもどうどうと差別と戦う社会と、表向き差別はないが、水面下で差別する日本社会と、どちらがましなのだろうか。
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職場、好きですか?

2018-02-02 12:01:17 | Book
昔、眉村卓は夢中になって読んでいたが、図書館でたまたま見つけたので手に取った。
会社を題材にした短編集で、SF的なもの、人情噺等、様々なジャンルの集まりなのだが、いかんせん、一作一作が面白くない。

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眉村 卓
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新参者

2018-02-02 11:47:13 | Book
ドラマは見ていたが色々忘れていたので、「祈りの幕が下りる時」を前に原作を読んでみた。
先にドラマを見ていたため、加賀のイメージが阿部寛のため、原作の30代という設定に逆に違和感を感じた。ドラマ版は、原作をうまく映像化しており、原作以上の出来だったと改めて感じる。

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祈りの幕が下りる時

2018-02-02 11:37:42 | Movie
ドラマの映画化というと、一見さんお断りかつお祭り騒ぎ的なファンサービス的なものが多いが、この作品は単体として見ても非常に完成度が高い傑作。
原作ありの作品は、原作を先に読むかどうかで感想が変わってしまうが、新参者シリーズはドラマの出来がとても良いため原作は未読で鑑賞した。
加賀恭一郎自身は狂言回し的立ち位置だが、阿部寛の存在会があり、松嶋菜々子との対決も見応えがあり、松嶋菜々子扮するヒロインの過去シーンの出来も秀逸。
2時間ほどの上映時間だが、各シーンに全く無駄がなく最後まで引き込まれた。特に中盤から終盤までは圧倒的。
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