巨人たちの星

「星を継ぐもの」、「ガニメデの優しい巨人」に続く3部作の完結編（といいつつ、その後、続編が出たが)。

1作目は人類創生の謎解き、2作目は宇宙人とのファーストコンタクトと来て、3作目はスペースオペラ。1作ごとにテーマが違いながらもシリーズしてまとまっており、構成が見事。その後書かれた、第4作は今一らしいので、読むかどうかは悩みどころ。

巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))
	ジェイムズ・P・ホーガン 東京創元社 1983-01 売り上げランキング : 11874 おすすめ平均 3部作の中ではもっとも政治色が強い 壮大なスケールで描く宇宙平和への挑戦 私ってばもっと出来る子かも…と不覚にも思わされてしまった！ Amazonで詳しく見る by G-Tools

ナショナルトレジャーリンカーン暗殺者の日記 、スウィーニー・トッド

毎月20日の、MOVIX柏の葉1000円均一デーで、2本連続で鑑賞。
最近、寒くて体調が悪いせいか、どちらも上映中に一部、意識を失ってしまった。

■ナショナルトレジャーリンカーン暗殺者の日記
リンカーン暗殺の汚名を着せされた祖先の真実を探るため、何故か、黄金都市を探すとになる。この理由付けが良くわからないが、トレジャーハントが始まると、ホワイトハウスへの侵入や、大統領との密会等、イベントが盛りだくさんで、ラストダンジョンの攻略まで、一気に進む。
2重3重の謎が短時間で解かれるため、集中して見ていないと謎解きについていけない。
ドラクエを2時間で解いているような感じだが、結構面白かった。

■スウィーニー・トッド
ティムバートン作品はほとんど観ているが、今作は、面白さがわからなかった。ラスト30分前後で睡魔に絶えられなくなり、気が付いたら、いつのまにかクライマックスになり終わっていた。
ストーリーの展開があまりなく、途中で飽きてしまった。

ガニメデの優しい巨人

木星の衛星ガニメデで発見された異星の宇宙船は二千五百万年前のものと推定された。ハント、ダンチェッカーら調査隊の科学者たちは、初めて見る異星人の進歩した技術の所産に驚きを禁じ得ない。そのとき、宇宙の一角からガニメデ目指して接近する物体があった。遥か昔に飛びたったガニメアンの宇宙船が故郷に戻って来たのだ。

「星を継ぐもの」の続編。前作では5万年前の遺跡と人類のつながりを発見したが、一気に時代をさかのぼり、2500万年前に何が起きたかを解き明かしていく。一つ謎が解けるたびに新しい謎が見つかり…、の展開が、続刊で更にスケールアップしていく。

最近の小説はひたすら長いが、昔のSFは短くて読みやすいのが良い。

ガニメデの優しい巨人
	ジェイムズ・P・ホーガン 池 央耿 東京創元社 1981-07 売り上げランキング : 23229 おすすめ平均 心温まるコンタクト ガニメアンと地球人の秘密とは。「星を継ぐもの」よりもライブ感がある。 名作の続編も名作だった！ Amazonで詳しく見る by G-Tools

映画「アース」

毎月14日のTOHOシネマズデーで1000円で鑑賞。
巧みな演出と美しすぎる映像で、まさに地球のプロモーションビデオ。
特にストーリが無いにも関わらず、映像だけで98分間、みせることができるのが凄い。

星を継ぐもの

月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。世界中の学者が集まり、この死体の正体を探るが、意外な証拠が次々に現れる。

一応主人公はいるが、様々な分野の学者が協力して謎を解く過程が最大の魅力で、月面で発見された死体の正体、太陽系の過去、未知の生命体の正体が、見つかった証拠に基づく仮説の提唱、仮説を覆すあたらな証拠の発見、新しい仮説の提案を繰り返しながら、だんだんと明らかになって行く過程が気持ち良い。

どんどん話のスケールが大きくなっていき、最後の結論は、かなり無茶なので、今一つリアリティが無いが、正統派のSFとして完成度は高い。

星を継ぐもの
	ジェイムズ・P・ホーガン 池 央耿 東京創元社 1980-05 売り上げランキング : 1144 おすすめ平均 この書物をＳＦと呼んでよいか？ 私には失われた世界かもしれない 僕は思わず外に飛び出して，月を見上げた Amazonで詳しく見る by G-Tools

今年の投資方針

去年は、投資成績が-20%と惨憺たる結果だった。結局、日本株(特に小型)が足を引っ張っており、分散できていなかった事が最大の敗因。しかし、1年かけて、ポートフォリオの歪みを徐々に修正し、年末には理想的な形にだいぶ近づいてきた。
今年は、円高局面時に、海外比率を更に上げ、全体の30%までもって行きたい。

日本債権 20% (現状) → 10% (目標)
日本株式 40% (現状) → 40% (目標)
不動産 20% (現状) → 20% (目標)
海外債券 10% (現状) → 10% (目標)
海外株式 10% (現状) → 20% (目標)

ポートフォリオの改善には、去年、発表されたSBI資産設計オープンに、資産を順次切り替えていく予定。信託報酬の安いインデックス型で海外に投資という、待ち望んでいたファンドがやっと出た。

東証で海外ETFを直接買える様になるまでは、これと国内の個別銘柄で当分は固定。海外ETFが買える様になったら、信託報酬を比べながら安い方に移行させて行く。