キング・アーサー

2017-06-22 08:42:18 | Movie
ガイ・リッチーによるアーサー王伝説。
時間が前後する編集や、細かいカメラワークで、全体的に何がおきているのか良くわからない。
アーサーが持つエクスカリバーの無敵っぷりに対し、父王が持っていた時はあまり強くないのは何故なのか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

革命前夜

2017-06-15 09:42:29 | Book
ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツを舞台にした青春小説。
バッハの音を求めて東ドイツへと渡った日本人の若者。理想を求めて東ドイツへ行った若者と理想を求めて東ドイツから脱出しようとする若者たちの対比や、それぞれの学生ごとに異なる音楽のスタイル、秘密警察を巡るミステリーと、崩壊しかかっている東側の体制の描写と、盛りだくさんの内容が巧みに組み合わされ、一つの物語として完成されている。

革命前夜
革命前夜須賀 しのぶ

文藝春秋 2015-03-27
売り上げランキング : 158036


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怪物はささやく

2017-06-15 09:29:00 | Movie
癌に侵された母親を持つ少年コナーの前に、樫の木の怪物が現れ、矛盾に満ちた3つの物語を語る。3つの物語を語り終えた後、コナー自信4つ目の物語を語れと、怪物は言うのだが…。
原作にあった幼馴染の少女リリーとのエピソードを全面的にカットしたため、学校内でのエピソードが意味不明になってしまっている。かといって学校関連をすっぱりと無くしてしまうと、3つ目の物語との整合性が取れなくなってしまうため、リリーは残すべきだった。
主人公の少年の演技は良かった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光をくれた人

2017-06-15 09:20:57 | Movie
孤島で暮らす灯台守の夫婦。ある日、死んだ男と赤んぼを乗せたボートが辿り着く。自分たちが産んだ子として育てるが、本当の母親が子供を探していることが発覚する。
仕事とはいえ、他に人のいない孤島で何年も暮らしたら、おかしくならない方が不思議だろう。
黙って育ててしまうのは確かに問題だが。赤ん坊を意図的にさらったのではなく、たまたま拾った子供を育てて誘拐扱いされるというのはどうなんだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美女と野獣

2017-06-10 13:53:59 | Movie
アニメ版は思い出が美化されており、最初に観た時は物凄く感動したが、最近見直すとそれほどでもなかったので、評判の良いリメイク実写版を見に行った。
リメイク実写版は、演出に無駄がなく、普通に面白く見ることができたのだが、そもそも、野獣がそれほど醜くないという点が、どうなんだろうか。
燭台や時計、ポットにされた家臣たちは、最後魔法が解けて人間に戻れたことは万々歳なわけだが、王子は人間よりも野獣時代の方がかっこいいのではないか?
野獣を、ベルセルクの使徒のように、涎を垂れ流したり、口から血を滴らせて生きたまま生肉を食べたりと、絶対にこいつとは一緒にいられないと思わせる気持ち悪さが伝わるような造形にしないと、野獣を愛するベルの崇高な人格や、魔法が解けた時の王子の喜びが、ひまひとつ伝わらないのではないか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神の棘

2017-06-10 13:44:53 | Book
第二次大戦下のドイツを舞台にして、ドイツ人の悲哀を語る小説というのは、ドイツ人自ら筆をとると正当化しているようで難しく、また、敵対していた英米人がドイツ側視点に立つのも難しい。
そういったことを踏まえると、このような立ち位置での小説を執筆し、また、読むことができるのは、日本というドイツとの同盟国であったながらも若干外側にいる国ならでは理由があるのかもしれない。
個人の力ではどうしようもない蛮行に巻き込まれ、また、自らがその担いに手にならざるを得ないという状況の中で、必死に最善の努力を行おうとする人々の生き方を、フィクションでありながらリアルに描かれた様に圧倒された。


神の棘I (新潮文庫)
神の棘I (新潮文庫)須賀 しのぶ

新潮社 2015-06-26
売り上げランキング : 90669


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴールド 金塊の行方

2017-06-02 10:28:11 | Movie
本作が実話も基にしている点が驚き。
詐欺事件があると騙される方が悪いという風潮があるが、偽金鉱を材料に発掘会社の儀業績がうなぎ上りとなり、投資銀行は証券市場を巻き込んで世界中から資金が集まり、政治家を巻き込み金鉱の発掘権争いをする。渦中の登場人物は株を売り抜け巨万の富を築く。
個人対個人の詐欺事件であれば、騙すものと騙されるものの立ち位置が明確で、被害も明確にわかるが、証券市場を巻き込んで株の売買によって不正利益を得た場合、誰がどれだけ損をし、そもそもいったい誰が悪いのか、誰が責任を負うのかが明確にならず、被害にあったものは結局泣き寝入りするしかない。
関係者が皆、絶対怪しいと思いつつも、欲望に取りつかれて熱狂的に全力で突っ走っていく姿は、人間の業を感じさせる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LOGAN ローガン

2017-06-02 10:15:01 | Movie
単体の作品としてみると素晴らしい。
一作ごとに強さがインフレ状態で、もうマグニートだけいればいいんじゃないかという感じになっていたが、他のミュータントが絶滅し、ローガンも老いて往年の力が出せないという設定にし、敵側も世界を滅ぼすような存在ではなく、特殊部隊+α程度なので、普通に人間+αのスーパーパワーを持つ登場人物によるアクション映画として成り立っている。ローラ役の子役の演技とアクションもすごく良い。
しかし、X-MENはシリーズを通してみると、新三部作のアポカリプスではミュータントの希望を明るく描いて、本作では一転しているなど、他のマーベル作品のように、シリーズ全体として作品ごとのつながりに一貫性がないのは、なぜなんだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする