『駅馬車』デジタルリマスター版

2014-09-29 22:24:05 | Movie
シネマート新宿にて鑑賞。きちんと見た記憶が無かったので折角の機会なので改めて観直した。
1939年作成の映画なので流石に古いが、バックグラウンドの違う人物(保安官、御者、酔いどれ医者、娼婦等)が集まって旅をするという設定や、反感を持っていた乗客たちが団結していくドラマ、公開当時には見る人の度肝を抜いたであろう迫力あるアパッチ族の襲撃シーン等、非常に良く出来ており、後の映画に多大な影響を与えたことは間違いない。
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ジャージー・ボーイズ

2014-09-29 19:38:34 | Movie
フォーシーズンズというバンドについては全然知らなかったが、映画中に流れる曲は聞いたことがある歌ばかりで、このバンドの影響力の凄さに驚いた。
知らない人間が観ても面白いので、リアルタイムで影響を受けた人達が観たら、もっと面白いのだろう。
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拒絶空港

2014-09-28 20:06:17 | Book
離陸時のタイヤバーストにより、着陸時に発火の恐れが発生したパリ発成田行きのジャンボジェット機。更に機内には放射性物質が持ち込まれており、着陸に失敗した時の放射能汚染を恐れ、日本中の空港から着陸を拒否される。
プロットだけみると、よくある飛行機もののパニック小説で、ストーリー自体の面白みはあまりないが、元パイロットの著者により、リアルに淡々と書かれているため、まるでドキュメンタリーを読んでいるような読後感だった。

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フルスロットル

2014-09-28 19:50:03 | Movie
アクション映画の秀作。
ダヴィッド・ベルの人間技とは思えないパルクールが素晴らしく、ポール・ウォーカーのカリスマ性のある演技と相まって、観ていて非常に気持が良かった。
コンパクトに収まった上映時間で、ビル内のアクション、カースタント、ひねりの効いたエンディングが、畳み掛けるようにつながり、最後まで飽きなかった。
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インフェルノ

2014-09-27 10:33:50 | Book
ダンテの神曲と人口爆発を防ぐための生物兵器テロをテーマにした、ダン・ブラウンのラングドンシリーズ。
ジェームズ・ロリンズも人口爆発を扱っており、同じような作風の作家が同じテーマに注目しているところが興味深い。
本作で最終幕で出てくる舞台には行ったことがあり、自分の記憶と照らしあわせて読むことで親近感がわいた。また、敵役側を単純な悪として描かず、先見性と危機感を持った人物としているところが、今までとは違う印象を受けた。

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傭兵奪還

2014-09-24 18:28:13 | Movie
娘が死んだと知らされた傭兵ウォーカー。だが死体は別人だった。行方不明の娘を探し巨悪に立ち向かう。
シュワルツネッガーのコマンドーや、リーアム・ニーソンの48時間等、この手の話は無数にあるが、本作はかなり見劣りする。
まず、主人公から圧倒的な強さが全く感じられず、敵も街のチンピラでパンチに欠け、戦闘シーンも、ピストルをちょこっと撃ちあう程度のめちゃくちゃ地味な戦いのため、全く爽快感がない。
また、中盤から話が一転し、しょぼいスパイ物になり、期待していたものとのギャップが大きい。父親の職業が傭兵という設定が全く活かされていない。
なんだかんだ言いながら、コマンドーはよく出来た映画だったと再確認した。
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NO ノー

2014-09-18 18:52:40 | Movie
1998年、チリにてピノチェト独裁政権下で行われた信任投票にて、反対派の奇跡の勝利を描いた作品。
諸外国からの圧力をかわすため、ピノチェト政権側が勝利確実を見込んで仕組んだ信任投票。反対派に許されたのTV放送は、一日たったの15分、しかも深夜に放映と、圧倒的な不利の中、従来の拷問や抑圧などの暗い映像でなく、明るい未来に希望をもたせる心に訴える映像を使い、独裁の恐怖に囚われていた国民にNoを示す勇気を与える。
ベルリンの壁崩壊や、アパルトヘイト廃止等とともに、現状を変えるのは到底不可能だと皆が思っているときに、堰を切ったように時代が動くというのは、いったい何なんだろうか。
日本でも明治維新が起きたように、歴史というのは変わるべき必然性がある時には、変わる力があるのかもしれない。
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イヴ・サンローラン

2014-09-18 18:13:45 | Movie
シャネルと並び、全くファッションに興味のない人間でも知っている有名ブランド創業者の物語。イブサンローラン財団認定とのことなので、かなり実在に則した話になっていると思われる。
ドキュメンタリータッチのものを期待していたが、事実の羅列よりも、イブサンローラン自身のナイーブさの表現に重点がおかれ、スランプの中モンドリアンのデザインにひらめきを得て、モンドリアンルックを披露するシーンは、それまでの服の概念を一掃した凄さが伝わってきた。
ジョブスが苦労して作り上げた製品が、世の中で普通の使われているのと同様に、現在、普通に来ている服も、初登場した際には天才達の努力の賜物という点で同じなのだろう。
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るろうに剣心 伝説の最期編

2014-09-16 23:16:00 | Movie
アクションは素晴らしい。特に志々雄とのラストバトルでは、焔霊の表現がかっこ良く、剣心達が4人がかりでも倒せない圧倒的な強さ、包帯ぐるぐる巻のキャラクター造形、藤原竜也の熱演と、志々雄を主人公にした方が良かったのではないかと思うほど、他のキャラを食っていた。
それに引き換えドラマパートの出来がひどすぎる。十本刀に至っては、宗次郎が突然発狂し、安慈はただのマッチョ男、他の十本刀は全く見せ場なしで、コスプレして戦場にいる変な人でしかない。比古清十郎との奥義伝授のための稽古にしても、あまりにもはしょりすぎで、原作知らなければ何がなんだかわからないだろう。四乃森蒼紫との戦いは、原作とも違い、なんで戦っているのかさっぽりわからない。ラストに、剣心と志々雄が語り合う「無限刃が…」というやりとりも、そもそも無限刃がどういう刀なのか(逆刃刀と兄弟刀で、ノコギリ状の刃により殺した人間の脂を糧に発火能力がある)の説明がないため、全く訴えかける物がない。
原作のかっこいい台詞やバトルシーンを映像化することが第一で、それを無理やりつなげたためにこうなったのだろうが、もう少しどうにかならなかったのか。
機能てんこ盛りで使いにくい家電製品と同じで、あまりにもいろいろなことを詰め込み過ぎで、日本人の感性の悪い部分が出てしまっている。せっかくのアクションシーンの素晴らしさが残念でならない。
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カッコウの卵は誰のもの

2014-09-15 20:34:59 | Book
スポーツの才能を司る遺伝子研究、スキーヤー親娘の出生の謎、遺伝子調査により特待生に抜擢された若手選手の苦悩と伏線が盛りだくさん。そこにスキーヤーの娘を狙ったバス事故が発生し乗り合わせた乗客が意識不明となるが、意識不明の乗客による犯行が疑われる。中盤までは名作の予感がしたが、終盤とってつけたように物語が収束する。ミステリーなのか人間ドラマを書きたいのか中途半端。

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