ずっと、ハードカバーで揃えていたが、だんだん面白くなくなってきたので、途中で読むのを辞めていたが、図書館にあったので借りて読んだ。
グラディエーターで出てきた、マルクス・アウレリウス、コモドゥスの時代から、だんだん制度疲労が出てくるが、辺境整備を整えることで、まだ帝国は維持されている。
やはり、純粋に読み物としての面白さだと、ローマは一日にして成らず(1巻)、ハンニバル戦記(2巻)、ユリウス・カエサル(4、5巻)あたりの、ローマ帝国が急速に拡大する過程にはかなわない。
ざっとみると、シリーズ全15巻のうち、5巻ぐらいしかダイナミックな変化が無く(5巻/15巻=33%)、残り10巻(10巻/15巻=67%)はひたすらメンテナンスに従事している。結局、国だろうか企業だろうかOSだろうが、いわゆるシステムは、作るのも難しいが、それ以上にシステムが常に動くようメンテナンスすることがいかにたいへんか、つまらない作業がいかに大切かがわかる。
グラディエーターで出てきた、マルクス・アウレリウス、コモドゥスの時代から、だんだん制度疲労が出てくるが、辺境整備を整えることで、まだ帝国は維持されている。
やはり、純粋に読み物としての面白さだと、ローマは一日にして成らず(1巻)、ハンニバル戦記(2巻)、ユリウス・カエサル(4、5巻)あたりの、ローマ帝国が急速に拡大する過程にはかなわない。
ざっとみると、シリーズ全15巻のうち、5巻ぐらいしかダイナミックな変化が無く(5巻/15巻=33%)、残り10巻(10巻/15巻=67%)はひたすらメンテナンスに従事している。結局、国だろうか企業だろうかOSだろうが、いわゆるシステムは、作るのも難しいが、それ以上にシステムが常に動くようメンテナンスすることがいかにたいへんか、つまらない作業がいかに大切かがわかる。
ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり | |
塩野 七生 新潮社 2002-12-11 売り上げランキング : 34514 おすすめ平均 ローマの衰退は本当にこの時代に始まった? 皇帝の存在理由とはなにかを考えさせられる書。 マルクス・アウレリウス帝をどう評価するか。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |