イエメンで鮭釣りを)

2012-12-29 18:57:03 | Book
映画とは終盤話が違っており、映画版には映像として映える良さがあり、小説では小説ならではの渋いエンディングとなっている。
原文が日本語以外で書かれたとが思えないほど翻訳がたくみで、ウィットとユーモアに富んだ素晴らしい文章だった。

イエメンで鮭釣りを (エクス・リブリス)
イエメンで鮭釣りを (エクス・リブリス)ポール トーディ Paul Torday

白水社 2009-04
売り上げランキング : 51255


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レ・ミゼラブル

2012-12-24 22:28:58 | Movie
原作をちゃんと読んだことがなく、ミュージカルも見ていないため、今回初めて最初から最後まで通して話がわかった。
ミュージカルは見ていないが、ミュージカル内で使われている曲がふんだんに使われ、革命の歌を聞いていると、思わずグッと来るものがあった。
映画館ならではの音響設備で見る価値がある映画だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神の代理人

2012-12-16 11:52:56 | Book
初期の作品が文庫がされたので読んでみた。
文体、国家や社会に対する考え方が、後期の作品と同じで一貫しており、相変わらず上から目線で、皮肉かつ現実的なスタイルが、若い頃から一貫していたことがわかる。
正直、この人にはカチンとくる部分が結構あるが、それでも、読む価値があると思わせるのが、やはり実力があるということなのだろう。
内容は、ルネッサンス期のカトリック法王達4人のエピソードだが、一貫してわかるのは、この時代のヨーロッパ諸国が同盟したり裏切ったりしながら、戦争と殺戮が日常茶飯事で、その一方で、イタリアを中心に新たな文化が花開くという、ルネッサンス時代そのものが、人間の本性をストレートに映し出しているということ。
日本の戦国時代にも通じるものがあり、人は争があるほうが活き活きとするというのは、なんなんだろうか。

神の代理人 (新潮文庫)
神の代理人 (新潮文庫)塩野 七生

新潮社 2012-10-29
売り上げランキング : 22918


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ねらわれた学園

2012-12-13 23:14:38 | Movie
すべてのシーンで、意図的に光の演出が使われており、絵がすごく綺麗だった。
ストーリーはオリジナルで、少年少女の恋愛が主となっており、謎の転校生により学園が支配されるという危機感が感じられなかった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪の教典

2012-12-13 23:02:14 | Movie
前半は、伊藤英明演ずるサイコパスが、ひたひたと一人づづ敵対者を殺していく緊張感と恐怖感がいい感じだが、途中で殺人の隠蔽工作ができなくなり、関係者全員を殺し始めた途端、ワーワー喚きながら逃げ惑う高校生集団を、強すぎる殺人鬼が片っ端から殺しまくるというトンデモ展開となる。
後半のスプラッター展開がマンネリで、ほとんど同じような殺し方なので、もうちょっと工夫が欲しかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

砂漠でサーモン・フィッシング

2012-12-08 21:04:49 | Movie
砂漠のどまんなかで、サーモンフィッシングをするという、馬鹿げたプロジェクトが企画される。最初はやる気のなかった、さえない生物学者が、やり手のコンサルタントと実現に向けて協力するうちに、プロジェクトを企画したカリフの人柄に触れ、本気でイエメンでサケを育成しようとする。
これは、映画もよくできていたが、原作がかなり面白そうなので、是非読んでみたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太陽の塔

2012-12-08 20:54:40 | Book
今更ながら、森見登美彦のデビュー作を読んだ。
後のこの作家の作品群のレベルの高さを感じると、さすがに見劣りしてしまうが、発表当時に日本ファンタジーノベル大賞に選考した、当時の選考委員の眼力が高かったことがわかる。

太陽の塔 (新潮文庫)
太陽の塔 (新潮文庫)森見 登美彦

新潮社 2006-05
売り上げランキング : 12421


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

007/スカイフォール

2012-12-01 21:55:40 | Movie
カーチェイス、グランバザール屋根上のバイクチェイス、列車の上の戦いからの連続で始まるオープニングはすごかったが、本編に入るとつまらなくなる。
007シリーズは敵が世界征服を企んだり、Qの作るトンデモ小道具なりが面白いのだが、今回の敵はMに対する復讐で、Qの道具にも魅力が無く、リアル路線を狙っている。
にもかかわらず、敵の攻撃がずさんで突っ込みどころ満載なため、なんだかよくわからない作品になっている。
オープニングのノリで最後まで突っ走って欲しかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラスの親指

2012-12-01 21:43:22 | Movie
それなりに面白いのだ、上映時間が長すぎる。
役者陣の演技力に差があり、阿部寛と鶴見辰吾の演技の巧さがわかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする