「20世紀少年」復習上映会

鑑賞料1000円、第2章の前売り券を持っていると500円となるので、第2部の前売り券を買って鑑賞した。

3部作に分かれており、上映時間も2時間を越えているが、それでもかなり駆け足。原作既読だが、誰が誰だか理解する前に話が進んでいく。登場人物は、原作に似ている俳優をかなりそろえているが、主人公の唐沢が一番似てないと思う。

原作に忠実な映像化になっており、今のところ独自色が無いため、今一つ映画としての面白さにかけるので、第2部に期待。

きつねのはなし

怪談なのだが全然こわくない。

きつねのはなし
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新釈 走れメロス 他四篇

感性の違うお笑いを見せられたような感じで、面白さがわからなかった。元作品の面白さを再確認した。

ただし、森鴎外の百物語は未読。文体が難しくて読めない。新釈がどこまで原作に基づいているのかわからないが、他の作品よりは変なくどさがなく、読みやすかった。

新釈 走れメロス 他四篇
	森見 登美彦 祥伝社 2007-03-13 売り上げランキング : 6445 おすすめ平均 世界との折り合いのつけかたについて。 【新釈】走れメロス他四編に就いて まるで「うる星やつら」のような追いかけっこ Amazonで詳しく見る by G-Tools

チェ ２８歳の革命

監督の意図として、ゲバラを安易にヒーローにしないため、ドラマ性を徹底的に排除したため、特に盛り上がりも無く、ひたすら淡々と話が進んでいく。

内面描写がなく、何のために革命をしているのか説明が無いが、ここらへんは、観客が自分で考えろということなのだろう。ある程度、キューバ革命の背景を知らないと全く何がおきているのかわからない。

正直、面白いとは言えないが、「３９歳 別れの手紙」を観れば印象が変わるかも知れない。2時間超と上映時間は長いが、物足りなく思うほど長さは感じなかった。

繋がれた明日

殺人を犯してしまった主人公が果てして更正できるか、という重いテーマの良作。

街中の喧嘩で、弾みで殺してしまうという、誰にとっても絶対にありえないとは言い切れない、被害者と加害者の立場が入れ替わっていてもおかしくない状況だが、紙一重でそれぞれの立場が正反対となってしまう。

殺した方も自分が100%悪いとは納得できず、殺された方の関係者は、被害者の落ち度は無視し加害者を徹底的に恨み続けるという救いようのない状況を、保護司や主人公を雇い入れた社長、昔の仲間との関わりから、主人公がだんだんと変わっていく過程にリアリティがあり、主人公の過去を暴く謎の怪文書等、小説としての完成度も高い。

ホワイトアウト以降、あまり注目されていないが、真保裕一はいい。

繋がれた明日 (新潮文庫)
	真保 裕一 新潮社 2008-07-29 売り上げランキング : 248087 おすすめ平均 ストーリーの前提 社会で生きるとは。 注目すべきは Amazonで詳しく見る by G-Tools

夜は短し歩けよ乙女

巧みな文体と計算された構成で、張りまくられた伏線が、ラストで綺麗に収束し、ハッピーエンドとなるラブストーリー。一見、女性向けのタイトルだが、20～30代の男向け、特に大学院に行った人向けの小説となっている。

夜は短し歩けよ乙女
	森見 登美彦 角川書店 2006-11-29 売り上げランキング : 5127 おすすめ平均 良さが分からず、旅行案内としては面白いかも 夜は短し歩けよ乙女 ハマった！！ Amazonで詳しく見る by G-Tools

ライラの冒険

「黄金の羅針盤」「神秘の探検」「琥珀の望遠鏡」と一気に3部作を読んだ。「黄金の羅針盤」は映画で観たのでストーリーは知っていたが、続編は、教会と反教会の全面戦争を背景とし、ライラともう1人の主人公ウィルが、様々な世界を旅する展開となる。キリスト教を背景とした全体的なテーマがわかりにくいのと、父親のアスリエル卿の行動の真意が最後まで不可解なため、あまりのめりこめなかった。
国産のファンタジーのレベルが高くなっているため、文化的な背景にギャップがある翻訳物は相対的に魅力が下がっている気がする。

黄金の羅針盤〈上〉—ライラの冒険
	Philip Pullman 大久保 寛 新潮社 2003-10 売り上げランキング : 34268 おすすめ平均 ダイモンとかの発想がいい キリスト教から離れましょうといいつつ離れられない微妙な話 世界観を理解すれば面白い Amazonで詳しく見る by G-Tools

日輪(ひ)の神女(かむめ)

卑弥呼亡き後の邪馬台国で、台与が巫女として成長していく物語だが、デビュー作ということもあり、今ひとつ面白くない。リアリティはあるのだが、小説ならではの独自解釈があまり無いため、盛り上がりに欠けている。

日輪(ひ)の神女(かむめ)
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虚空の双龍

大化の改新を社会主義革命ととらえる斬新な時代小説。

貧富の差が激しく、豪族が贅沢に暮らす一方で、庶民が餓死する世の中に怒り、人民平等の国家を作ろうと理想に燃える中大兄皇子、反革命勢力を血も涙も無く残虐に粛清する中臣鎌足、革命の理想を信じつつ粛清に疑問を持つ大海人皇子等、歴史の教科書に出てくる人物総登場する。

白村江の戦いの解釈の仕方が斬新で、いくら何でもありえないと思うが、小説としては面白い。

虚空の双龍 上
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伊勢丹福袋2009

激混みなため、選んでいる暇が無く、とりあえず買えるものをかった。
INTERMEZZOというブランドで、内容は、ちょっと年配向きだ。

一万円の福袋に、ジャケット、シャツ、トレーナーの3点、定価72450円分が入っていたが、元の値段が高すぎなのではないだろうか。