X-MEN:アポカリプス

2016-08-25 15:30:14 | Movie
新三部作完結編。
劇中のスターウォーズのシーンが自虐的。
新三部作では、やはり「ファーストジェネレーション」が一番面白いと思うが、本作のラストバトルは、お約束の展開ながら、熱い演出と俳優陣の熱演で、シリーズ屈指のバトルシーンだった。
中盤のクイックシルバーの活躍は、制作陣の明らかなシルバー押しが感じられる。また、マグニートーの行動がぐだくだしていて全体的に存在感がなかったが、最後の最後で、おいしいところを持っていったり、前3部作でほとんど活躍しなかったサイクロップスの見せ場があったりと、各ミュータントそれぞれに活躍の場があるのが良かった。
敵側の4人の従者が、マグニートー以外が弱すぎるのはいまいちだった。エンジェルの代わりに、ウルヴァリンを敵側につけた方がよかったのでは。
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〈シグマフォース〉機密ファイル

2016-08-17 11:42:54 | Book
ジェームズ・ロリンズのシグマフォースシリーズの外伝3本が収録された、シグマフォースの設定資料集。
正直、外伝が面白くない。シグマフォースシリーズは、歴史と最新科学を、(無理やり)組み合わせるところが面白いのに、単なるキャラクター紹介になってしまっているところが残念。
また、本編のあらすじが記載されているが、同じような話のせいで記憶がごっちゃになっており、ほとんど覚えていない事がわかった。全エピソードを見渡すと、古代は強力な細菌兵器が多かったようで、よく人類が滅亡しなかったものだ。10回ぐらい滅びてないとおかしいだろう。

シグマフォース シリーズⓍ Σ FILES〈シグマフォース〉機密ファイル (竹書房文庫)
シグマフォース シリーズⓍ Σ FILES〈シグマフォース〉機密ファイル (竹書房文庫)ジェームズ・ロリンズ 桑田 健

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ロスト・バケーション

2016-08-15 10:08:06 | Movie
一人で海に行ってはいけない。
サーフィン中、サメに襲われ、海岸のすぐそばにある岩に取り残された主人公。足を怪我しているため、海に入ると血の匂いでサメが襲ってくる。
満潮になると岩が海中に沈むため、満潮前にどうにかして脱出しなければならない。
コントでありそうな設定だが、リアルなつくりで全編緊迫感があり、ホラーサスペンスとして、なかなか面白かった。
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仮想通貨革命---ビットコインは始まりにすぎない

2016-08-14 14:27:45 | Book
ビットコインについていろいろな解説書を読んでもピンとこないが、本書を読んでも、結局良くわからなかった。
自分なりにビットコインについて整理すると下記のようになる。

(1) P2Pを利用して、集中管理が存在しないにもかかわらず、偽造不可のトランザクションデータ(任意の取引記録)を管理することができる。(ブロックチェーン)
(2) (1)の応用例として仮想通貨がある。(マイニング、ビットコイン)
(3) ビットコインと法定通貨を交換することで、通貨の送金コストを劇的に下げることができる。

(1)、(2)は技術の話であり、(3)の応用を経て仮想通貨としての実体を持つことになる。なお、ビットコインそのものの信用度が上がれば、法定通貨との交換は必ずしも必要ない。

現実の社会へのインパクトとしては、第一には、送金コストの削減で、現在数10%かかる海外送金の手数料が劇的に下がる事により、小規模取引でも利益が出るようになり、今までコストが見合わなかった産業が生み出される。

更に、中央銀行が存在しない通貨システムを実現すると、通貨価値が市場取引によってのみ決定されるため、恣意的に中央銀行(政府)が貨幣の流通量をコントロールすることが出来なくなり、放漫財政を防止することが出来る。

ブロックチェーンの手法の応用例としては、仮想通貨に限らず、ドキュメントの一意性の保証や、管理者のいない意思決定の仕組みを実現することで、経営者のいない会社経営等が考えられる。

仮想通貨革命---ビットコインは始まりにすぎない
仮想通貨革命---ビットコインは始まりにすぎない野口 悠紀雄

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チームのことだけ、考えた。―――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか

2016-08-07 14:34:57 | Book
ベンチャー企業の社長の書いた本というと、自慢話になることが多いが、サイボウズの人事制度がどのように変遷したかを、できるだけ正直に書かれているところが好印象である。

上場後に壁にあたり、社員の離職率が高くなるというのは、ベンチャー企業によくある事だが、利益の追求を辞める(つぶれなければ良い)という方針に切り替えるというのは大英断である。

結局のところ、利益を出して内部留保をため込んでも無意味なのだから、社員と株主が納得しているのであれば、利益を無理に追求する必要性はない。利益を追求せざるを得ないのは株主からの圧力があるせいなのだから、経営者と社員の持ち株会で株主構成の多くを占めてしまえば問題ない。

日本の企業構成を考えると、上場企業よりも非上場の企業の方が多く、経営者が大株主であるケースは多々あるのだから、サイボウズのような企業がもっと多くても不思議ではないのだが、なぜ、他の企業ではサイボウズのような柔軟な働き方が出来ないのか、考えてみれば不思議である。

チームのことだけ、考えた。―――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか
チームのことだけ、考えた。―――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか青野 慶久 疋田千里

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額田女王

2016-08-07 11:12:15 | Book
数編残された歌から、大化の改新から壬申の乱までを、額田王を主役にした小説を作り上げる、作者の想像力が凄い。
改めて、天智天皇(中大兄皇子)は激動の時代であったと驚く。大化の改新から、権力基盤を強固にするために行った遷都や有力皇族や豪族の排除、朝鮮半島の権力バランスの変更に伴う白村江の戦いと、敗戦からの立て直し、死後に起きた壬申の乱と、時代が変わる時には本当にいろいろな事が一気に生じるのだと改めて実感する。

額田女王 (新潮文庫)
額田女王 (新潮文庫)井上 靖

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独裁者と小さな孫

2016-08-03 09:10:49 | Movie
とある独裁国で、クーデターが起き、元大統領の独裁者と孫がにげまわるロードムービー。
正体がばれないように旅をする途中で、無法状態で好き勝手する軍人や、独裁者に拷問された政治犯や、家族を殺された国民等と出会う。
独裁時代の描写がなく突然クーデターが発生するため、虐げられていた国民の痛みが伝わってこないのだが、これは、元大統領から見て、何故国民は怒っているのかわからない、という視点を意図的に再現しているのかもしれない。
ミニシアター系の作品だが、それほどわかりにくくなかった。
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ファインディング・ドリー

2016-08-02 01:34:13 | Movie
ファインディング・ニモの続編だが、無理やり感がなく、独立した作品としても完成度高い。
健忘症のドリーは、正直、うざいと思ってしまうことがあるが、健忘症により様々な障害に合ってきたドリーの人生を丁寧に描くことで、ドリーという存在の魅力が伝わってくるストーリーテリングが素晴らしかった。
ピクサー、ディズニー、ドリームワークスと、ハリウッドのアニメーションは、一歩間違えれば説教臭くなるところを、絶妙なバランスで社会へのメッセージが含まれている点が、本当に素晴らしい。ここら辺は、日本とは違う宗教感があるせいなのだろうか。
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シン・ゴジラ

2016-08-02 01:15:48 | Movie
エヴァ・ゴジラだった。
個人的に庵野の感性と合わない。エヴァも映像美は素晴らしいと思うが、リアリティ追及してます凄いでしょう的な設定や、思わせぶりで自己陶酔型のストーリーは、どこが面白いのかわからない。
本作も、ゴジラVS自衛隊、ゴジラVS米軍機の戦闘シーンや、ラストバトルの映像は素晴らしかったが、リアリティ追及してます的なゴジラが現れた時に、会議をしまくる日本政府の描写や、みんなの力を合わせて次の世代のために戦おう的な自己頭数型のメッセージ語りは、観ていてイライラが募った。
ゴジラに襲われた東京が焼け野原になるシーンで、リアリティを追求してます的な描写にも関わらずリアリティがないのは、死体やけが人の描写がないせいだろう。一応、市民を避難させたことになっているが、常識的に考えれば、怪獣が突然襲って来れば逃げ遅れる人は多数いるだろうから、死体の山が出来ても不思議ではない。東日本大震災の時も、建物の被害は映しても死体は映さない等、おかしな規制をしていたが、こういうことをすることで、かえって実際の被害の凄惨さが伝わりにくくなっているのではないか。
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