ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

記憶操作をネタにした日韓合作アクション。
西島秀俊扮するイラストレーター（タイトルで科学者とネタバレ…）の妻が殺され茫然自失の中、警官が現れる。警官に対応しているうちに死体が無くなり、事情聴取のため連行されるが、移送中に逃亡し、逃亡途中で知り合った韓国人女性記者と、妻の死の真相と自分が何者なのかの謎を探るため行動を共にする。
西島秀俊の熱演が、他の俳優に比べて際立っており、その分、他の役者のテンションの低さが気になる。女性記者と逃亡中に敵に度々襲われて別行動になるが、なぜか合流できたり、記憶操作がトンデモ科学でリアリティが無かったりとマイナス要素が多く、せっかくの熱演が活かされていないことがもったいない。

鉄くず拾いの物語

ボスニア・ヘルツェゴヴィナで鉄くず拾いをして整形を立てているロマのナジフ。ある日、妻が病気になり病院に行くが保険証がないため、高額の医療費を請求され手術が受けられない。医療費を分割支払いで払うと訴えるが受け入れられず、妻の病状が悪化していく。
当事者にとっては切実な問題なのだろうが、映画としてボスニア・ヘルツェゴヴィナ以外の国々に上映する意図はなんなんだろうか。また、起伏がなくたんたんと映像が流れるだけで、映画としてはかなり退屈だった。

機動戦士ガンダムUC episode 7 「虹の彼方に」

とうとう終わってしまった。宇宙世紀のガンダムを最新のアニメーション技術で映像化したことが素晴らしかった。
しかし「逆襲のシャア」からの問題でもあるが、サイコフレームが出てくると、何でもありのオカルトとなってしまい、それまでのリアルな戦争観がすべて吹っ飛んでしまう。
本作も、ネオジングとの最終決戦はどうにかならなかったものか。

エンダーズ・シャドウ

エンダーのゲームの脇役だったビーンを主役にしたサイドストーリー。
本編では、ちょっと賢い少年だったビーンが、実はエンターを超える超天才であるという、すごい設定で、本編と矛盾なく新しい作品としてリメークするという神業的職人芸で、本編続編のゼノサイド以降の駄作が嘘のように面白い。

エンダーズ・シャドウ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

エンダーの子どもたち

ゼノサイドの続編。
相変わらず、無駄に長い禅問答のような会話が延々とかわされ、最後は超自然的なご都合主義で完結と、エンダーサーガの完結編としては、かなり残念な結果となった。

webmatrix の共通関数でハマった

webmatrix3 + Razor(c#)で、共通関数の作成ではまったためメモ。

(1)新規で「ASP.NET→ テンプレート → 空のサイト」でサイトを作ると、「App_Code」ディレクトリーが作られないため、フォルダーの新規作成で「App_Code」フォルダーを作成する。
(2)「App_Code」の下に共通関数を記述する、cshtmlファイルを作成する。
例)
-MyFunc.cshtm
@functions {
public int GetSample(int x)
{
return x * 2;
}
}

(3) 共通関数を呼び出す、cshtmlで次の記述をする。
@{
// 共通関数処理用
var myFunc = new MyFunc();
　　var val = myFunc.GetSample(123);
Response.Write(val.ToString());
}

ネット上の情報では、共通関数の呼び出し時に、[cshtmlファイル名].[関数名]、つまり、
@{
　　var val = MyFunc.GetSample(123);
}
の記載が多くあるが、手元の環境では、一度、new [cshtmlファイル名]で、関数呼び出し用のオブジェクトを作らないと動かなかった。

あなたを抱きしめる日まで

正直、映画としてはそれほど面白いとは思わなかったが、もととなった実話が、イギリスの修道院で生まれた子どもたちを、アメリカの金持ちに養子縁組させて利益をとっていたという事実に、ヨーロッパの先進国でさえ、こんなことがあるのかと驚いた。

地獄でなぜ悪い

ヤクザの親分が、出所する妻のために、娘を主役に映画をとろうとする。
そこに映画作りを夢見る若者たちが絡み、敵対組織への討ち入りを撮影し、一世一代の映画を作り始める。
ところどころ面白い部分があるB級作品。

オリンピックの身代金

昨年放送されたテレビドラマが面白かったので原作を読んだところ、ドラマ化の出来を再確認した。
東京オリンピック開催時の昭和の雰囲気を、オリンピックに高揚する社会と、それに対する社会の底辺の対比で描き、非常に読み応えがあった。
ラストがもう少し救いがあると良かった。


オリンピックの身代金

ゼノサイド

エンダーのゲーム、死者の代弁者に続く三作目。
作者に何かあったのかと思うほど、死者の代弁者の神がかった完成度から完全にパワーダウンしており、壮大に広げた風呂敷が、本作では完結せず、更に続編に続くことになる。


ゼノサイド〈上〉 (ハヤカワ文庫)