ファインド・アウト

マンマ・ミーア！ 、レ・ミゼラブルのアマンダ・セイフライド主演のサスペンスだが、午後のロードショーで放映されるタイプの作品。
一年前に誘拐され自力で脱出したが、一連の事件の物証が無く妄想だと思われている女性が、妹の失踪を警察に訴えるが相手にされず、自力で妹を助けるために犯人を探す。
主人公視点が強いため、妄想か現実かの揺れがあまりなく、RPGのように行く先々で犯人の手がかりが見つかるため、サスペンスとしてのドキドキ感があまりない。

ユダの覚醒

シグマフォースシリーズ第３弾。
歴史の謎＋先端科学の歴史SFエンタメだが、事実とフィクションのバランスが前作よりも良くなっている。
マルコポーロの旅の謎と、天使の文字、シアノバクテリア、失われた都市等を、特にリアリティがあるわけではないが、エンタメとしてうまく一本のストーリーにしている。
もう一皮むければ、ダン・ブラウン並にヒットしそうだ。

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コロワイド 株主総会

お土産目当てに行ってきた。
コロワイドは初めての総会出席だが、ワタミやワイズテーブルと比べると、株主の質問に社長がまともに答えず、社長とは名ばかりで会長が院政をしいているように感じた。
戦略としてM&Aによる拡大をしなければ生き残れないという方針のため、株価を上げるために年間４万円の優待という大盤振る舞いをしているようだ。
牛角や土間土間等のレインズの店舗では当分使えないとのことで、経営陣としては本音では優待をやめたいのではないかと想像するが、株価下落につながるためやめるにやめられず、優待が使えない店舗を徐々に増やしていくつもりなのかもしれない。
総会のお土産はクッキーだったようだが、、用意していた分が足りなくなり、もらえなかった。後日、郵送するとのことだが、クッキーの代わりに優待券をその場で配って終わりにしたほうが、無駄なコストがかからないと思うのだが。

エンド・オブ・ホワイトハウス

北朝鮮テロリストがホワイトハウスを占領し大統領を人質にとり、たまたま居合わせた元SPが一人で立ち向かうという、リアリティのない話をリアルっぽい演出としたため面白くない。
セガールのようにエンタメに割り切ったほうが潔い。エメリッヒのホワイトハウス・ダウンはどうなるだろうか。

宇宙戦艦ヤマト2199 第六章

最大の見せ場である、ドメル将軍との七色星団の戦闘は迫力があって良かったが、ドラマパートの萌系のリメイクは微妙だった。
8月で最後の第七章だがどう終わるのか。

夏の涯ての島

叙情的なSF短篇集だが良さがわからなかった。
特にガジェット的な新しさもなく、起伏のないストーリー展開には意外性もなく、退屈だった。

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言の葉の庭

最近になって新海誠作品を見始めたにわかファンだが、一作毎にどんどんと完成度が上がっていき、本作は尋常じゃない完成度の作品となっている。
圧倒的な映像の美しさで様々な種類の雨を表現と、感情を抑えた主役二人がラストで心情を爆発させるカタストロフィの気持ちよさは、心底感動した。

グランド・マスター

監督に対するものすごい期待はずれと、役者陣の素晴らしさが混在する不幸な作品。
ウォン・カーウァイ＋トニー・レオンのイップマンだが、ドニー・イェン版の方が断然面白い。そもそも、アクションシーンのスローモーション表現が多すぎるため、アクションシーンが長い割には、2回しか武闘家同士の対決が無く、思わせぶりに登場したカミソリ（チャン・チェン演じる八極拳の遣い手）も、本来あるはずだったイップマンとの対決がバッサリとカットされたらしく、何しに出てきたのかわからない。八極拳の全国大会で優勝するまで特訓したチャン・チェンの努力は何だったのか。トニー・レオンやチャン・ツィイーのアクションもすごく、完全に役者の努力を殺しており非常にもったいない。
上映時間が倍の4時間になる完全版の企画もあるそうだが、今後どうなるのだろうか。

オブリビオン

どこかで見た頃のある話をところどころつなげたようなストーリーだったが、人類がいなくなった近未来世界のビジュアルが良かった。
尺が長く、もう少しコンパクトにまとまっていたほうが、テンポが良かったのだが。
トム・クルーズが50歳には全く見えないのが不思議だ。