ワイズテーブルコーポレーション株主総会

ワイズテーブルコーポレーション株主総会に出席した。
総会に続いて行われた事業報告会では、堺正章や山本益博が登場したが、一人ひとりが挨拶だけ述べて終わりとなり、そうそうたるメンバーが登壇した割にもったいなかった。パネルディスカッション的に、いろいろな話をしてもらえると楽しかったのだが。

事業報告会後には、併設のパーティー会場で、ワインや、ポール・バセットブランドのコーヒーの試飲、かつサンドとカプレーゼ、チョコレートケーキのミニプレートがふるまわれた。





お土産はポール・バセットブランドのコーヒー。



ワイズテーブルの店には未だ行ったことがないが、食材やメニュー開発、店作りにこだわりがあることがわかったので、一度行ってみたい。

奇術師カーターの華麗なるフィナーレ

実在の奇術師チャールズ・カーターと、任期中に亡くなったハーディング大統領の死の謎とを虚実からめた歴史秘話ものだが、両者とも全然知らない人物のため、驚きが全くない。
ただし、20世紀初頭を舞台にした、奇術師たちの限界まで鍛えた肉体と、創意工夫をくらしたイリュージョンの輝かしさや、人生を失ったカーターが再起する過程等、大河ドラマ的な読み応えがあった。

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藁の楯

前半は面白かったが、中盤以降、あまりに不自然な展開でさめてしまった。
藤原竜也の壊れっぷりは良かったが、ウケ狙いの演出が多々あり、シリアスなドラマにしたいのか、エンタメに徹したいのか、立ち位置が中途半端。

悪の教典

先に映画を観た後に原作を読んだが、伊藤英明がいたからこそ、映画企画が成功したのだと思うほど、伊藤英明の蓮見役はまさにうってつけ。改めて、映画版の良さがわかった。
原作も映画も、真面目に受け止めずに馬鹿馬鹿しさを楽しめる人向けなので、万人受けはしないだろう。

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エステルハージ博士の事件簿

19世紀末のバルカン半島の架空の国を舞台に、複数の博士号を持ち帝国随一の資産を持つエステルハージ博士が、不思議な事件と関わりあうという、一見面白そうな話だが、全然面白くない。
一つ一つのエピソードに魅力がなく、そもそも事件を解決するわけでもなく、複数の博士号を持つという博識も活用されず、どこが面白いのかわからなかった。

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偽りなき者

子供の何気ない嘘から、親友の子供に性的暴行をしたと疑われ、仕事を失い、近所での買い物も拒否され、親しかった友人からも手のひらを返したような態度をとられる。
「それでもボクはやってない」では痴漢の冤罪だったが、本作では、犯罪の中でも最も嫌悪される部類の疑いをかけられているため、まさに人生が破綻してしまう。また、一度疑われてしまうと、仮に無罪を勝ち取っても、一度生じたわだかまりが消えるわけではなく非常に恐ろしい。
子供も悪気があって嘘をついたわけではないから、まさに悲劇としか言いようがない。

リンカーン

正直、映画としてはあまり面白くなく退屈だったが、歴史及び政治の勉強という点ではとてもためになった。
奴隷解放を行ったのが共和党で民主党が反対するという、現代のアメリカ政治とは真逆の立場となっており、特に共和党の急進派が最も人種の平等を目指していたということに驚いた。一人ひとりの尊厳と自由を尊守するというのが本来の保守主義なのだろう。
また、合衆国憲法を変えるには、議会の2/3以上が賛成し更に州の3/4が賛成する必要があるという、日本以上に高いハードルをもっており、リンカーンを始めとするホワイトハウスの面々が、寝技を駆使したり真正面から反対派を説得しながら民主党を切り崩し、投票の際も一人ひとりが指名されて自分の意見を述べつつ投票するという、まさに民主主義の教科書を読んでいるようであった。
憲法について考えるのに、日曜の討論番組なんかより、よほどためになった。自分の意見を通すのに反対派を説得することもせず、ルールを変えて通そうというのは全く話にならない。リンカーンの爪の垢を煎じて飲め。

ハッシュパピー バスタブ島の少女

巷での評判は良いが、始まった瞬間に自分には合わないことがすぐにわかった。
地球温暖化で水没間近のバスタブ島で暮らす少女ハッシュパピーが、貧しくともたくましく生きるというストーリーだが、特に話が盛り上がることもなく、全く感情移入できなかった。

ジェノサイド

このミス1位は伊達じゃない。日本人が書いたとは思えないスケールの大きなアクション大作。
日本人の学生や少人数の傭兵部隊が、超大国アメリカを敵に回して活躍するというプロットにするとどうしても話に無理が出てくるが、うまくSF要素を取り入れることでバランスをとっている。

高野和明、建倉圭介等は、翻訳すれば世界でも通用するレベルだと思う。

ジェノサイド
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