アミューズ株主総会

2012-06-24 20:24:42 | Stock
総会では、
・所属アーティストは暴力団と関係ないのか
・所属アーティストの家族が生活保護の不正受給してないか
・ファンクラブに入っているがチケットが入手できない
・年金をAIGで運用していないか
・株価対策のため賃借銘柄にしたらどうか
等々の質問がでていたが当たり障りのない回答しか出なかった。チケットやアーティストの私生活に関する質問は毎年出てくる。

今年の総会後のイベントは、福田彩乃と白A。白Aのプロジェクターアートはあまりにもサイケデリックな映像と音楽で、自分の感性とは全く合わず観ていて不快になったが、福田彩乃のモノマネは面白かった。
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マルドゥック・ヴェロシティ

2012-06-24 19:52:14 | Book
マルドゥック・スクランブルの前日譚だが、サイバーパンク・SFアクションとしての完成度は、こちらの方が数段上。全3巻の大作だが、無駄な描写をそぎ落とした濃密な展開で、後半2巻は2日で読みきってしまった。
連作としてみると、本作のボイルドのキャラが、最後にああいう展開になったとしても、スクランブル登場時のキャラと同一人物としては違和感がある。時間軸を逆にしているため、新スターウォーズでの旧作につながるダースベーダー誕生のような、無理矢理感があるのは仕方ないだろう。
独立作としてみると、特殊能力を持った味方部隊と異様な敵集団とのキャラごとの特徴を活かした集団バトルや、真の裏幕の正体や仕組まれた事件の背景、身内に潜む不審な影の正体や、ラストに向かってどんどん追い詰められていく緊迫感と、物語の要素を詰め込めるだけ詰め込んだ力作となっている。
前作が個人の戦いを描いた仮面ライダー、本作が過酷な運命を背負った集団の戦いを描いたサイボーグ009といった感じだが、続編はどうなるのだろうか。

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マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉

2012-06-16 12:53:32 | Book
戦う少女の和製サイバーパンク。
仕組まれた事故 → 生き残るための改造手術 → 身につけた能力を駆使した序盤戦闘 → 強敵と戦い敗北 → どん底からの再生とパワーアップ → 一度負けた強敵との再戦、とよくあるパターンだが、全体的に話が冗長で長く、特にカジノのシーンが長すぎ。カジノの勝負を通じて主人公の内面の成長を促すが、ひたすらウンチクが多い。再生後のパワーアップもパワーアップ感がない。
また、ライバルキャラであるボイドの能力がチート設定で強すぎるため、ラストバトルが力押しになっており、物語序盤の、解体屋グループとの戦闘の方が戦闘にメリハリがあり、ラストバトルよりも面白い。
もうちょっと全体的に話を短くし、パワーアップ後にボイドを倒し、真のラスボスが現れラストバトル中に味方になったボイドが死亡し、ボイドのスキルを一時的に継承して勝利、というベタベタな展開の方が面白かったかも。

マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉
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星の旅人たち

2012-06-10 23:45:04 | Movie
旅行先で息子が事故にあい亡くなってしまう。遺留品を受け取りにいった父親が、息子の遺留品から、息子がサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の旅をしようとしていたことがわかり、息子の遺灰とともに、息子の代わりに聖地まで800kmの巡礼の旅をする。また、同じく巡礼の旅をする人と知り合いになり、反発しながらもだんだんと打ち解けていく。
旅する途中で訪れる街や村での小さなエピソードを交えながら、美しいスペインの自然を背景に、淡々と歩んでいくロードムービーだが、キリスト教徒でなくとも、最後の大聖堂での厳かながら雄大な香炉振りの儀式は、一見の価値があった。
ものすごく面白いわけではないが、スペイン北部を旅してみたい人には価値あり。
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幸せへのキセキ

2012-06-09 19:10:32 | Movie
原題はストレートに、We Bought a Zoo。妻を亡くした男が、反抗期の息子と押さない娘を連れて、豊かな自然に恵まれた新居に引っ越すが、そこには、資金難で潰れた動物園が付いており、私財をなげうって、動物園の再開を目指すことになる。
突飛なストーリーだが、実話を元にしているためか、嘘っぽさのない至って真面目な作りとなっている。反抗的な息子との和解シーンや、ラストシーン等、泣かせる演出があり、涙腺が弱いと厳しい。
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コラプティオ

2012-06-02 22:46:21 | Book
正直、真山仁は、どんどんつまらなくなっていく。
石原慎太郎+橋下徹的なカリスマ首相が、発展途上国の利権や政変と原発を絡めて、だんだん独裁的になっていく話だが、全体的に話が軽く、唯一首席秘書官の田坂と闘犬と異名を取る敏腕記者、東條のキャラが目立っている。小説中で触れられる、この二人を主人公にした、過去の汚職事件をスピンアウトさせて一本の小説にした方が面白いのではないか。独裁をテーマにするなら、首相一人を悪者にするのではなく、周りの人間が少しずつ良心を失っていき、にっちにさっちも行かなくなるような怖さを描かないと、リアリティがない。

コラプティオ
コラプティオ真山 仁

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