ドストエフスキーデビュー作。
中年の貧乏役人「マカール」と、薄幸の乙女「ワーレンカ」の半年間の文通を綴る。
とにかくマカールが鬱陶しい。貧乏なくせに借金したり身の回りの物を質に入れたりしてワーレンカに次々とプレゼントし、自分がいかに身を削って貢いでいるかを恩着せがましく延々と語る。ワーレンカも、そんな気遣いはしなでくれといいながら、くれるものはもらい続ける。
翻訳が読みやすい現代文で、原文が1846年に書かれたとは思えないほど、今読んでも違和感がなかった。
中年の貧乏役人「マカール」と、薄幸の乙女「ワーレンカ」の半年間の文通を綴る。
とにかくマカールが鬱陶しい。貧乏なくせに借金したり身の回りの物を質に入れたりしてワーレンカに次々とプレゼントし、自分がいかに身を削って貢いでいるかを恩着せがましく延々と語る。ワーレンカも、そんな気遣いはしなでくれといいながら、くれるものはもらい続ける。
翻訳が読みやすい現代文で、原文が1846年に書かれたとは思えないほど、今読んでも違和感がなかった。
貧しき人々 (光文社古典新訳文庫) | |
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