チャイルド44の元になった連続殺人事件を追ったノンフィクション。
小説の殺人事件部分はほとんどパクリといってもよいほど、g事実にインスパイアされていたことがわかる。
ソ連の官僚主義や秘密主義、犯人をでっちあげる自白の強制など、捜査側の不手際もあって、50人を超える連続殺人が行われてしまったのだろう。
犯人のでっち上げは日本でも他人ごとではない。犯人にでっちあげられた冤罪被害者だけでなく、真犯人を捕らえないことによる更なる被害の拡大と、絶対に許されないことだということを、捜査関係者は肝に銘じるべきだし、厳罰に処さなければいけない。