ふらっと入った書店の文庫本のコーナーで、思いがけずユニークな表紙の文庫本を見つけた。角川文庫なのであるが、カバーがどうみても、有名な「かまわぬ」の柄である。どうやら「かまわぬ」とのコラボらしい。
「かまわぬ」といえば、手ぬぐいの老舗で、ディスプレイを見ているだけで楽しい。最近では東京駅や丸ビルなどでも買えるが、あいにく北陸はもちろん関西にもなく、ネット販売もしていない。昔、代官山の本店(かな?)まで行ったこともある。ときどきおもわぬところで見かけるときもあり、金沢の「コニーズアイ」という雑貨屋さんでうちわを買ったことがある。
文庫のカバーは残念ながら布ではないが、なんとなく手ぬぐいをイメージするような手触りにはなっている。内容は6種類あって、夏目漱石「こころ」、川端康成「伊豆の踊り子」、遠藤周作「海と毒薬」など古典のラインアップで、それぞれ内容をイメージした(かどうかはわからないが)異なる柄になっている。
著作権が切れているからか300円台と安く、しかも、ハッケンくんのストラップのおまけも付くという。これは買うしかないだろう。迷ったが、カバーと内容を総合的に検討して、読んだようでたぶん読んでいない「二十四の瞳」にした。少なくともうちの在庫にはないはずだ。
しかし、そういう買い方なのであるから、予想どおりまだ積んであるだけで読んでいない。まあ、かまわないだろう。残念なのは、これはいわゆるブックカバーではなく、文庫の表紙カバーなので、もちろん書名などが印刷されており、他の本のブックカバーとしては使えないことだ。かまわぬのブックカバーがほしいな。
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