富山からライトレールで岩瀬浜に着いた後は、富山新港を経て高岡に向かうことにする。いろんな乗り物に乗れる魅力的なコースである。休日だと岩瀬浜から連絡バスが走るのだが、平日は蓮町という駅からバスを乗り継いで新港東口に向かう。乗継ぎのバス停が少し離れているが、バスの運転手が親切に降りて道を教えてくれた。
驚くことに、新港東口からは富山新港の東と西を結ぶ県営の渡し船がある。所要時間5分だがなんと無料で、人も自転車も乗れる。昼間でも30分に1便ぐらいはあり、結構人も自転車も乗っている。
橋の工事がかなり進んでおり、開通すればこの航路も廃止されるのだろう。南側は工場群でもしかしたら夜景がきれいかもしれない。渡ったところが越ノ潟という駅で、そこからは万葉線で高岡に行ける。これも15分間隔である。このルートは専用のチラシを作って観光客(鉄ちゃんか?)にPRしている。
ところで、富山の公共交通はこのように充実しているが、その成功要因は、運転間隔が15分以内であること、車両が乗りやすく美しいこと、電子マネーが使えること、駅からの連絡バスがあること、高齢者用の割引制度があること、パークアンドライドに配慮されていることなどである。
福井でもいくつか導入はされているが、ほかの項目についても導入を検討していただければと思う。