金沢の近江町市場に行ってきた。地元の人たちと観光客でいつもにぎわっていて、うらやましい。新しく「近江町いちば館」ができ、食事ができる店が以前より大幅に増えた。いちば館の2階には海鮮丼の店や寿司屋が並んでいる。
海鮮丼を食べてきたが、値段もそれなりにするものの、とてもグレードが高く、暑い季節にもかかわらず、先日築地で食べたものよりもおいしかった。もちろん市場には真夏でも新鮮な魚介類などが並んでおり、これがまた近所のスーパーで買うより安くてはるかにおいしいのだ。
なぜこれが福井でできないのだろうか。安くておいしいものが食べられないのと、観光客を呼べないのとの二重の意味で残念である。確かに金沢より人口は少ないし、観光客も少ないが、水産資源は同じ(むしろ福井が勝っている。)である。近江町市場ほどの規模でなくてもいい。駅前などの便利な場所に、魚屋と海鮮丼の店などがいくつか集まっていればいいのだ。敦賀の日本海さかな街もいいが、あれはどうみても観光施設である。
金沢の武蔵よりも福井駅近くの方が観光バスも乗り入れやすいと思う。アオッサの3階などガラガラだし、新しい再開発ビルでもいい。関係者のみなさま、なんとか実現してください。でも福井のことなので、たぶんまたどこかの商店が客をとられると言って反対するのだろうな。