総理大臣が「靖国神社に参拝しない」という話を
聞くたびに思い起こすのはパラオ共和国の
政府顧問だった、故イナボ・イナボ閣下の言葉だ。
16世紀にスペインの支配化にあったパラオは
1899年にドイツに「売却」された。
第一次世界大戦でドイツが敗北すると
パラオは日本領となったのだ。
イナボ・イナボさんが生まれたのは1925年。
日本の統治時代になる。
日本はパラオを統治するにあたり、
インドネシアの教育をインドネシア語で行ったように
パラオでの教育はパラオ語で行うように指導した。
日本語での教育を希望する者には日本語教育も
行うことにすると、
現地の風習文化を大切にしようとする日本に
感激したパラオの人たちは、
日本語を修得して日本人と仲良くしたいという熱意で
希望者が殺到したという。
大東亜戦争が勃発すると、
イナボさんは志願してパラオ挺身隊の一員となり、
ニューギニア戦線で戦った。まだ19歳の頃である。
しかも、イナボさんはあのペリリュー島奪還作戦で
1個分隊7人の日本人の部下を率いた分隊長で
戦車攻撃の斬り込み隊として戦っている。
(注/パラオ人が日本人を率いた分隊長という事に
違和感を覚える人がおられるかもしれないが、
日本の軍隊では、台湾人であろうと朝鮮人であろうと
志願して日本帝国軍人となった者は差別することはなく、
朝鮮人の洪思翊のように陸軍中将になった者もいる)
アメリカの記録によると
ペリリューは4日で占領する予定だった。
しかし、玉砕覚悟の日本兵の奮闘により
長期間の戦いを余儀なくされた。
昭和天皇の「ペリリューはまだ頑張っているのか」の
お言葉は有名である。
斬り込み隊というのは、
相手戦車を攻撃しようにも、弾薬はあるが
大砲も武器も残っていない状況になり、
その弾薬を肩にかけて戦車の下に飛び込む。
そして人間もろとも爆発するとキャタピラが壊れ
戦車を止めてしまえるので、先頭に来る戦車に
飛び込んで行くのだ。
インドネシア独立戦争を描いた映画「ムルデカ」にも
そのシーンがあるのでご存知の方もおられるだろう。
空からの神風特攻隊や海からの回天特攻隊と並ぶ
陸軍式特攻作戦である。
幸い、イナボさんの隊では作戦が実行されず、
イナボさんは生き残ったのである。
イナボさんは言われた。
「私たちは、大東亜の平和のために、
アジアの平和のために、
それを守るために戦った。
侵略なんていうことはない。」
「戦争末期、米軍の空襲で私の戦友たち、
日本の兵隊さんが次々とやられました。
それは本当に悲惨で、あの悲惨は
経験した人でないと分かりませんよ。
どの兵隊さんも死ぬときに
イナボさん、日本が勝つにしても負けるにしても、
いずれ戦争は終わる。
終わった時に日本へ来るようなことがあったら、
靖国神社にいますからお参りに来てください
って言ってました。
何万人っていう人が死んでいるんですよ。
その目的はたった一つ。
日本の国のために、日本の社会のために、
日本の国をよくするために、死んでいるのでしょう。
その人たちを祀っている靖国神社に参拝するのを
反対するというのはどういうことですか。
日本が負けたから、
そういうことを言う人もいるのでしょうね。
勝っていたら、そんなことは言わないんでしょう。
それは卑怯ですよ。
勝った側に味方して自分の国の戦死者を
悪く言うなんて、それは卑怯です。
戦争というのは誰もやりたくないです。
しかし、現在でも戦争は絶えない。
どこの国にも戦争はあります。
その戦争で自分の国の人が苦労した。命をかけた。
その人たちを尊敬しないことは、私は賛成しない!」
「私は、日本へ来るたびに靖国神社にお参りに行きます。
靖国神社に来てください
って日本の兵隊さんたちは言ってたからね。
人間の魂があるのかないのかわからないけれど、
彼らは死ぬ前にそう言ってたからね。
私が日本滞在中に靖国神社に行きたいといったら
日本の友人が、だけど、もう暗いですよと言う。
閉まってるの?と聞いたら、閉まってはいないと言う。
私みたいなのが遠くから来て靖国神社に行きたがるのに
日本人がもう暗いからやめましょうなんて、あきれますよ。
どうかしてますよ。
こうやって日本が栄えているのも、
あの人たちがいたからでしょう。
それが分からない人がいるのは、非常に残念です。
以上がイナボ・イナボさんの生前の言葉です。
パラオ共和国イナボ閣下の演説である。
https://www.nipponkaigi.org/opinion/archives/6839
特亜三国人とは大きく異なる、親日国パラオ!
ペリューリュー島の玉砕は後に米海軍ニミッツ提督さえ日本兵に記念碑を建てる程の激戦だった。
「諸国から訪れる旅人たちよ この島を守るために日本国人がいかに勇敢な愛国心をもって戦い そして玉砕したかを伝えられよ 米太平洋艦隊司令長官 C.W.ニミッツ」
"Tourists from every country who visit this island should be told how courageous and patriotic were the Japanese soldiers who all died defending this island. Pacific Fleet Command Chief(USA) C.W.Nimitz
2015.4.8遂に天皇陛下がパラオペリューリュー島を訪問された。
中川中将以下パラオ守備隊の英霊も癒されたであろう。
天皇陛下が来島され、英霊に祈りを捧げた写真。陛下はこのペリューリュー島へのご訪問を何度も要望され叶った。
パラオの国旗
米国の信託統治からの終了時、国民投票で選ばれた国旗である。
米国は傲慢でワガママな国ではあるが、カイロ宣言の精神を遵守している。領土的野心はこの戦争には無いとのね!
アレレ、露中が嫌われている理由の一つでもある。約束守らない国だからね!
ワガママな米国であるが約束は守る。これが信頼関係では一番大事ではないのかな!