社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

大平元総理の予言

2012-12-31 19:09:15 | 外交と防衛

 巷で大平元総理の予言が話題になっているが、それを取り上げるマスコミは少ない。「中国との国交正常化すれば40年後に日本が苦労する」的な発言を日中友好条約締結時の外務大臣であった大平元総理が口にした言葉だ。当事の総理、田中角栄氏の「その時はその時代の日本人が・・・」的な発想で押し切ったのだろうが、田中角栄氏の娘の暴走に日本は無駄な時間を費やした。その40年間日本は外務省がチャイナ・スクールに主導権を乗っ取られ、マスコミは日中記者交換協定で中国批判を封じられてきた。

 日中記者交換協定を否定するマスコミもあるが、それでは中国の非を報道しないマスコミとは何なのか?外患誘致罪の適用が必要な集団か?中国の諸子百家の孫子も言っているではないか。「兵は国家の大事なり」と、近代兵学の祖クラウゼビッツも「戦争は外交の一手段である」と。ビスマルクは「外交とは右手で握手、左手にダガー(両刃の短剣)」と。戦争も政治の延長線上にあると。単なる殺し合いとしか認識できていない国民が多数決を有する国家が日本である。G8の大学に軍事学なる学問がないのは日本だけだそうだ。

 中国が尖閣にまた領海侵犯してきた。大陸棚領海論を勝手に振り回して、南沙諸島の事例を見てもまだ中国の拡大戦略に疑義を挟むのか?まず防衛費の増額、増額分は弾薬に回すべきだ。これは教育も訓練も必要ない。せめて米軍が参戦に要する1ケ月分の備蓄弾薬は必要である。弾丸の製造は直に問題ないが、対空、対艦ミサイル量産は直に可能なのか?心配である。後スパイ防止法の制定も直に出来ることだ。

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