躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

恩返し?

2010-08-22 19:52:32 | Weblog
朝まだ暗いうちに目が覚めて・・・というか、
トイレに行きたくなって、無理やり起きて行き、用をすませても、
眠たいのになかなか寝付かれなく・・・つまり年寄りなんですかね。(しょぼん)
明るくなってきたので、ええい!ままよと、起き上がり、
顔も洗わず、鎌を手に畑に行った。(笑)

朝露に濡れながら畑の草刈。
草と共存なんていうけど、
実際はそう簡単ではない。
ほんと、今年は困った事態なのだ。
春の雨続きが影響したのか、
ヤブカラシという蔓草が畑に初登場した。

ヤブカラシ〈多分「藪枯らし」)は、日陰もなんのそので、
庭のあちこちに出没して、あっという間に椿や槇(まき)などに絡み付いて登って行き、
天辺に茂って、木をすっかり覆い尽くしてしまうのだ。
ヤブカラシとはよく言ったものだと思う。

そんなものが畑にやってきたのだから、
早く根絶するべきだったのに、
油断している間に増えるは増えるは。
取っても取っても地中のランナーで、あちこちに出没する。
作物が育ち、根元が日陰になると、普通の草は勢いをなくして、
あまり生えなくなるのに、
ヤブカラシは平気で茂った作物の間から伸びて顔を出す。
藪を枯らすぐらいだから、野菜なんか屁のカッパだろう。

で、今日もそのにっくきヤブカラシに目を光らせて草刈をしていたら、
でかい芋虫君がいる。
こういうのは、ほんと困る。
芋虫は種類によって食べる草や作物が決まっていて、
ヤブカラシを食べる芋虫もいるのだ。
草を刈ると芋虫の餌がなくなって、飢え死にか。
では、ヤブカラシ退治は芋虫に任せるか。
いや、そんな甘い考えでは根が残って、来年はどうなることか。
ああ~、朝から大問題。(笑)

ゴマの葉にも芋虫のでかいのがいた。
ゴマの実はすでについていて、熟するのを待つのみなのだけど、
葉は食べられて丸坊主になっている。
芋虫は私の中指くらいの太さと長さで、巨大に成長している。
蛹になるまでに、あと何本のゴマを丸坊主にしていくのだろう。

さて、この2匹の芋虫をどうしたものか。
おばさんは優しいから、そのままにする。
と、いうのは半分うそで、つまむ勇気がないから、
見てみぬふりしている意気地なしなおばさんでもある。

そのうち、
日が差してくると暑くて畑にはいられなくなった。
引き上げようとして、
剪定した小枝を積み上げた堆肥置き場のところを通る時、
見つけた!
綺麗な黄緑の繭!
本当に綺麗。
天然のお蚕さんの繭だ。
運んだ時に小枝にくっついていたのを気がつかないで置いていたのか。
それとも?

今日の2匹の芋虫も、
この繭を作ったお蚕さんも、
蛾の幼虫。
蛾の恩返し・・・なんちゃって。

嬉しくて、緑の繭を玄関に飾りました。